モニターツアーを私に紹介してくれたのは、行きつけの美容院の店長でした。
思えば、私は3年前にパチンコ「花の慶次」がきっかけで、前田慶次という人物を好きになりました。その慶次が、最後に仕えた主君・上杉景勝、直江兼続までたどりつき、彼らの生き方にすっかり魅了されたのです。同行者である姉は、数十年前にはすでに歴女でした。そんな姉妹が縁あって、このツアーに参加しました。
9月25日(金曜日)
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●出発 26日から始まる「とき国体」を控えた選手達の姿も多いなか、上越新幹線「MAXとき307号」で越後湯沢駅へ。ほくほく線「はくたか4号」に乗り換え、直江津へ。 ほくほく線に0番線というホームを発見、思わずパチリ。
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●メンバーご対面
佐渡汽船の藤田さん、新潟県庁の長谷川さん、上越市役所の竹内さん、モニターツアーの15名のメンバーと合流。皆さん、どうぞよろしくお願いします。
●バスで上杉ゆかりの地《御館跡》へ
謙信亡き後、上杉家の後継者を巡って、春日山の景勝と前関東管領上杉憲政の屋敷に身を寄せた景虎が争った御館の乱跡。今は、住宅街の中ののどかな公園になっている。
御館と春日山は、お互いの動きが手にとるようにわかる位置にある。例え、血がつながっていないとはいえ、争わねばならなかった2人の心中のほどは、はかりしれない…。
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春日山
御館跡
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●直江津屋台会館で開催中の《天地人博》へ 御館から直ぐ近く。直江津の山車が納められている場所だそうで、山車がいっぱい。 春日山城本丸のスタジオセットで、着物を着て写真撮影体験。馬子にも衣装? 5月には、兼続の等身大パネルしかなかったが、景勝のパネルが増えていた。私の義コーナーでは、自分が思う義、姉「信心」私「心」と短冊に一筆。いざ、言葉にするって難しい。
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●松風園にて待望の昼食《かちどき飯》を食す 2年前から、上越の料理人達が試行錯誤しながら、再現したという謙信公の「かちどき飯」。観光の一つとして、戦国時代の食が味わえるのは、とても良い試みだと思う。当時から、豪華な海の幸、山の幸がいっぱいだったことに驚き、そして何より醤油、砂糖が使われていない料理法に、先人達の知恵を感じる。その時にある食材のみで創意工夫し、素材そのものの味を生かす。まさに、酒のおともにぴったりの膳でした。
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●春日山城の大手道入口付近にある《上杉戦国物語展2009》へ。
ここでは、春日山周辺の発掘調査で出土した品々が展示され、ガラス越しに復元作業現場も見ることが出来た。春日山の遺跡発掘調査は、まだ、1/10位しかされていないとのこと。これからの発掘調査、大いに期待します。
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●春日山の麓にある《林泉寺》へ。 謙信が幼少時学んだ寺であり、長尾家・謙信公の菩提寺。謙信公の3つの墓所のうちの一つ。以前、米沢上杉家廟所は訪ねたので、あとは、高野山清浄心院へのお墓参りだけとなった。宝物館では、軍旗や甲冑など、ゆかりの品々も間近で見ることが出来る。 なかでも、本物の謙信公直筆山門の大額、「第一義」、「春日山」は必見。直筆の掛け軸もそうだが、謙信公は字がとても上手。
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●いざ、《春日山城跡》へ登城、《春日山神社》へ参拝
135段の階段を登って春日山神社へ。階段横の石には、史実が刻まれているとのこと。
謙信銅像出発~甘粕近江屋敷~上杉三郎景虎屋敷~米蔵・土塁~二の丸~御成街道~景勝屋敷~大井戸~天守台・本丸跡~護摩堂~毘沙門堂~お花畑~直江屋敷~千貫門・空堀跡の春日山満喫1時間コースに大満足。坂戸城跡のような急勾配の山城でなく、横長のゆるやかな山城なので、歩きやすい。謙信はじめ、景勝、兼続、家臣達も、ここから眺めたであろう上越。本丸からは、直江津の港から180度一望出来て、とても気持ちいい。たっぷり、汗をかいたあとは、コシヒカリアイスでクールダウン。
ここは、四季を通じて、コースを変えて毎回楽しめる場所である。青そが生えていたり、自然を生かした城の防御など、ボランティアさんの話を聞くと、春日山城跡が倍楽しめる。
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春日山神社への階段
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●今宵の宿《鵜の浜温泉・ロイヤルホテル小林》へ シーズンオフで静かな鵜の浜。全室オーシャンビュー。温泉は無色透明。塩分が多く、弱アルカリ性。肌がつるつるすべすべになって、体の芯までポカポカ。 夕食は、あわびも出てご満悦。朝食は少量ずつで品数多く、ボリューム満点。 ホテルの人に見送られ、出発。海草のお土産、どうもありがとうございました。 この地域は「いちぢく」が有名だそうです。
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夕食
朝食
いちぢくアイス
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9月26日(土曜日)
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●直江津港からカーフェリーで小木港へ 船内で見つけた佐渡牛乳。ときパックが可愛い。コーヒー牛乳バージョンも有。 2時間40分の船旅も、イベントがあったお陰で、短時間に感じることが出来た。上杉関連クイズでは、全問正解ならず。でも、ツアーメンバーの女性が、お誕生日ウィークだったので、「上善如水」をゲット。良かった。
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●宿根木にある隠れ家《花の木》でのランチ 静かな佇まいの古民家。ここのランチは、椿油を使用していると、バスガイドさんが教えてくれた。食べている時には、繊細な味の違いに気がつかなかった。 ご先祖様が越後長尾家の長尾ゆうたろうさんというフラメンコギターの人が、以前、ここでアルバイトをしていたそうです。あと、火坂先生サイン入りのぼり旗で、写真を撮りなさいと、用意してくれました。雰囲気も料理も良かったけれど、女将さんの親切なおもてなしが嬉しかった。今度は、ぜひ泊まりで訪れたい。
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●車窓から《羽茂城址》見学 上杉軍が通ったであろう道を逆走しての観光。下から見上げる城址は、山の全景のみ。佐渡では、大きな山城のようなので、次回はぜひ山城散策をしてみたい。 上杉軍は、沢根城の手引きを受け、河原田城~羽茂城まで、わずか4日間で攻め落としたという。300隻で上陸した上杉軍に、当時勢力があった羽茂本間氏は、どれほど圧倒されたであろうことが想像出来る。
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●《妙宣寺》へ参拝 佐渡平定後、雑太城跡に寺領を与えられたので、空堀跡があった。もともと、寺社に手厚い保護をしていた上杉軍。 ここでは、兼続が出した寺領安堵状と制札、奉納したといわれる槍の穂先が間近で見ることが出来、しかも、写真撮影が可能だった。
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●佐渡がまるわかり《佐渡博物館》へ
佐渡の自然、歴史、美術、芸能などが展示されている。
学芸員さんのお話でもそうだが、佐渡での上杉に関する資料は少なく、いろいろな説があるという。はっきりした資料が少なく、後世に上書きされた資料も100%確証がない。だからこそ、歴史の奥深さがあって人々を魅了するのかもしれない。
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●現在、県立佐渡高校の敷地となっている《河原田城址》を見学 ここも、下から見上げるのみ。城の遺構らしきものはほとんど無く、地元では、獅子ケ城と呼ばれている。 河原田本間氏も、羽茂本間氏同様、勢力があった。やはり、上杉軍の圧倒的な軍勢と戦いに応戦するも落城、あえなく自刃。我が家族、我が領土の民を守る為に、戦わざるをえない時代に生きた人達のことを思うと、平和な時代に生きていられることに改めて感謝です。
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●おまけの曹洞宗《本田寺》へ
バスガイドさんと運転手さんのはからいで、ちょいと寄り道。
本間家の家紋、ひし形が分家。四角形が本家とのこと。
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●七浦海岸の夫婦岩と夕日 自然の作り出す景色と色に、勝るものなし。ただ、ただ感服するのみ。
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●海沿いを走って、相川の宿《ホテル万長》へ 相川湾前。部屋はオーシャンビュー。温泉は無色透明。24時間入浴可。サウナ付。潮風に吹かれて入る露天風呂は、最高です。 夕食は、これまた豪華なお膳(写真撮るのを忘れました)。ツアーメンバーの女性が、昨日のカーフェリー内イベントでゲットした「上善如水」を晩餐会に提供してくれました。ルネッサーンス! 食後は、ホテル万長さんのはからいで、佐渡おけさ観賞へ。本来は、風が無ければ外で催されるところ、あいにく風が強くて他ホテル内だった。昼のカーフェリーでも、佐渡おけさを体験。16拍子でゆっくりな動きだけれど、いざ踊ってみると意外に難しい。楽しく踊って、修得証までいただいちゃった。一番さまになっていたのは、長谷川さんかも。 このホテルの美術館では、貴重な著名人の作品を見ることが出来ます。
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9月27日(日曜日)
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●上杉の貴重な資金源になっていた金銀山。 江戸幕府の財政基盤となった《佐渡金山》へ観光 同じ入口から、江戸時代(宗太夫坑)、明治時代(道遊坑)のそれぞれ2つのコースを見学。機械化されていない時代に、ありの巣のようにはり巡らされた採掘が行われていたのには、驚くばかりである。どれほどの膨大な時間と労力を費やして、行われていたかを物語っている坑内は、とてもヒンヤリしていた。これは、今も昔も変わらないのだろうか。 そして、12、5kgの金塊体験にチャレンジ。姉はのべ棒をたてるところまでいったが、手に乗せることが出来なかった。欲をかかず、無欲にならねば掴めないかも。 次回は絶対リベンジ。
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●真野にある《歴史伝説館》へ 順徳天皇、日蓮聖人、世阿弥と佐渡に配流された3人の歴史をコーナー毎に人形が紹介。わかりやすくて面白いが、人形がリアル過ぎ。 安寿と厨子王、夕鶴の伝説が佐渡だとは、知らなんだ。佐渡おけさ伝説も、蕎麦屋の主人に、猫が恩返しするという、意外性のあるストーリーで興味深かった。 皇居新宮殿の棟飾り、人間国宝佐々木象堂作「瑞鳥に触れることが出来る。何だかご利益ありそう。 そして、ジェンキンスさんが宣伝している地鶏の卵を使った太鼓番せんべい。収益の一部は拉致被害者家族会への寄付金だそうで、私達も購入。バスガイドさん、おすすめのふきみそも美味しくて、お買い上げ。
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●両津港からジェットフォイルで新潟港へ 両津港までの道のりは、加茂湖を横目にしながら、小木港や真野、相川ともまた少し違ったいい風景。佐渡は、四季を通じて海山の幸を味わえるというのも、納得。 船内でのトキの里山弁当。秋の気配を感じさせる落ち葉が季節感を醸し出している。地元の食材を使って、地元の方がつくる、手のこんだ暖かみのあるお弁当。佐渡に名残惜しさを感じながら、いただくふるさとの味は、何とも言えず美味しい。これは、おすすめ。
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●新潟駅にて解散
2泊3日の旅も、過ぎてしまえばあっという間。具だくさん、てんこ盛りのツアー、上杉好きな私にとっては、お腹いっぱいになる位、とても充実でした。
普段、個人旅行をすることが多いなか、何かしら新潟や佐渡にゆかりのある方達と、今回のモニターツアーでご一緒出来たこと、嬉しく思っています。
皆さん、おつかれさまでした。そして、どうもありがとうございました。
今回の旅は、まさに新潟・佐渡の「天地人」でした 。
《天》…旅行中は天気に恵まれました
《地》…地元の自然や名所、食材など
《人》…ツアーのメンバー、主催者の長谷川さん、佐渡汽船の藤田さん、バスガイドさん、運転手さん、ホテルの方々、上越市、佐渡市役所の方々、ボランティアの方、地元の方々
このような企画は、県や市、観光会社や地元の方々との連携があって成り立つものと思います。今後も、新潟・佐渡と他都道府県を繋ぐ架け橋になるべく、モニターツアーを続けて、商品化して欲しいです。そして、佐渡が世界遺産になれるよう応援しています。
このツアーを最後まで切り盛りしてくれた、長谷川さん、藤田さん、いろいろお世話になり、どうもありがとうございました。今回の旅に関わった皆さんにも、よろしくお伝えくださいますようお願いいたします。
皆さんの益々のご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。
また、どこかでお会いできることを楽しみにしています。