新潟県ホーム の中の教育・学習の中の教育下越195号

 教育下越195号

2009年12月14日

学力向上に向けた一層のアクションを

 下越教育事務所では、全国学力・学習状況調査結果の活用の在り方について、「教育下越」190号、192号で紹介し、管内の各学校での取組をお願いしております。
 この号では、管内において数学の正答率が県平均を大きく上回ったA 中学校、B 中学校の昨年度の取組を紹介します。これらの学校では、全国学力・学習状況調査の過去の問題を有効に活用しながら、指導法の改善に取り組んでいます。

1 全国学力・学習状況調査の「過去の問題」を授業の中に位置付ける

 A中学校は、一昨年度の全国学力・学習状況調査で、十分な結果を得られませんでした。数学担当のC教諭は、これまでも生徒の見取りを大切にした授業を実施してきました。しかし、これまでの授業に課してきた課題だけでは、期待されている基礎・基本が十分に定着できないと考え、新たな課題を授業の中に設定する必要を感じました。
 検討の結果、C 教諭は、全国学力・学習状況調査で取り上げられた過去の問題を、1年・2年の年間指導計画に位置付け、授業を行うことにしました。具体的には、指導内容と関連した「過去の問題」をこれまでの授業の課題と差し替えたり追加したりしたのです。例えば、2年生「式の計算・文字式の利用」(学校図書)には、「連続する3つの整数の和は3の倍数であることを文字式を使って説明しなさい」という課題があり、19年度のB-2とほぼ同じであることから、全国学力調査の問題を使い、学習の流れも問題の趣旨に合わせて、次のように組み替えました。
 なお、2年生については1年生の年間指導計画に位置付けた課題を補充学習として実施しました。
 この取組を通してC 教諭自身も、課題設定の工夫や新学習指導要領の趣旨について学ぶことができたと満足感をもっています。

2 全国学力・学習状況調査の「過去の問題」を単元の終わりや学年末に位置付ける

 B中学校は、NRT の結果が学校評価の成果目標を達成している状況にありました。しかし、全国学力・学習状況調査の結果は、不十分なものでした。
 そこで、全国学力・学習状況調査で取り上げられた過去の問題(2年間)を、単元の終わりや学年末に位置付け、学習内容の確認に活用しました。その後、その解答を説明するという指導を行い、定着を図るようにしました。

 A中学校やB 中学校のような、具体的な取組が、目の前の子どもに、今求められている力を確実に付けることにつながります。
 なお、全国学力・学習状況調査の過去の問題については、各学校へ平成21年10月2日付け教義第1024号で学年別に分類した問題を送付してあります。
 また、文部科学省のホームページ(国立教育施策研究所ホームページへリンク)を通してダウンロードすることもできます。各学校で、是非、活用していただきたいと思います。

2面 平成22年度版「教育かえつ21」個人購読について(確認と追加購入のご案内)はPDFのみ公開
 
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