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新潟県ホーム の中の家庭・子育て・青少年の中の子ども読書レベルアップ研修会(第1回・第2回)の実施報告
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子ども読書レベルアップ研修会(第1回・第2回)の実施報告

2017年10月02日

第1回子ども読書レベルアップ研修会

1 期日 平成29年9月8日(金)
2 時間 13:30~16:30
3 会場 直江津学びの交流館
4 テーマ 本を身近におく子を育てるために
5 講師 新潟県立大学講師 錦恵美子様
6 参加者 24名
  <参加者内訳>
  ・公立図書館職員 1名
  ・教員 2名
  ・学校司書 3名
  ・読書ボランティア 13名
  ・その他 5名
7 内容

(1)講義
 読書の意義や「良い本」について、石井桃子「新編子どもの図書館」まえがき(『石井桃子集5』岩波書店)、大庭みなこ『いつもそばに、本が グリムが広げてくれた世界』(コラム)、谷川俊太郎「子どもと本」(『手紙』集英社)、瀬田貞二『幼い子の文学』(中公新書)の文章をもとに考えを深めました。
 そこでは、「物語があるもの」「発展につながるもの」「日常から離れる」「心が動く」「真実の楽しさ」などが、キーワードとして挙げられました。
 また、実際に絵本を読み味わいながら、「良い本」の意味を実感することができました。

錦恵美子先生の講義の様子

(2)グループワーク
 研修会後半のグループワークでは、まず参加者が持参した「行きて帰りし物語」となっている本をグループ内で読み聞かせをして紹介し合いました。次に、自分が選んだ本の「行きて帰りし物語」になっている説明やその本の良さ、子どもが楽しいと感じるところなどを模造紙にまとめました。

グループワーク「行きて帰りし物語」の紹介

8 アンケート集計結果(回収数22名分)

質問1 講義(解説)は有意義でしたか。
項目 回答(人)
① 大変有意義だった 17 77.3
② どちらかというと有意義だった 4 18.2
③ どちらかというと有意義ではなかった 1 4.5
④ 有意義ではなかった 0 0.0
合計 22 100.0
質問2 グループワーク・演習は有意義でしたか。
項目 回答(人)
① 大変有意義だった 18 81.9
② どちらかというと有意義だった 2 9.1
③ どちらかというと有意義ではなかった 1 4.5
④ 有意義ではなかった 0 0.0
⑤ 無回答 1 4.5
合計 22 100.0
質問3 感想やコメント、御意見などを御記入ください。
・子どもに読んであげる絵本の選び方について、何を大切にするかを学ぶことができました。
・子どもにどんな本を選んだら良いか、そして子どもに本を近くに置く必要性を学ばせていただきました。
・錦先生のお話を聞いて、小さい頃からの読み聞かせが大切だということが分かりました。
・よい本とは・・・心を深く揺さぶり、楽しく味わえる本だということを確認できました。これからもアンテナを広げ、たくさんの本と出合いたいと思いました。
・挿絵もとても大きな役割をもっていると時間しました。子どもはまず絵を見て、物語の世界に引き込まれていくと思います。
・読み聞かせの原点に戻り、その必要性を再認識することができました。
・あまり広い範囲の絵本とふれていなかったので、今日はいろいろな本にふれられたことが良かったです。
・普段、つい新しい本に目が行きがちなのですが、子どもたちに良い本を渡せるように、再度勉強したいと思いました。
・「子どもは本物を求めている」という言葉に共感しました。子どもが大人になっても心に残るような本を読んでいきたいです。
・絵本のすばらしさに感動した。
・瀬田貞二の絵本論も納得する一面もあるのですが、それこそきっぱりと断定しているところがあり、いろんな見方があっても良いのではないかと、少々反発も感じました。
・つたない自分の読み聞かせでも、何らかの心の動き=感動を覚えて、想像を膨らませられる子どもさんになって欲しいと願いました。
・グループワークでは、皆さんがどういう風に本を読んでいらっしゃるかも見ることができ、大変勉強になりました。
・グループワークでご一緒の方とのお話しや様々な絵本を紹介される皆さん姿から、子ども読書への熱心さを感じました。
・グループワークでご一緒した方が、同じような感じ方、考え方の方で、話しやすく楽しかったです。

第2回子ども読書レベルアップ研修会の概要

1 期日 平成29年9月15日(金)
2 時間 13:30~16:30
3 会場 直江津学びの交流館
4 テーマ 体験しよう! 本を知り人を知るビブリオバトル
5 講師 新潟青陵大学短期大学部准教授 峰本義明様
6 参加者 20名
  <参加者内訳>
  ・公立図書館職員 1名
  ・図書館以外の行政職員 1名
  ・学校司書 6名
  ・読書ボランティア 6名
  ・その他 6名
7 内容

(1)ビブリオバトル体験
 まず、峰本先生から、「知的書評合戦」「本の紹介ゲーム」「人を通して本を知り、本を通して人を知る」「書評のフットサル」などのビブリオバトルの特色について説明をいただきました。
 そして、ビブリオバトル体験の手順を確認し、3~4人のグループで実際に行ってみました。
<ビブリオバトル体験の手順>
 1) 3~4人でグループを組み、話をする順番を決める。
 2) 「スタート」の合図で、最初の方が持参した本の紹介を5分間とにかく話し続ける。
 3) 1人話し終えたら1分間質問タイムを設けて質問をする。
 4) 全員が話し終えるまで続ける。
 5) 4人が終わったら、「せーの」で読みたくなった本を指さして、チャンプ本を決める。
 参加者の皆さんは、
 ○良書を発見できる。
 ○全員が真剣に参加できる。
 ○だれない。緊張感がある。
 ○コミュニケーション能力を高める。
 というビブリオバトルのよさを実感することができました。

「ビブリオバトル」の紹介

(2)リーディング・ワークショップ「ブッククラブ」
 リーディング・ワークショップは、読むことをワークショップ形式で学ぶという意味です。これは、『「読む力」をつけるには、子供たちが授業中に実際に読むことが必要である。』という考え方がベースとなっています。
 峰本先生から、このようなリーディング・ワークショップの考え方、目的、必要な要素についての説明を受け、「絵本を使ったブッククラブ」というワークショップを体験しました。「ブッククラブ」の手順は、以下の通りです。
 1)会場に置かれた数種類の絵本の「表紙だけ」を見て、読みたい本を決める。
 2)読みたい本の所に集まり、3~4人のグループを作る。
 3)絵本をじっくり読む。
 4)読んだ本について自由に語り合う。
 5)語り合ったことについて、代表が発表する。
 研修会のまとめとして、峰本先生は子供の読書活動に関する国レベルの調査結果を紹介しながら、子供の読書活動の一層の充実を図る以下のような提案をされました。
 ○「一斉読書」の取組が不読者解消に有効である。
 ○個別の自由読書が有効である。
 ○「自立した読み手・書き手」を育てる目的で授業が計画され、行う必要がある。
 ○「ビブリオバトル」や「ブッククラブ」は、教え方の一つとして効果がある。
 また、本研修会の参加者は、「ビブリオバトル」、「リーディング・ワークショップ」ともに、初めて体験する方が多く、事後アンケートでは、「今回学んだ2つの手法を実際に活用してみたい」という声を数多く記述されていました。

リーディング・ワークショップ「ブッククラブ」の体験

8 アンケート集計結果(回収数19名分)

質問1 講義は有意義でしたか。
項目 回答(人)
① 大変有意義だった 18 94.7
② どちらかというと有意義だった 0 0.0
③ どちらかというと有意義ではなかった 1 5.3
④ 有意義ではなかった 0 0.0
合計 19 100.0
質問2 演習(グループワーク)は有意義でしたか。
項目 回答(人)
① 大変有意義だった 18 94.7
② どちらかというと有意義だった 0 0.0
③ どちらかというと有意義ではなかった 1 5.3
④ 有意義ではなかった 0 0.0
合計 19 100.0
質問3 感想やコメント、御意見などを御記入ください。
・「ビブリオバトル」は、ずっとやってみたいと思っていたことで、とても楽しく体験できました。選んだ本の向こうにその人が見えて面白かったです。
・普段の活動の場で、ぜひ実践したいです。
・初対面の方々と本に関して熱くバトルを繰り広げることができました。この手法を使わせていただきます。
・「ビブリオバトル」は、県内では余り普及していないので、たいへん興味深かったです。
・1冊の本でも、見る人によって思うことが様々だということを実感しました。
・「リーディング・ワークショップ」では、自分の感想にとどまらず、他の方の感想により読みが深まったように思い、この経験を子どもたちにも伝えたいと思いました。
・「リーディング・ワークショップ」で使用できる絵本のリストが欲しいと思いました。
・「ビブリオバトル」や「リーディング・ワークショップ」は、確かにイベント的な面があるが、子どもたちが本に親しむきっかけになると感じました。
・参加者と交流できたり、良書を紹介していただいたり、「リーディング・ワークショップ」の+αがあったりと、とても有意義でした。
・本を否定しないこと、本への道を付けること等をきちんと言っていただいて、とてもうれしく思いました。知らない本にも出会えて、うれしかったです。
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