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学びいきいき中越第79号

2017年12月11日

学びいきいき中越第79号

平成29年度 全国学力・学習状況調査結果(中越地区の状況)

※ 全国平均正答率(公立小・中学校)を0とした場合の中越地区の状況
【A:主として「知識」に関する問題、B:主として「活用」に関する問題】
 小学校は、国語A、Bともにかなり高い状況にあります。算数はBに課題が見られます。
 中学校は、国語Aは全国水準、Bは高い状況にあります。数学は、特にAが上昇傾向で高い状況にあり、基礎的・基本的事項の定着がうかがえます。


※ 児童・生徒質問紙、学校質問紙の中越地区の回答状況
 「質問紙調査」の結果では、目標(めあて・ねらい)を明示したり、振り返る活動をしたりすることは、小・中学校ともに高い数値を示しています。しかし、教師と児童生徒の回答結果には10ポイント以上のズレがあります。特に、中学校では「振り返り活動」に対する教師と生徒の認識のズレが大きいので、生徒自身が学びを確認し、学んだこと等を自覚できるように場面を設定することが大切です。
この他にも自校の「質問紙調査」の回答状況を把握し、校内研修や日々の授業改善に活かしましょう。

ズボンおろしへの対応について

 今年度、県では生徒指導の課題として、「児童生徒の自殺予防」「不登校への対応」「いじめの防止」等を掲げ、重点的に取組を推進しています。これらに加え、中越地区ではズボンおろし事案への対応が急務です。年度当初からズボンおろし事案が多数報告されるなど、年々発生件数が増加する傾向にあり、平成28年度には認知された件数が150件を越えました。特定の児童生徒が継続して被害を被っているのではなく、「遊びの一環として互いにやったりやられたり」、「衝動的に、単におもしろそうだから」という事例がほとんどでした。これらのことから、学校では潜在的にズボンおろしが行われている状況があると考え、対応することが必要です。
 新潟県では、平成18年に下越の中学校で男子生徒がズボン等を級友の前で下ろされ、その後自死するという事件が起こっています。当時、その学校では、生徒同士がふざけてズボンを下げるという遊びが行われていました。ズボンおろしは、「悪ふざけ」、「いたずら」では済まされない、人権に関わる重大事案、性加害事案です。学校においては、児童生徒が問題の重大性を認識し未然防止できるよう、継続した指導をお願いします。
 ズボンおろし事案が発生した場合の対応として、被害児童生徒・保護者には、「その日のうちの家庭訪問」「保護者への事実の説明と被害児童生徒の見守りの依頼」「学校としての対応等を理解していただくこと」が基本です。加害児童生徒には、「謝罪をさせて終わり」ではなく、人権に関わる重大な問題であることを十分に理解・納得できるよう徹底した指導・支援が必要です。問題が発生したときには、それを積極的な指導・支援に生かす機会と捉え、学校・保護者・地域が連携し、児童生徒の社会性育成が図られるような取組をお願いします。

「特別の教科 道徳」の開始に向けて

 各地区で来年度使用する小学校
道徳科の教科書が採択されました。道徳教育の全体計画、道徳科の年間指導計画、別葉の作成の際には、教科書会社のHPにある年間指導計画等を参考にするなどして、学校の実態に応じたものを作成してください。なお、年間指導計画には、指導の時期、主題名、ねらい、教材、学習指導過程等を含むものなど、各時間の指導の概要が分かるように明示します。詳しくは、小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編のp.70~p.74に従ってください。

 また、別葉の作成に当たっては、年間を通じて具体的に活用しやすいものとします。新潟県教育委員会の「学校教育の重点」では、その内容として「各教科等における道徳教育に関わる指導の内容及び時期を整理する。」「道徳教育に関わる体験活動や実践活動の時期等が一覧できる。」「道徳教育の推進体制、家庭や地域社会等との連携のための活動等が分かる。」の3点を例示しています。
 平成30年度からの道徳科の授業開始に向けて、確実な準備をお願いします。

社会教育の窓

 生涯学習・社会教育事業の中から、地域と学校の連携・協働を進めるための最新情報を
紹介します。地域の特色を生かし、地域とともに歩む学校づくりに役立ててください。

「文部科学大臣表彰校」の紹介

地域は学校の応援団!学校は地域の活力源! ~コミュニティ・スクール『TAI』~
 見附市立田井小学校のコミュニティ・スクールの取組が、平成29年度の「地域学校協働
活動」推進に係る「文部科学大臣表彰」を受賞しました。
 田井小学校は平成20年度にコミュニティ・スクールをスタートさせ、中核となる学校運営協議会では教育に関する熟議を展開しています。学校と学校支援地域本部や北谷南部みつばコミュニティ、PTA等が、熟議されたことに協働して取り組んでいます。

 取組の一つ『みつばふれあいまつり』では、地域の「敬老会祭り」と学校の「学習発表会」を一体的に開催しました。地域住民からは「発表する子どもの姿に感動と元気をもらった」「これからも学校を応援しようと思った」等の声が寄せられました。当日は近隣の保育園や中学校の演奏発表、長岡造形大学和太鼓集団と児童によるみつば太鼓の共演等により、地域と学校が一つになる会となりました。
 今後も、田井小学校は「学校運営協議会『TAI』」が中核となり,
地域と学校が一つになった教育活動に取り組みます。               

〈地域との共催による「学習発表会」〉

子ども読書活動の推進

平成29年度子ども読書レベルアップ研修会
 新潟県教育委員会では、子ども読書活動推進事業として、昨年度に引き続き「子ども読書レベルアップ研修会」を開催しました。この研修会は、地域や学校で子ども読書活動を推進する人を対象に、読書に関する総合的な知識と実践的な技術の習得や、子ども読書活動を推進する関係者のネットワークづくりが目的です。次の四つの講義とグループワークを行いました。

 中越地区は燕市中央公民館と燕市吉田公民館、十日町情報館の2地区3会場で開催し、延べ 144名が参加しました。参加者の4割が公立図書館職員でしたが、教職員も昨年度より多い30名が参加しました。「質の高い本を見付け、教室で待っている子どもたちに読み聞かせを続けたい」「学校での活動に活かしていきたい」「ぜひ授業で活かせる場面をつくりたい」など参加した教職員の評価も高いものでした。           

〈グループワークでの話し合い〉

未来を切り拓く力を育てるキャリア教育の推進                                         月歴に位置付けて、年度内にキャリア教育の確実な取組の実践を!

 キャリア教育に関する計画の整備が進み、職場体験活動やふるさとへの愛着や誇りを育む活動が充実してきています。
 右表は、今年度の「夢ナビ月間(7月)」の中越管内実施状況の集計結果です。これを見ると、7月に実施した小・中学校が共に90%を超え、確実に実施されていることが分かります。
 一方で、「キャリアカウンセリング」「家庭との対話週間」の実施においては約30~40%、「夢ナビカルテ」の活用においては約40~50%の学校が、まだ取り組んでいない状況です。
 DVD「夢サポート」は、総合的な学習の時間や学年行事等で、「キャリアカウンセリング」は、教育相談期間や三者面談等で、「家族との対話週間」はこれらを含む各種行事等に合わせて実施し、その際に「夢ナビカルテ」を活用している学校が多数あります。
 年度内に、キャリア教育の一環として、これらの取組の確実な実施をお願いします。

管理手帳 中越版〈2件目の免職処分事案発生〉

◆非違行為根絶、事故防止のための取組の強化・徹底を 
 4月から11月までの教職員の事故報告件数(11月30日現在)は46件となり、昨年同時期より大幅に増加しています。さらに憂慮すべきは、今年度2件目の懲戒免職処分事案が発生してしまったことです。7月に起きた「飲酒運転事案」に続き、11月末に処分となった「わいせつ行為事案」です。教育の信頼を大きく損なう事態であり、本当に残念でなりません。自校から非違行為を絶対に出さないというチーム学校としての強い決意が必要不可欠です。一人一人の当事者意識を高くもち続ける取組、組織として、非違行為根絶、事故防止の意識を高める取組の強化・徹底をお願いします。
◆教員免許更新の確実な手続きを
 教員免許更新制において、教員免許状を失効させた場合、その教員は失職することになります。今年度も申請の締切り(1月31日)が迫ってきました。書類に不備がある場合も考えられますので、余裕をもって早めの申請をお願いします。また、2月からは新免許状所持者の更新が始まります。チェックリストの作成・活用により、所属教員の免許状の有効期限、更新講習の受講、申請状況の確認をお願いします。
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