「言語活動の充実」に向けて
「言語活動の充実」のために考えていかなければならないことは、次のことです。一つは、児童生徒が、言語の役割を正しく理解することであり、もう一つは、教師が言語の役割について意識や関心をもって、児童生徒に正しい言葉を活用できるように指導することです。
私たちは、社会生活を営む中でなんらかの目的を達成するために言語(言葉)を使います。また、子どもたちは学校や日常生活の中で、目的を実現するために言葉を使います。その言葉の役割について正しく理解させることが大切です。言語の役割について、小・中学習指導要領解説総則編 の記述を要約すると次のようになります。
◇言葉の役割 (小・中総則編 P.53)
・言語は知識・技能を習得すること、また、それらを活用し課題解決するために思 考し、判断し、表現することなどすべてに使われる。
・言語は論理的思考だけでなく、コミュニケーションや感性・情緒の基盤となるも のである。
・言語は豊かな心をはぐくむために、欠かせないものである。
言語の役割を正しく理解させ、正しく活用できるようにするためには、①国語科・各教科における指導、②学校のあらゆる教育活動における指導、③言語環境の整備が必要です。
◇言語環境の重要性を認識した教師の姿【学校訪問をとおして】
・授業中の教師の「言葉遣い」・「話の聞き方」や「板書」の文字などが、子どもの モデルになっている。<教師の姿が子どもに反映している>
・教師の「優しい言葉がけ」「ほめること(認めること)」で、子どもの安心感や安 定感が生まれている。<教師の姿が子どもを生かし伸ばしている>
次に挙げたものは、チェックが必要な項目です。互いに確認し合って、言語環境の整備を進めてください。
|
◇学校全体における言語環境の整備 (小・中総則編 P.55) ・教師は正しい言語で話し、黒板などに正確で丁寧な文字を書くこと ・校内の掲示板やポスター、児童(生徒)に配布する印刷物において用語や文字を適正に使用すること ・校内放送において適切な言葉を使って簡潔に分かりやすく話すこと ・適切な話し言葉や文字が用いられている教材を使用すること ・教師と児童(生徒)、児童(生徒)相互の話し言葉が適切に行われるような状況をつくること ・児童(生徒)が集団の中で安心して話ができるような教師と児童(生徒)、児童(生徒)相互の好ましい人間関係を築くこと
|
|
|
|
社会教育の窓
|
生涯学習・社会教育事業の中から学校経営に役立つ視点で、最新情報や支援事業を紹介します。学校と地域・家庭の連携を充実させるためにお役立てください。
|
|
|
学校支援地域本部事業
放課後子どもプラン(放課後子ども教室推進事業)
子 ど も 読 書 活 動 の 取 組
新潟県教育委員会では、子どもの読書活動を推進するため、平成21年3月に「新潟県子ども読書活動推進計画(第二次計画)」を策定しました。この推進計画には、家庭・地域・学校での読書活動を一層推し進めるための方策が具体的に示されています。各学校においても、ぜひご活用ください。
◆ 子ども読書ボランティアリーダー育成講座 (継続事業)
第1回目は、昨年度に引き続き新潟市で受講者全員による合同研修を10月に開催し、㈶東京子ども図書館常務理事の荒井督子氏の講演や事例発表、情報交換を行いました。読書ボランティアのほか、図書館司書、保育所・幼稚園・学校の教職員、児童館・児童クラブ・公民館の職員などから参加していただき、相互の連携についての現状や問題点等を具体的に協議することができました。指導者からはボランティア活動を実施するに当たっては、「ボランティアと学校とが十分な話し合いをもち互いに理解し合ったうえで計画を立てることが大切」との助言がありました。
|
2回目以降は、上越、中越、下越、佐渡地区の4会場に分かれて行いました。中越地区では長岡市立中央図書館を会場にして4回(11月~12月)実施しました。 ■講師 真壁伍郎様 野の花文庫(新潟市)代表・新潟大学名誉教授 1回 お話はこころの畑の種まき -子どもと文学- 2回 お話の世界の広がり -お話と絵本で見る世界-
■講師 長谷川優子様 元三条市立図書館司書 3回 ブックトークの魅力(解説・実演) 4回 ブックトーク実習(プログラムの組み立てと発表)
受講者は、34名(7市町村から)。読書ボランティアグループで活動している皆様のほか、図書館職員や図書館活性化協力員(長岡市)などから参加していただきました。
|
|
第3回 子ども読書ボランティアリーダー育成講座の様子
|
◆ 子ども読書地域スクラム事業 (今年度新規事業)
県教育委員会では講演会の開催と、小学校1年生向けの「学校行事や授業に関連する、学校において役立つ本のリスト」の作成を進めています。
中越教育事務所管内では十日町市が委託を受け、子ども読書関係者20名による実行委員会が組織され、活動がスタートしています。また、絵本と木の実美術館(旧真田小学校)で「生きる力と絵本」をテーマに、読書啓発イベントの第1回目を行いました。参加者は絵本や昔話等、三つの読み聞かせコーナーを回って楽しみました。これまで交流の少なかった市内の関係者が、この事業を通して集まることにより、相互の連携・協力が強化されると考えます。
本県の「市町村子ども読書活動推進計画」の策定率が、全国36.3%に比べ16.1%と低いのが現状です。今後、本事業が推進計画策定の契機となると期待しています。
最近では、公立図書館や読書ボランティアなどとの連携に取り組む学校も増加してきています。しかし、学校や地域により取組に差が見られるとの調査結果や指摘もあります。今後は、各学校で地域の現状を把握し、連携の強化に結び付く具体的な取組が期待されます。
管理手帳 中越版 -交通事故、負傷事故急増!!-
|
◇学校事故防止、再度の引き締めを! 10月末までの事故報告件数は、昨年度と比較すると、全体としては10件減少しました。2月の中越地区緊急校長会を受けて、非違行為根絶に向けた各校の確実な取組の成果が現れています。 今年度の事故報告件数は、4月から8月までの5か月間で22件です。昨年度の同時期と比較し、大幅に減少しました。しかし、9月、10月の2か月間で26件、合計で48件と急増しました。特に、交通事故と負傷事故が9月以降急増しています。11月に入り、個人情報の紛失事故も1件発生しました。児童・生徒だけではなく、教職員や学校関係者の個人情報の取扱いにも十分注意してください。 年末・年始で飲酒の機会が多くなります。飲酒運転をすれば懲戒免職です。信頼される学校の実現のために、今一度、各学校で非違行為根絶に向けた具体的な取組の実施を確実にお願いします。
|
|
|
◇活気ある学校事務の共同実施
3市5グループの学校事務共同実施の様子を、視察させていただきました。どのグループにおいても、何でも話し合える雰囲気があり活気に満ちていました。事務職員同士で一緒に作業できる安心感があり、業務に対する意欲や資質、能力の向上にもつながることを強く感じました。
市町村から -魚沼市の教育「教育は人と人とのかかわり合い!」-
|
「まちづくりは人づくり」「教育は人と人とのかかわり合い」が当市学校教育の基本 方針です。すべての学校が「魚沼市共通評価5項目」を目標達成計画に位置付け、 地域に信頼される学校づくりに努めています。 学習指導センターでは、各学校と連携し、魚沼市共通評価項目の一つである確か な学力の向上に向け、学校を支援しています。
◇学力調査結果を生かした授業改善の取組 7月にNRT、10月には全国学力学習状況調査結果の分析や活用の仕方等の研修 を行うとともに、学力向上に向けた指導の工夫について情報交換を行いました。 この研修を受けてA小学校では、校長のリーダーシップの下、学力調査の当該学 年の課題解決のみの取組に終わらせず、各学年で身に付けさせなければならない事 項を明確にし、過去の調査問題を用いた補充学習を行うなど、学校全体の取組へと 広げました。
◇小学校外国語活動の研修 各校の取組に格差があることを受け、すべての小 学校を対象に研修会を3回(合計7時間)実施し ました。「英語ノート」の活用の工夫、クラスルームイングリッシュの進め方、歌とチャンツの取り 入れ方等、授業に生きる実践的な研修に努めました。参会者からは、「まず教師が楽しむことが大切だ」「だれでも簡単にできるんだ」等の感想を得ました。
今後も、子どもたちの確かな学力の向上を目指し、日々の授業を通じた人と人とのかかわり合いを大切に、各学校を支援していきます。
|
|
|
小学校外国語活動研修会の様子
|