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新潟県ホーム の中の教育・学習の中の学びいきいき中越第83号
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学びいきいき中越第83号

2018年10月16日

人権教育、同和教育の一層の充実を

学校教育の重点から

今年度、県教育委員会では、「学校教育の重点」の焦点化を図り、「『主体的・対話的で深い学び』の実現」と「いじめをしない、許さない、命を大切にする意識の醸成」を、二つの大きな柱として示しました。「いじめをしない、許さない、命を大切にする意識の醸成」において、昨年度まで努力事項であった「人権教育、同和教育」を重点事項に格上げして掲げています。学校で何よりも最優先すべきは、言うまでもなく子どもの命を守ることであり、さらに、一人一人の命がかけがえのないことを実感できる教育活動を展開することです。その中核の一つとして「人権教育、同和教育」を推進してください。実践にあたっては、教師自身が自らの人権感覚を磨く姿勢を持ち続けることが大切であり、各学校において、「生きる」を活用した授業実践や「教職員研修の手引き」を活用した職員研修の充実を図っていくことが重要です。また、「部落差別解消推進法」の施行を踏まえ、同和地区の有る無しにかかわらず、全ての学校で同和教育を実施するようお願いします。

人権教育、同和教育主任等研修会から

今年度も管内3会場で「人権教育、同和教育主任等研修会」が開催されました。
この研修会の中で、義務教育課の担当副参事・指導主事から「人権教育、同和教育の推進」に関する講義がありました。以下に、講義の内容の要旨を紹介します。

新潟県の人権教育は、同和教育から始まりました。
そのため、新潟県では、同和問題の解決なくして、人
権が真に尊重される社会は実現しないという基本的な立場に立っています。
子どもたち一人一人に、「差別を見抜き、差別をしない、差別を許さない」という人権尊重の精
神を育むことが、部落差別のない社会づくりを実現するために最も重要なことです。そこに携わ
る私たち教員は、つらい思いをしている子どもに正面から向き合い、生活を見つめ、その背景に
思いを巡らせ、関わることを通して、つらさを深く、正しく理解することが大切です。これが同
和教育、人権教育の原点です。こうした考え方をもとに、「いじめをしない、許さない、命を大切
にする」学校づくり、学級づくりを推進してください。人権教育、同和教育は、命を守り、さら
には子どもたちに夢と希望を与える教育であることを、皆で共通理解し、学校の教育活動を展開
するようお願いします。

平成30年度全国学力・学習状況調査の結果から(中越地区の状況)

4月に実施された全国学力・学習状況調査の結果が7月31日に公表されました。ここでは、中越地区の状況についてお知らせします。

学力調査に関わって

各校の分析を確実に授業改善につなげるために、調査問題の趣旨、課題、指導改善のポイントなどが具体的に示された「平成30年度全国学力・学習状況調査報告書」、「平成30年度全国学力・学習状況調査を踏まえた授業アイディア例」(国立教育政策研究所)等を活用してください。

学習状況調査に関わって

児童、生徒それぞれの質問紙への回答状況では、「家で自分で計画を立てて勉強していますか」という質問に対する肯定的な回答の割合が、小・中学校ともに全国平均を大きく上回っています。学校質問紙においては、近隣の小・中学校間での「学力・学習状況調査分析結果の共有」、「合同研修の実施」に関する質問に対する肯定的な回答は、小・中学校ともに全国平均を大きく上回るとともに、県平均も上回っています。中学校区での小・中学校が連携した授業改善、学習習慣定着の取組が、上述のような児童生徒の良好な学習状況に確実につながっています。各学校で今年度の調査結果を分析し、そこから見えてきた成果や課題を中学校区の学校間で共有し、各学校、そして中学校区の取組の一層の充実を図るようお願いします。

深めよう 絆 県民の集い

新潟県では、「いじめ見逃しゼロ県民運動」の取組の一つとして、「学校・家庭・地域」が連携して「いじめ見逃しゼロ」に取り組む機運を醸成するという目的で、県内3会場で「深めよう絆県民の集い」を開催しています。
中越地区では、9月26日(水)長岡リリックホールを会場に「深めよう絆県民の集い」を開催しました。「いじめ見逃しゼロ~あなたは自分の『本当の意見」が言えますか~」をテーマに、中越地区16市町村の保護者・地域住民・教員約550名が参加しました。

前半のリレートークでは、問題提起として平成29年度「少年の主張全国大会」内閣総理大臣賞を受賞した燕中等教育学校2年(当時)平澤幸芽さんの「仲間を守る一言」のDVDを上映しました。平澤さんの主張と、全県のテーマである「自他の命の大切さ」を受けて、上越教育大学教職大学院教授赤坂真二様のコーディネートの下、参加の皆様からそれぞれの立場で「自分の『本当の意見』が言える」ための人間関係づくりについて語っていただきました。三条市立栄中央小学校、南魚沼市立大和中学校、県立小千谷高等学校の児童・生徒代表の皆さんからは、DVDを見ての感想といじめについて日頃感じていることを率直に話して
いただきました。保護者代表、学校スクールカウンセラー、広域スクールソーシャルワーカーからは、「自分の思ったことを安心して話せる場が必要」「まずは自分の感じている気持ちに向き合ってそのことを発信・相談できたらいい」等の発言がありました。リレートーク全体を通して、子どもたちが自分の「本当の意見」を言えるためには、周囲の話を聞く姿勢や環境づくりが重要であることが共有されました。

 後半は、「わたしたちは本当にいじめをなくせるのか」を演題に、赤坂様から御講演をいただきました。いじめにつながる人間の攻撃性を脳科学の面からアプローチし、それを踏まえた上で友人関係や家族関係の在り方、学級集団の在り方についてお話しいただきました。「いじめにあった時の対処を教える」「クラス会議で何でも言い合える環境をつくる」「いじめに強い学校運営を目指す」等、今後学校が取り組んでいく方向性を御教示いただきました。
 時には、会場の参加者にも呼び掛け、隣同士で意見交換を求めるなど、赤坂様の熱い想いの溢れる、会場が一体となる講演でした。

 リレートークと講演をとおして、会場の皆様で「いじめ見逃しゼロ」への意識の共有を図ることができました。今後さらに、「いじめを見逃さない」そして「自他の命を大切にする」気運が中越地区全体に広がるように、学校・家庭・地域でできることを検討し、その取組を推進していただくようお願いいたします。

「小・中・特別支援学校等PTA指導者研修会」の報告

PTA指導者としての資質の向上を図り、PTA活動の活性化を目指すことを趣旨に、「子どもがやる気を高め、健全に育つ大人のかかわり」についての研修会を開催しました。下表のとおり大勢のPTA役員・会員の方々から参加いただいたことに感謝申し上げます。
 講師に一般財団法人教育研修コーチング協会理事長小林富貴子様を迎え、子どもを信じること、正しい目標設定の方法、応援する言葉のつかい方などコーチングの基本的な理論と手技についての解説がありました。その後、「怒る・叱る・指導する」の違いと時間軸を未来におくことで子どもに伝わる話し方ができることや、肯定的な言葉をつかえるようになるトレーニング、良いイメージを持つことがパフォーマンスの向上につながる体験をし、コーチングの実際について理解を深めました。本研修会を通して、子どもの意欲と健全育成の基盤となる自己肯定感を高める視点と言葉がけの重要性を学びました。そのことで、子どもの見方や心理面に着目したかかわり方を捉え直し、PTAとしての方針や活動の確認、改善を図る具体的な示唆が得られた研修会となりました。

管理手帳中越版 ◇交通事故多発!◇

事故防止、非違行為根絶のための継続的な取組を

 4月から9月までの事故報告件数は、ここ3年間はほぼ同程度です。しかし、今年度は飲酒運転などの処分事案が今のところ発生していません。各学校の取組の成果が現れてきているものととらえています。今後も計画的、継続的に取組をお願いします。しかしながら、交通加害事故は昨年と同程度に多く発生していますし、死亡事故も発生してしまいました。8月には停止している前の車に、後ろから追突するという事故が続発しました。「よそ見・前方不注意」「左右の安全確認不足」「だろう運転」は事故に直結します。これからの時期は、例年、夕暮れ時の事故が多く発生しており、いつも以上に注意が必要です。運転にしっかり集中し交通事故を防ぎましょう。また、負傷事故も多く発生しており、いつでも、どこでも負傷事故が起こりうるような状況です。テレビの角に頭をぶつける、荷物を持って移動していてつまずいて転倒するなど、もう少し気をつけていれば防ぐことのできる事故がほとんどです。あわてたり無理をしたりしてケガをしないよう十分気をつけてください。
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