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平成30年2月8日 新潟県知事 定例記者会見

2018年02月09日

1 日時  平成30年2月8日(木)

2 場所  記者会見室

3 知事発表項目(13:30~13:02)
 ・大雪に関する呼びかけについて
 ・「就職ガイダンスにいがた 2019 in TOKYO」の開催について

4 質疑項目(13:02~14:13)
 ・大雪への対応について
 ・原発関連問題について
 ・平昌五輪について
 ・拉致問題について
 ・名護市長選挙について
 ・新潟米について
 ・眞子内親王殿下のご結婚延期について

知事発表


(大雪に関する呼びかけについて)

 ここ数日、県内が再び大雪に見舞われています。来週以降も寒気の流入により冬型の気圧配置が強まり、再びまとまった降雪が見込まれています。最新の気象情報に留意し、大雪が見込まれるときには不要不急の外出は避け、どうしても車で外出しなければならないときは、スタッドレス(タイヤの装着)は当然だと思いますが、場合によってはチェーンを使った方がいいときもありますので、チェーンやスコップ等を用意するなど、雪道に十分備えていただければと思います。また、お出かけの前には、気象情報だけでなく、最新の道路情報にもぜひご留意ください。今年の冬は除雪作業が非常にありますので、除雪中の事故には大いに気を付けていただければと思います。また、いわゆる事故だけではなく、元より心臓等の病気があるということなのでしょうけれども、病気と言いますか、血管障害で亡くなられていると思われる事例も発生しています。除雪作業を行うときには、そういった体の病気の方にもよく気を付けていただければと思います。また、1人でやらずに、1人でやるのがやむを得ないときには、家族や近所の方に一声かけてから作業を行ってください。また、各市町村では高齢者の方や障害のある方など、住宅の雪おろしの作業が困難な方に対して、相談を受け付ける窓口を開設していますので、除雪にお困りの方は各市町村の窓口の方に相談してください。

(「就職ガイダンスにいがた 2019 in TOKYO」の開催について)

 3月5日、月曜日に東京の「表参道・新潟館ネスパス」で「就職ガイダンスにいがた 2019 in TOKYO」を開催します。時間は11時30分から17時30分です。東京ですのでなかなか県内にいる方は参加しづらいとは思いますが、県内(出身で首都圏在住の)の学生さんにぜひご参加いただいて、県内企業への就職をご検討いただければと思っています。
報道資料(「就職ガイダンスにいがた 2019 in TOKYO」の開催について)(PDF形式  2826 キロバイト)

質疑


(大雪への対応について)

Q 代表幹事
 県内は再び大雪となり、道路で車が立ち往生したり、空き家が倒壊するなど影響が出ています。最新の県の情報を伺うとともに、関係機関との連携など、県の対応をお聞きします。

A 知事
 まず、大雪で亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げます。また、けがをされた方、長時間渋滞に巻き込まれて非常にご苦労された方など、多くの県民の皆さまに改めてお見舞いを申し上げます。2月7日の14時30分現在の集計では、今冬の雪により11名の方が亡くなられている他、重傷、軽傷合わせて151名の方がけがをされています。また、建物被害では、空き家の全壊が4棟となっています。ここ2年間は小雪で、死傷者、倒壊家屋とも少なかったのですが、今冬は平成26年度以来の大雪となっており、被害が大きくなっています。県としても引き続き警戒し、また起こった被害に対して対応してまいりたいと考えています。

Q NHK
 昨日、知事は柏崎に行かれる予定だったかと思うのですが、(柏崎市長、刈羽村長との意見交換等に)出席できなかったと伺っていますが、どのような状況だったのか、改めて教えていただけますか。

A 知事
 道路の状況について、昨日は県央地域で非常に渋滞が発生したという状況です。現在は、残っているところはありますが、それぞれに解決に向かっていると把握しています。県内の各圏域で国、県、市町村の道路管理者等でつくる連携会議で情報を共有しながら対応しているところです。また、村上市内の渋滞についても、情報共有が図られており、道路を管理する国道事務所や村上市、県警本部と連携を取って、(状況を)確認しつつ、対応しているところです。引き続き、迅速に情報を把握し、対応に努めてまいりたいと思います。 昨日は14時から三者会談ということでしたので、11時50分にある程度の余裕を持って(県庁を)出ました。出る段階で、(高速道路の)巻潟東から三条燕インターチェンジが通行止めということでしたので、仕方ありませんので三条燕インターチェンジから乗りましょうということで向かいました。(高速道路が)通行止めでしたので国道116号で向かったわけですが、皆さん同じと言いますか、116号と、もう1本の寺泊側の方(国道402号)に集中して、非常に渋滞していて、結局、三条燕インターチェンジの手前に行ったのが、14時の直前、13時52分(正しくは、13時45分)ぐらいでした。(インターチェンジまで)あと数キロのところでした。ところがその段階で、三条燕から中之島見附インターチェンジも通行止めになったという情報が入りまして、そこから中之島見附インターチェンジに行くという手はもちろん残ってはいたのですが、ほぼ同じ状況が起こると言いますか、三条燕インターチェンジから乗れなかった人が中之島見附インターチェンジに集中するわけですので、おそらくそこに着くまでにまた2時間かかるであろうと。さらにそこからの状況も見込めないということで、13時50分(正しくは、13時52分)の段階で、ここでもし立ち往生の中に入ってしまうと、それはさすがに危機管理上いかがなものかと思われるので、引き返せるこの段階で引き返しましょうということで、関係各所に調整した上で引き返すということにさせていただきました。

Q NHK
 図らずも、スタック車両とか立ち往生なども含めて、雪の被害が各地で起きている中で、知事自身もそれに巻き込まれる形になりましたが、改めてその辺はいかがでしょうか。

A 知事
 交通が渋滞すると非常に大変だというのはよく分かりました。なるべくそれを生じさせないようにするということで、先ほど言ったとおりの対策を打っていくのですが、同時に、私が引き返したからというわけでもないのですが、不要不急なものは控えていただくと同時に、途中で駄目だと思ったら引き返す勇気というのも、別に自分を正当化するわけではないのですが、それでいいのかなと思います。渋滞はいくつもの要素で解消していくものなので、解消しようと思うと、道(の状態を)をよくするのもあるのですが、集中する車が減れば減るほど解消は容易になりますので、そういう意味では、これは難しいと思ったら引き返すと言いますか、戻れるときに戻るというのもまた必要かと思います。


(原発関連問題について)

Q 新潟日報
 昨日、地域の会(柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会)が開かれまして、地域の会の中で、大雪のときに仮に原発事故があった場合、避難が非常に難しいということが、知事が来ることができなかったということで逆説的に証明されたのではないかという意見が出たのですが、その点についてはどのようにお考えになりますか。また、今後、大雪という要素を、県の独自の検証ですとか、検証においてどう加味していくか、その点をお聞かせください。

A 知事
 図らずもまさに証明されたということだと思います。大雪ももちろんそうなのですが、おそらく結局あの人数が一斉に避難するというと、ほぼ状況としてはそれほど大きく変わらないのだと思います。たとえ大雪がなくても。大雪はより一層その状況を悪くしますけれども。おそらくは高速道路を使うのでしょうね。高速道路はともかく一定のところまでは整然と(車間距離を)離さないと到底対処できない。特に雪などもそうだと思います。そうするとそれに対応した体制をつくっていくということだと思います。今回は高速道路が止まりましたけれども。同時に、高速道路は覚悟さえ決めて、ものすごくたくさん除雪車を投入すれば、一番対処しやすい道路ではあるわけです。特に雪なども周りに落とせますから。ひたすら落とすと覚悟さえ決まってしまえば。そういった様々な課題をきちんとこれからの検証委員会の中で詰めていって、それに対して対応できるような計画を作っていくということだと思います。

Q 新潟日報
 地元からも、スマートインターチェンジの増設というのも一つの考え方として出ていますが、そのアイディアはいかがですか。

A 知事
 可能性の一つだとは思います。ただそれも、本質的にスマートインターチェンジの数が重要なのか、もしくはスマートインターチェンジまでの道も、ある種特殊な道と言いますか、そこに至る道はひたすらものすごい勢いで除雪するのかということですけれども。選択肢の一つではあると思います。

Q 新潟日報
 櫻井市長は避難計画を作ってから避難するのではなくて、早期に冬季の避難訓練を実施して、訓練で検証しながら避難計画を立ててほしいと発言されていますが、そのお考えについてはいかがですか。

A 知事
 それは想定していることが違うのかもしれないので、櫻井市長には櫻井市長のお考えがあるのだと思うのですが、まさに今言ったような課題を本当に解けるかどうかということを確かめるために避難訓練はするのだと思います。計画の実効性を確認するために。逆に闇雲に、雪が降っているときにみんなで逃げましょうと言って、やっぱり渋滞しているから駄目ですよねと言っても、それは課題が見つかっていないし、どうしたらいいか分からないのだと思います。予想されたとおりのことが起こるだけと言いますか。そうではなくて、それをどう解くか。思いつきのような話で恐縮ですが、今言ったみたいに、高速道路に至る道を1本決めて、そこに何台も除雪車を投入して、除雪車が連なった後ろにバスが連なるような形で行って、どんなことがあっても高速道路をともかく開けるのだということで、ひたすら護送船団が動くということをするのだという計画を立てて、それができるかどうか確認するなら、相当訓練の意味があると思いますが、やはり個別具体的な計画がない中で、漠然と訓練をしても課題は分からないと思います。何をしたらいいか分からない。できないということが分かるだけみたいなことだと思うので、そこはある程度具体的なプランがあって、そのプランが本当に実行可能か、もし何かを解けばできるのだったら、何を解けばいいのかというのを見つけるためにやるのが訓練だと思うので、私は、まず、それなりに実現可能なものを、かつ課題が発見できるようなものを作ってからやるべきだと思います。

Q 時事通信
 昨日の地域の会では、住民の方から、住んでいるところから出るのも大変なのに、冬季の避難というのは無理だということを、避難訓練を1度することによって証明してほしいという話も出ました。知事は、平成30年度には、冬季にかかわらず避難訓練というのは難しいというお話をされていましたが、冬季に雪があるような条件の中で、訓練すること自体の意義、それは必要だとお考えでしょうか。

A 知事
 原発であれば、別にそうしたいという意味ではないのですが、再稼働しないという選択肢はあるわけですが、地震は地震が起こらないという選択肢はないわけです。仮に冬季に地震が起こった場合にはいずれにせよ逃げなければいけないわけですから、そういう意味では何であれ、特に原発(事故)に限らず、避難する方法は考えるべきだと思います。かつ、それは高速道路まで全部壊れてしまったら、それはどうにもならないのですが、おそらく高速道路が動いていて、思い切り資源を投下すると言いますか、ともかくルートを1本決めて、そこに対して除雪車を20台、30台ぐらい連ねて、ローテーションしていくみたいな。その後ろにはバスが何台もあるという状況にすれば、それは動くことは動くのだと思います。ひたすらまずは雪のないところと言うか、かつ事故が起こったところから離れることを大前提に最優先でやるというような方法はあると思うので、そういう意味では不可能ではないと思います。不可能でない方法をきちんと検証しておいて、その問題点を解決していくことだと思います。それは原発事故に限らず、他のことがあったときにも生きるわけですから、そういうのは進めていくべきだと思います。

Q 時事通信
 平成30年度は無理でも、冬季の避難訓練というのは、それ以降に行うと・・・。

A 知事
 行うべきだと思います。それは原発(事故)だけに限らず、そういう体制というのは、別に柏崎市に限らず、あらゆるところでいろいろなことが起こりうるわけですから、もしかしたら可能性は非常に低いとは思いますが、もしかしたらミサイルが着弾する可能性だってゼロではないわけなので、本当に緊急のときにどうするというのが決まっているというのは重要なことだと思いますから、そういう意味も含めてそこはきちんと作っていきたいと思います。

Q 時事通信
 柏崎市の櫻井市長も、冬季でなくても、春夏秋でも訓練をという話はされていましたが・・・。

A 知事
 もちろん訓練は大事なのですが、訓練を何のためにするか、訓練のために訓練するわけではないのです。訓練というのは本番のために訓練するわけです。そうすると本番にどうするかということに対応していない訓練というのは意味がないのだと思います。本番にどうするかということを確かめるために、本番にできるためにするので、そのプランがあってのことだと思います。

Q 時事通信
 きちんと計画ができた段階では、冬季の訓練は一度やるべき・・・。

A 知事
 やるべきだと思います。今言ったようなプランを立てざるを得ないではないですか。先ほどのは思いつきなので、できあがったら全然違うプランかもしれませんが、それを立てた上で、本当にできるのかとやってみるべきです。それはそのままの規模でやると混乱を招いてしまうので、規模は縮小してやるのでしょうけれども、机上訓練と併せてそういうことをやっていくべきだと思います。

Q 時事通信
 地域の会にまた参加されたりとかは・・・。

A 知事
 もちろんそのつもりです。

Q 時事通信
 それは今年度と言うか、あと1回しかないですけれども。

A 知事
 今年度は間に合わないかもしれないですが、単に今回のは大雪で延期しただけで、1年後ということにはならないです。

Q 時事通信
 近いうちにまた住民の方と直接触れ合う場というのは・・・。

A 知事
 はい。そのつもりです。

Q 朝日新聞
 今日の午前中に柏崎刈羽原発の設楽所長が定例会をやったのですが、その中で3つの検証を終えない限り、設楽所長の発言としては、原発再稼働はしませんという発言がありました。今までは、3つの検証には最大限協力すると、小早川社長が言われていましたが、こういう言い方はなかったと思います。そこの受け止めをお願いします。

A 知事
 それはありがたいことですよね。そこはやはりそういう手順であるべきだと。最終的に目指すところはお互いに一致していようがしていまいが、少なくともこちらがきちんと検証するということに関してご理解いただいているのは大変ありがたいと思います。

Q 朝日新聞
 その上で、避難計画と検証の関係で改めてお尋ねしたいのですが、3つの検証の特に避難計画のところは、実効性のある計画を検証するということだと思うのですが、これは実際に避難計画を作って、検証作業をやったらいろいろな課題が出てきたと。まだ実効性があると言えない場合は、それをもってして検証作業は終わりだと言えるのか言えないのか。どうでしょうか。

A 知事
 それは言えないのでしょうね。実効性というのはどの段階かということだと思います。ゼロというのは何であれあり得ないとは思うので、例えば実効性に関しても100%というのはあり得ないのだと思います。許容できる実効性と言うのでしょうか。絵に描いた餅というのは全然話にならないのですが、ある程度の課題は出たとこ勝負と言いますか、非常に感覚的な言葉ですが、感覚的には8割ぐらい実行できると。かつ、大きな被害が出てこないということを、ある程度の8割の確率で信じられるという状況になっているべきだということです。

Q 朝日新聞
 そうすると、ほぼほぼ実効性が担保されるような状況だと判断できない限り、先ほどの話とすると、検証も終われないし、ある程度実効性のある避難計画ができないことには再稼働は当然できないという、ある意味当たり前と言えば当たり前なのかもしれないですが、そこを改めて・・・。

A 知事
 県民の安全ということですから、安全が確保されなければ、再稼働はできないということです。安全というのは100%がないけれども、やはりある程度の確証というのは必要だということです。それがなければ再稼働できるとは言えないと思っています。

Q 産経新聞
 先ほどの大雪のときの避難経路について話が戻りますが、高速道路での避難ということを仰ったときに、覚悟を持ってと言うか、一応の覚悟が必要だというニュアンスとして聞き取れたのですが、そのくらい覚悟を決めない限りは高速道路での避難というのは非常にリスクを伴うものなのかどうか、その辺りの認識をお聞きします。

A 知事
 むしろ安全だから高速道路を選ぶわけです。ただ、雪があるときにどうやるかという話なので、そうすると雪はひたすら下に落とすということになるわけです。結局除雪というのは、雪のやり場がないから困るわけです。下に落とすということは、下の場所にいる方にとっては、多くは田んぼなわけですが、田んぼの人だって困ってしまうわけです。大量の雪を上から落とされたら。場合によってはそこに人がいたりする可能性もゼロではないということになってくるので、人に当たっては絶対いけませんからそこはすごく周知するのですが、少なくとも田んぼに山のように雪が積まれる状態に関しては、皆さんそれは許してくださいということを、事前に条例を作るなり、法制化するなり、周知するなり、いろいろなことをしていかなければいけないのだと思います。そうすると何が何でも高速道路を動かすということは、多少なりとも他のところはごめんなさいになるわけです。かつ、もちろん避難車両以外は一切全部止めるのでしょうし、避難に使う経路に関しては、避難車両以外は入ってくれるなということをやるわけでしょうし、その手のいろいろなものを最優先にして他は捨象しますということに関しての覚悟はいるということだと思います。逆に安全という意味では、むしろ一番安全だからということです。

Q 新潟日報
 櫻井市長が仰っていることと、知事が仰っていることがはた目で聞いていると違うような印象があるのです。昨日は残念ながら三者会談できませんでしたが、直接お会いして互いにどうかみたいなことをしたいというようなお考えは・・・。

A 知事
 そうですね。そのつもりで三者会談をしようと思っています。ただ、前提が違ってかみ合ってないのではないのかなという感じもするのです。櫻井市長は、まさかやみくもに(訓練を)やりたいと思っているわけではないのだと思うのです。やみくもに訓練しても仕方がないではないですか。おそらく本当の違いというのは、何パーセントぐらいの計画のときにやるべきかみたいな話だと思います。60%でやるべきか、80%でやるべきかみたいな話だと思うので、その辺りはぜひ意思疎通をしたいと思います。

Q 新潟日報
 改めて三者会談を再設定するタイミングみたいなものはどんなふうに・・・。

A 知事
 高い確率で年度はまたぐと思います。それぞれが議会が入ってしまうので、そういう意味では(昨日が)議会前の唯一のタイミングみたいなところだったので。年度明けでなるべく早くということになろうかと思います。

Q 新潟日報
 ちなみにそのときのテーマというのは、一つ論点としてありましたが、他に何か話し合いたい論点というのはあるのでしょうか。

A 知事
 一つは、今回まさに出た避難計画の話でしょうし、もう一つは、それが話題になっているところの、やはり立地交付金(電源立地地域対策交付金)の話ですか。すぐに起こることではないのですが、今後予想されることですから、すぐに落としどころが見つかるかどうかはともかくとして、お話は今から始めておくべきだと思います。

Q 新潟日報
 昨日の三者会談の関係で「地域の会」の皆さんで、原発を推進される方も、反対される方も、避難をどう担保するかというその不安については共有するようなところがあったのですけれども、その地域の中でそういう不安があるということ自体については、知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A 知事
 当然あるわけですよね。それに対してこたえてこなかったというのは、ある種の怠慢という言い方は何ですが、それはよくないのだと思います。不安というのは、いきなり安心しろと言われても安心できないわけなので、それは同じものを見て不安と感じる人も不安でないと感じる人も、意見の分かれるのは当然なのですが、やはりどれに対してどう考えるべきかというものをきちんと提示するべきだと思います。それが避難計画になってくるのだと思います。それが一体どの程度のものなのかということに関して、もちろんその中で検証もしていくのですが、最終的には住民の皆さんが決めていくということで、きちんと判断の材料を提示していくというのは行政の役割だと思います。

Q 新潟日報
 昨日の高速道路の話なのですが、昨日の通行止めは積雪以外にも視界不良という面があって、そもそも視界不良で通ること自体が危険なのではないかというときに、高速道路を使わないで国道だったり、県道だったり、一般道を使った避難というところの措置というのも計画では検討されるということでしょうか。

A 知事
 場合によってはもちろんそうですね。ただおそらくですが、私はそこは専門家ではないので、おそらくは視界不良は結局のところ解決しようと思えば、本当に数メートル先も見えなければ駄目ですが、みんな時速10キロメートルぐらいでのろのろと行進するのであれば、それはよほどのホワイトアウトの状況でなければ、まあまあ行けるわけです。一般道を普通に走るのと、ともかく避難だと割り切って、ともかく(時速)10キロ(メートル)とかでひたすら機甲師団のように動いていくのだということはまた別なので、それを含めた上で考えていくということだと思います。

Q 新潟日報
 ちなみに高速道路を使った避難訓練というのも選択肢としてはあり得るのでしょうか。

A 知事
 東日本(高速道路株式会社)によりますが、選択肢としてはあり得ると思います。少なくとも机上訓練はあり得るということです。

Q 産経新聞
 柏崎市の櫻井市長と米山知事との考え方のずれについて伺います。先ほど、前提が違っているかもしれないと、少しかみ合っていないかもしれないと。三者会談は年度をまたいで新年度になる方向だと思いますが、前提が違っているかもしれないというのは、非常に大事な問題だと思います。例えば、安倍首相とアメリカのトランプ大統領は、これだけ距離が離れているにもかかわらず、何度も電話会談をしています。三者会談という直接会う場だけでなく、今からでも電話で櫻井市長に、前提の部分について双方の認識を、一致する・しないは別にして、どうずれているのかを確認するということはされませんか。

A 知事
 それに関しては、もちろん櫻井市長の携帯電話(の番号)も知っていますから、お互いに知っていますから、時折お電話したりしますが、安倍首相とトランプ大統領もきちんと事務的な擦り合わせをした上でおそらく電話しているのでしょうから、決定事項がパブリックのものに関しては、事務的な擦り合わせをした上でお電話するということでしょうか。

Q 産経新聞
 前提条件が違っているかもしれいないというのは、事務方レベルでの調整だけでなく、トップ同士の意見の相違とか、その辺りの認識を2人で話し合う場は設けられないですか。

A 知事
 あってもいいし、三者会談でもできると思いますけれども。意外にトップ同士の話というのは、自分も非常にそうだと思いますが、皆さんも記者会見を聞いていて分かると思いますが、本当に意見を変えないですよね。トップ同士の話というのは、意見がお互いに変わらないことが多いですよね。事務当局同士だと比較的意見を変えられるところがあって、その上で(トップが)最終的な確認をするということの方が生産的なことも多いということです。もちろん、状況が変わり得るならば、お電話をさせていただきたいと思います。


(平昌五輪について)

Q 新潟日報
 明日から冬季五輪、平昌五輪が始まりまして、一部は今日から始まっていますけれども、県の関係ですと平野選手ですとか、メダル有望な方も出るようなところはあるのですけれども、知事としての期待ですとか、あるいは知事としての見所みたいな、どういうところに注目しているかあれば伺いたいのですけれども。

A 知事
 皆さんに、平野さん、冨田さん、小野塚さん、藤森さん、田中さん、出来島さん。出来島さんはパラリンピックですけれども。皆さんにぜひよい成績を取っていただいて、できるものならメダルを取っていただきたいと思います。見所は、各競技の見所ではないですか。

Q 新潟日報
 知事が注目しているものが何かあるかなと思いまして。

A 知事
 スポーツは全般に好きなので、どの方もと思いますけれども。どの競技もしっかりと見させていただきたいと思います。


(拉致問題について)

Q 新潟日報
 平昌五輪を契機に南北の対話ムードが急速に高まっていて、開会式には金正恩氏の妹の金与正氏が出席するという報道もあるのですが、拉致問題を抱える本県にとって、南北の対話ムードが高まっていることに対してはどのように評価されていますか。

A 知事
 分からないという感じです。南北の関係は、我々としてプラスの影響とマイナスの影響のどちらも予想されるので、非常に評価が困難です。我々としてはコメントしようがないということだと思います。その上で、ぜひ拉致問題が置き去りにされないように、拉致被害者全員の帰還をぜひ果たしていただきたいと思います。逆に言うならば、いずれの状況であろうが、融和だろうが、対話だろうが、いずれにせよ拉致被害者の救出にうまく使ってくださいということを、日本政府に求めたいと思いますし、県としてもそのように働き掛けたいと思います。

Q 新潟日報
 南北の対話によって生じる、プラスとマイナスの影響というのは、それぞれどういったケースが想定されるのでしょうか。

A 知事
 プラスに関しては、少なくとも交渉がある程度はできる空気が醸成し得るということはあり得ますよね。話をするテーブルができると言いますか、その中で(拉致問題を)出したときにうまく対応してくれる可能性はあります。そういう意味では、全く融和が悪いということではないのだと思います。一方で、融和の中で何となく事がうやむやになってしまうと言いますか、いつの間にか制裁も解除と言いますか、いつの間にかいろいろな抜け道ができてしまって、結局北朝鮮としては現状のままでいいのだという状況になってしまって、ほぼ何の対応もしないというマイナス面も予想されるということですね。ただ、どちらが起こるかは、我々の持っている情報からは予想もしづらいので、そこは分からないということだと思います。


(名護市長選挙について)

Q 共同通信
 他県の話で恐縮ですが、先週の沖縄県の名護市長選挙をどうご覧になったのかご所感をお聞かせください。

A 知事
 なかなか言いづらいところがあるのですが、やはり選挙はそんなにシンプルに決まるものではないですよねというところがあります。あれはもちろん多くの方の見方としては、やはり基地問題というのが非常に大きい。それが最大の争点と捉えておられたと思いますが、例えば私の知事選挙で、原発問題は非常に大きな争点であったわけですが、一方で本当の勝負が決まったのは、なかなか言いづらいのですが、候補者の年齢であったり、キャンペーンなどのいろいろなもので実際は決まるわけなのです。あの選挙を私は最後の方で、それぞれのキャンペーンの特集のようなものを見ただけのですが、実は争点以外のところで決まった部分も非常に大きいのではないかと感じました。ただ、選挙はそういったものなので、それを分かってそれぞれの陣営はやるべきだとは思います。この結果は民主的プロセスの結果ですから、そのとおり受け止めるべきだと思います。

Q 共同通信
 稲嶺さんの対抗だった渡具知さんが、表だって基地を持ち出さずに、一部から争点を隠してるのではないのかといった指摘もあったりするのですが、それを踏まえた上で、改めて何が勝負を分けたのか、個人的な所感で恐縮ですが・・・。

A 知事
 そこも含めての選挙戦略だと思います。もちろん正面から受けて立つのは武士道的に望ましいのはもちろんそうなのでしょうけれども、私は意外に宮本武蔵だって悪くないのではないですかという意見です。宮本武蔵は武士道的視点から言うと、とんでもない人なわけです。遅刻して行って、しかも櫂で殴るなんて。言語道断だけれども勝ってしまえば、有名人になれるわけですから。私は選挙を5回もやっていますから、選挙はそういったものだというところがあって、正直言って、キャンペーンとしては渡具知さんの方がうまくやっていたように、勝ったからそう見えるだけかもしれませんが、見える部分はあったと思います。これは仕方がなくて、基地を争点にしたい方が、より有効に争点化すべきだった。相手がかかってこなかったのが悪いというのは、違うだろうと思います。そういった意味では、私はどちらでもないのですが、実はキャンペーンのやり方だったのではないかとみています。


(新潟米について)

Q 時事通信
 お米の販売戦略の件で、昨日の柏崎の・・・。

A 知事
 (柏崎市が発表した新ブランド米)米山(プリンセス)というものですよね。びっくりしました。

Q 時事通信
 米山プリンセスを新之助のお嫁さんにしてほしいとか・・・。

A 知事
 それは良いのではないでしょうか。そうすると、それぞれにキャラクターが必要ですね、結婚式をするにも。さすがに米袋同士というわけにはいかないでしょうから。それはキャンペーンとしては面白いと思うので、もしそれぞれにキャラクターができたらしてみるのもいいのではないでしょうか。でも、キャラクターのテイストが合わないとあれですよね。新之助君の方は、すごくマンガチックなキャラクターで、米山プリンセスさんの方は実写チックだったら、相当無理があるカップルになってしまいますし、そこはよく相談させていただきたいと思います。

Q 時事通信
 そこ二つの銘柄にかかわらず、新潟米全体として他の地域に認証米がたくさんあるかと思いますが、そういったものも含めて来年に向けてよりPRするための予算取りですとか、力を入れている点というのを・・・。

A 知事
 (平成30年度当初)予算(案)は間もなく発表するので発表したときということですが、しっかりと予算を確保しながら、ああいったものはイメージが大事なので可能な限りイメージを固定していく。良いイメージなら固定していく、多少なりとも新鮮にしながら。結婚は結婚でいいのですが、あまりイメージがぶれるのも、あれこれしすぎて訳が分からなくなるというのも何ではあるので、基本的には今のイメージのまま、それをブラッシュアップしていきたいと思います。

Q 朝日新聞
 市町村で認証制度を作っているお米は他にもあるようで、例えば弥彦村の伊彌彦米だとか、糸魚川市とかあるのですが、結構前からやっていて、どれくらい県外で浸透しているかというところがあったり、どこも特長は特別栽培であると。でも特別栽培の認証を県でやっているので、その上で市町村でそれぞれちゃんと出していくと。この平成30年の中で地域間競争みたいなことになっていくという意味で、喜ばしいことなのか、それとも全部コシヒカリなので、新潟産コシヒカリとしてという文脈でいくと、どういうふうに県としてお考えですか。

A 知事
 そこは(県は)口を出しづらいと言いますか。そこは各市町村の中で考えていくことなので、そこは各市町村でぜひキャンペーンの効率性というものに関して考えていただければと思います。場合によっては、一緒にキャンペーンするという方法もあるでしょうし、必ずしもこだわらなくて一緒にキャンペーンをするという選択肢も、市町村がそちらを選んでいただけるならそれもあるわけです。要は、協力して県産米として(キャンペーンを)やっていくという方法もあるのだと思うのですけれども、それだとなかなか市町村の理解を得づらいということもあるのかもしれません。その辺は少しまた、仕組みを考えさせていただきたいと思います。

Q 朝日新聞
 例えば県として、ゆるキャラグランプリではないですけれども、いろいろな認証米のようなものを一つにまとめるというようなところで、これから検討していくような考えはお持ちですか。

A 知事
 比較的キャンペーンというのは常に、あまりやり過ぎというのは、あれこれになってしまうのは非常によくないという意見の持ち主なので。新之助(のイメージカラー)はひたすらこの赤白ではないですか。だからみんな定着しているところはあるのだと思うのです。先ほど冗談で(マンガのキャラクターのような)「新之助君」と言いましたけれども、これで「新之助君」まで作ってしまったら、あまりイメージをぶれさせてしまうのは、それはそれで少し今ひとつと言いますか。ともかくイメージ1個に対して、ひたすら資源を投下する方が、おそらくキャンペーンとしては効率的なのだと思います。あまり浸透しないゆるキャラをたくさん作るのはコストの無駄というところはあると思います。その辺を市町村が市町村の独自の判断でやることに対して私が何か言う立場ではないので、やっていただきながら、そこはもし同じように、共に統一してやりましょうというようなことに関して、ある程度の仕組みを考えてもいいかもしれないと思います。


(眞子内親王殿下のご結婚延期について)

Q NHK
 秋篠宮家の眞子さまの結婚が延期ということになりましたが、受け止めをお願いします。

A 知事
 私が口を挟むようなことではないという前提のもとで、(報道されている)経緯を聞くと少し残念な印象は受けます。本当にお忙しくてということであれば、それは何の問題もないことだと思いますが、率直に言ってそうばかりにも見えないところもあります。ご結婚の方はまた別として、特に他の行事にバッティング(重複)せず、(結納に当たる)「納采の儀」はできるのではないかというような思いは多くの人が持つのだと思います。そういう意味では、いろいろ報
道されている経緯が影響したのかと思ってしまい、それが事実かどうかは全く分からないので、推測だという前提ですが、もしそうだとしたらそれは非常に残念なことです。ご本人のことであるならば、ある種ご本人の責めですから、ある程度は受け止めるべきだと思うのですが、いくらご親族とはいえ、ご本人のことではないので、それは関係ないというのが我が国の憲法の在り方と言いますか、もしご本人以外の理由によってそうなったとしたら、それは非常に残念だと思います。それはあくまでも推測でしか分からないことなので、そうだとしたらということです。


※文中の(  )内については、広報広聴課で加筆したものです。