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学びいきいき中越第80号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051575 更新日:2019年3月29日更新

新学習指導要領の趣旨を生かし、質の高い授業改善により、
これからの時代に求められる資質・能力の育成を

 平成29年度の校内研修の成果と課題を明らかにし、次年度の計画を立案する時期となりました。
 新学習指導要領は平成29年3月に公示、各教科・領域の解説が6~7月に公開されました。個々の教師が内容について理解を深め、学校における教育課題解決に向けてベクトルをそろえることが大切です。平成30年度から、小学校道徳科は完全実施、その他の各教科等においては移行期間が始まります。以下に、特に大きな変更を伴う道徳科と外国語・外国語活動について、本年度中に実施しなければならないことを示しましたので再確認をしてください。

道徳科

  • 道徳教育の全体計画の見直し
  • 道徳教育の重点目標、道徳科の重点内容項目の設定
  • 道徳科を35単位時間実施する年間指導計画の作成
  • 各学年の内容項目(1.2年 19項目、3.4年 20項目、5.6年 22項目)を全て履修することの確認
  • 年間指導計画に、次の事項が明記されていることの確認
    • 各学年の基本方針
    • 指導の時期
    • 主題名
    • ねらい
    • 教材
    • 主題構成の理由
    • 学習指導過程と指導の方法
    • 他の教育活動等における道徳教育との関連
    • 他(保護者・地域の参加協力の計画等)
  • 別葉の見直し
  • 道徳科の評価内容・方法及び記載の仕方等についての共通理解

道徳科の画像

外国語・外国語活動

  • 校内研修の実施による、外国語・外国語活動の目標及び内容等についての共通理解
  • 移行期間における外国語活動(3.4年15単位時間、5.6年50単位時間)の授業時数の確保と指導体制の整備
  • 各学校に配付された児童用テキスト(「We can! 1.2」「Let's Try! 1.2」)、指導書、デジタル教材等の内容の確認と授業で活用できるようにするための環境整備
  • 移行期間の外国語活動(3年~6年)の年間指導計画の作成
  • 移行期間中の学習評価の在り方、及び指導要録の取扱いについての共通理解
     なお、中越教育事務所発行のリーフレット「授業改善のポイント2018」では、新学習指導要領の趣旨を生かし、質の高い授業改善につながるように、表面に「カリキュラム・マネジメント」と「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けたイメージ図とその手立てを、裏面に指導例を示しました。
     各校の実態に応じて、校内研修や日々の授業改善に、そして各教科等の指導計画等を作成する際の参考にしてください。
    ※ 各校に3部配付しました。中越教育事務所HPからもダウンロードできます。

平成30年度の主な事業予定(お知らせ)

平成30年度の主な事業予定(お知らせ)[PDFファイル/149KB]

年度末、次年度の生徒指導に向けて

 年度末・年度始めは、児童生徒にとっては進学・進級などに伴う環境や人間関係の変化、開放感等から精神的に不安定になりやすい時期です。県では、生徒指導に係る喫緊の課題として「児童生徒の自殺予防」「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)との適切な関わりに係る指導」について、平成30年1月29日付け通知で市町村教育委員会と学校に取組、注意喚起をお願いしたところです。年度末にあたり、以下の点について留意し、児童生徒の問題行動等の未然防止と即時対応に努めるとともに、次年度の生徒指導に向けた見通しをもつようお願いします。
児童生徒の自殺予防教育について
 児童生徒の自殺予防については、これまでも自殺対策基本法等に基づき、学校において取り組んでいただいているところです。しかしながら、近年は自殺者全体の総数は減少傾向にあるものの、自殺した児童生徒数は依然として多い状況にあります。また、SNSの利用により自殺願望を投稿したり、投稿した若者の心の叫びにつけ込んで殺害したりという卑劣な事件も発生しています。そこで、通知では「児童生徒の自殺予防に向けた困難な事態、強い心理的負担を受けた場合等における対処の仕方を身に付ける等のための教育の推進」をお願いしています。つまり、児童生徒の自殺を予防するためには、児童生徒自身が「Sosの出し方」を学ぶ必要があるということです。また、心の危機に陥った友人の感情を受け止め、考えや行動を理解しようとする姿勢などの傾聴の仕方(Sosの受け止め方)についても指導することが望ましいとしています。自殺予防教育は、これまでも道徳や保健体育等において、各教科等の特性に応じて実施されているところです。今後は、各学校や地域の実情、その他通知にある留意事項を踏まえつつ、各教科等の指導の一環として「Sosの出し方」に関する教育の取組をお願いします。なお、指導資料として、文部科学省作成「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」(平成21年3月)、「子供に伝えたい自殺予防(学校における自殺予防教育導入の手引き)」(平成26年7月)があります。文部科学省のホームページよりダウンロードできます。ぜひ、活用ください。
SNSとの適切な関わりに向けた指導について
 SNSの機能の向上と普及、中高生等のスマートホンの所持率の高まりに伴い、児童生徒が自ら撮影した画像や動画をSNS上に投稿することが容易にできる状況にあります。自身の不適切な画像をSNSを使って送信する、画像や動画を撮影した相手の許可なしにSNS上に投稿するなど、不適切な使用による事故が頻発しています。県内でも、県立高等学校において、動画を含む生徒の個人情報がSNSサイトに流出するという事故が発生しています。「グループの仲間しか見ることができない」「1日で自動的に削除される」という設定がされていたものの、外部に動画や個人情報が拡散し、現在も完全には削除できない状況にあります。一度ネット上に拡散された情報は、完全には消去できません。また、投稿された側の被害だけでなく、投稿した側に対する誹謗、中傷、投稿者の個人情報が特定、拡散されるなども大きな問題となっています。「冗談で」「ふざけて」など安易な考えや行動が、その後の進路や人生に大きく関わる問題となることを理解すること、被害者にも加害者にもならないための情報モラルを身に付けることが求められています。各学校で、児童生徒のSNSの利用やSNSとの適切な関わりについての計画的、継続的な指導をお願いします。

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年度末、年度始め 非違行為根絶の確実な取組を!

 2月末現在の事故発生件数は60件となり、昨年度より9件も増加しました。増加の要因は、負傷事故が昨年度並みに多いこと、交通事故、対教師暴力が増加したことです。
 また、本年度も昨年度に引き続き飲酒運転事案が発生し、さらに、わいせつ事案も発生してしまいました。本当に残念でなりません。加えて、車関係の事故防止の取組を継続して呼びかけている中、交通事故の増加、速度超過2件の発生など、まさに危機的な状況が継続しています。非違行為の根絶は、引き続き取組を強化していかなければならない課題です。
 年度の切り替わりの時期は多忙を極めます。ゆとりをもった安全運転、個人情報の適切な管理(特に、校内での取扱いとその後の保管、情報の引継ぎや廃棄)、体罰を許さない見逃さない体制作りなど、今一度各学校で確認、点検し、非違行為根絶の取組を確実に行って、信頼される学校づくりを進めていただくようお願いします。

年度末、年度始め 非違行為根絶の確実な取組を!の画像

臨時免許状の申請について ~手続は期限内に、ゆとりをもって~

 臨時免許状の有効期限は、取得した日から3年間です。配当期間の途中で有効期限が切れてしまう場合もありますので、注意が必要です。配当期間の途中で有効期限が切れる場合は更新申請が必要です。臨時免許状を取得し助教諭として配置されている臨時職員について、各学校で配当内申を作成する際に臨時免許状の有効期限を確認してください。また、新たに臨時免許状を取得する場合は、大学からの卒業証明書や学業成績証明書の取得に2週間程度かかる場合があります。ゆとりをもって手続を進めてください。4月上旬までに配置する臨時職員の臨時免許の申請期限は、3月26日(月曜日)義務教育課必着です。中越教育事務所へは3月23日(金曜日)までに提出してください。

教員免許更新について

 昨年度、更新講習の受講の仕方を間違って、更新期日ぎりぎりになって申請した事例がありました。2年間で、必修領域(6時間以上)、選択必修領域(6時間以上)、選択領域(18時間以上)の受講が必要です。詳細は義務教育課のHPで確認願います。
 また、毎年、更新期限を間違っていてあわてて講習を受講するという事例が見られます。教員免許は個人で管理することが基本ですが、各学校でも再度、更新期日を確実に把握し、更新手続の状況を確認するようお願いします。

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