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平成29年4月6日 新潟県知事 定例記者会見

2017年04月07日

1 日時  平成29年4月6日(木)

2 場所  記者会見室

3 知事発表項目(13:30~13:34)
 ・糸魚川市大規模火災の被災者に対する住宅等再建支援について
 ・U・Iターン就職活動等に係る助成の拡充について
 ・羽越水害復興50年記念事業について
 ・土木防災情報システムのスマートフォン版サイトの開設について

4 質疑項目(13:34~14:20)
 ・第四・北越銀行の経営統合に向けた基本合意について
 ・新潟市の政令指定都市移行10年について
 ・今村復興大臣の発言について
 ・原発事故に関する3つの検証について
 ・水俣病特措法異議申立て等について
 ・鳥獣被害対策について
 ・新年度の抱負について
 ・平成29年度定期人事異動について
 ・E4系新幹線車両の廃止について
 ・ツイッターでの発言について
 ・全国知事会について
 ・新採用職員に対する訓示について

知事発表


(糸魚川市大規模火災の被災者に対する住宅等再建支援について)

 糸魚川市大規模火災の被災者への住宅等再建支援策として「ふるさと越後の家づくり復興支援事業」を実施します。補助対象は、戸建住宅、共同住宅、店舗、事業所です。補助額は、越後杉ブランド認証材を使用した住宅等の建設に対し、最大100万円を補助します。さらに県産の瓦を使用した場合には50万円の加算、県内畳業者が畳敷を施工した場合には最大10万円の加算、県内左官業者がしっくい塗りを施工した場合には最大19万円の加算があります。募集期間は平成29年4月6日からですので、ぜひ糸魚川で住宅等を再建される方はご応募いただければと思います。
報道資料(糸魚川市大規模火災の被災者に対する住宅等再建支援について)(PDF形式  176 キロバイト)

(U・Iターン就職活動等に係る助成の拡充について)

 本県で就職活動等を行うU・Iターン学生への交通費等の支援を拡充します。支援内容ですが、対象者は県外在住の大学生等で、県内へのU・Iターン就職活動等を行う方になります。対象経費は県内で行う就職活動、インターンシップのために公共交通機関を利用して住所地と県内を往復する場合の交通費及び宿泊費になります。補助額は1回の申請につき、交通費と宿泊費を合わせて上限が1万円で、3回まで申請可能となっています。申請方法は必要な申請書類を県の窓口に出していただくことになります。インターネット等でもご照会いただいて、ぜひご利用いただければと思います。また、県内各企業の側でも、こういった補助を受けられるからぜひ就職活動もしくはインターンシップに来てくださいと宣伝していただけるとありがたいと思います。
報道資料(U・Iターン就職活動等に係る助成の拡充について)(PDF形式  101 キロバイト)

(羽越水害復興50年記念事業について)

 「羽越水害復興50年記念事業」を行います。平成29年は、羽越水害から半世紀50年となる節目の年となります。昔の災害ではありますが、災害はいつでも起こるということ、しかもこの(羽越水害のような大きな)規模で起こるということを、気持ちを新たにして常に災害に備えるということで50年記念事業をやらせていただきたいと思っています。当時の被災写真等の巡回パネル展、記念シンポジウム、水害復興インフラツーリズム、フォトコンテスト等を行いますので、ぜひご参加いただければと思います。
報道資料(羽越水害復興50年記念事業について)(PDF形式  95 キロバイト)

(土木防災情報システムのスマートフォン版サイトの開設について)

 土木防災情報システムのスマートフォン版サイトを開設しました。これは従来から土木防災情報システムのホームページはあったのですが、スマートフォンで見ると表示がずれたりして、必ずしも見やすいものではなかったので、スマートフォン版のサイトを開設させていただきました。Google map等も採用していますので、スマートフォンからでも、自分のいらっしゃる場所の情報が見やすくなっていると思います。単にスマートフォン対応というだけではなくて、操作性もよくしていますので、被害予防のためにご利用いただければと思います。
報道資料(土木防災情報システムのスマートフォン版サイトの開設について)(PDF形式  412 キロバイト)

質疑


(第四・北越銀行の経営統合に向けた基本合意について)

Q 代表幹事
 第四銀行と北越銀行が経営統合に向けた協議に入ることが正式に決まりました。昨日、知事コメントの発表もあったのですが、県内経済に与える影響などを踏まえた所感をお願いいたします。

A 知事
 もちろん発展的な統合と思っておりますが、その背景としては、両行が発表しているとおり、人口の減少であり、また少なくとも貸出に関しては、金利低下等の必ずしもよいばかりではないと言いますか、経済環境が背景にあると伺っています。比較的経済的な文脈の中では、他の地銀の合併もありますので、ある程度予想されたことではあろうと思います。ぜひこの統合を両行が仰っているとおり、ぜひ発展的に成功し、また、その成功の果実が県民経済、そして県民の皆さんに行き渡るようにいろいろな工夫をしていただきたいと思っています。

Q 新潟日報
 両行とも統合の理由について、人口減に伴う地場の金融の取り巻く環境、経済の厳しさを挙げています。これまで新潟県は人口減問題に取り組んできた部分があったと思うのですが、取り組んできた政策の効果というのが十分に発揮できていないということが、皮肉にもこういう形であらためて顕在化してしまったと思うのですが、現状の認識を踏まえて知事の舵取り役としての決意と言うか、責任感と言うか、その点をどのようにお考えになられているかお聞かせください。

A 知事
 もちろんぜひ全力で人口増に取り組んでいきたいと思います。一方、新潟県は転出がありますから、他の県よりも人口減としては多いのかもしれませんが、合計特殊出生率が非常に他県と遜色があるかと言うと、そういうことではないわけです。首都圏への一極集中は日本全国で起こっているわけです。もちろん様々な対策はしますが、だからと言って、このことが誰かの非常に大きなフォルトで起こったというようなことではないのだと思います。そこはきちんと対策をしていきながら、同時に特に人口減そのものに関しては、ある程度、来年からでも改善するかもしれませんが、少なくとも生産年齢人口の減ということに関しては、20年間は改善の見込みがないわけです。そうすると当然人口減に対処しつつ、起こってくる人口減を前提にして物事に対処していかなければならないわけですから、両方でやっていくということになるのだと思います。

Q 新潟日報
 2つの銀行が統合することによるメリットという面もあるのでしょうが、逆に貸出金利において、一強が誕生するというのは、それは必ずしも借り手に有利に働くかどうかとか、いろんなことが考えられると思うのですが、知事が考えるデメリットみたいなものがあるのかどうか、もしあるとすればそれはどのように両行に防いでほしいのか、その辺りについて伺います。

A 知事
 1つはまさに仰ったとおり、非常に大きなプレゼンスを持った、非常に市場占有率の高い金融機関が、しかも割に上流のところでそれが生じるわけですから、貸出金利等が競争のないところで高止まりをするという懸念はあります。ただ、両行が常に統合の理由として挙げているところなのですが、金融界は今非常に競争が激しくなっていると。資金は非常に市場に提供されていて、貸し出し先を必死で取り合っている状態であり、インターネットやフィンテックの進歩もありますから、県内でいくらシェアがあったところで、県外からの参入はいかようにも可能であるという前提がありますので、そういう意味ではそこは懸念としてもちろん注意しなければいけないですし、また県としても、もしそのような事態があれば(情報を)きちんとお届けいただいて、県は監督官庁ではないので指導ということはできないのですが、きちんと情報を頂いた中で、要請していくことになるのだと思うのですが、そこはものすごく大きなデメリットがあるということではないのだろうと思っています。ただ、そこは今ほど言ったとおり、よく情報収集したいと思います。今後あり得ることとしては、もちろん効率化を希求するわけですから、人員は多少なりとも減らすのだと思います。そうしないと経営効率化はできないわけですから。ただそれを悪いと言ってしまうと、それはそれで正しくはないと言いますか、合併した意味がないということになりますから、もちろん雇用確保に全力を挙げていただくという大前提はもちろんのことで、しかしご本人の希望もあったり、別の職業に移るという方がおられるなら、きちんとそこはスムーズにいくように対処することに努めていきたいと思います。あとは多分店舗の統廃合なども、もちろんいろいろ出てくるのだと思います。それも全くなしでは合併の意味がないわけですから。きっと中山間地みたいな1つしかないところはよくて、近くに2つあるみたいなところだと統合はあるのでしょうが、それはあまりさしたる影響はないのかもしれないのですが、いずれにせよ住民サービスに影響が出ないように要請させていただきたいと思っています。

Q 新潟日報
 県の行政を進めていく上で何か支障みたいなものは考えられるのでしょうか。

A 知事
 金利の問題はありますが、金利だけでしょうね。この統合の大きな目的の1つが貸出余力の向上ですから、県みたいにドンと借りてドンとお返ししたり、基本的には県は信用度が高いわけなので、一番いい金利で借りられるという主体においては、それほどマイナスの影響は大きくはないのだろうと思います。むしろプラスの影響の方が大きいのだろうと予想されます。

Q 朝日新聞
 昨日の両行の会見で言われていた投資余力の確保というのは基本的には統廃合に伴う人件費の部分が一番大きいと想定されるわけでして、今のお話だとそういう部分がある程度容認されるようなイメージで仰っていたようにも受けたのですが、仮に今後両行がそういうリストラを一定程度進めていくという場合に、県としてはどういった対応をとられる可能性があるとお考えでしょうか。

A 知事
 決して容認するわけではないのですが、逆にするなという権限も県にはないわけです。民間企業ですから、雇用調整というものは、法の範囲で、もちろん変な首切りとかではなくて、退職勧奨するにしても、民間企業ですから我々が口を出すべきことではないわけです。雇用の確保に全力を尽くしてくださいという要請以上にはしようがないわけです。こちらとしては雇用の確保に全力を尽くしてくださいという要請ももちろんさせていただきますし、例えば職場を変わるのに、多少なりとも補助すればうまくいくというのであれば、そういった補助も考えます。一方、きちんとした手続の中で新しい職場を探すという方がおられるならば、それはきちんとスムーズにいくように補助金であり、職業訓練であり、様々な手配をするということに取り組むことになると思います。

Q 朝日新聞
 補助金や職業訓練とか、既存の枠組みの中のお話ですか、それとも何か新しくそういうようなことが起こりうるということですか。どういうイメージですか。

A 知事
 基本的には既存の枠組みだとは思います。もちろん新しくというのも考え得るのでしょうが、とは言え、この合併に向けてわざわざ新しい制度を作るということでもないのだと思います。


(新潟市の政令指定都市移行10年について)

Q 代表幹事
 新潟市が政令市に移行し、4月1日で10年になりました。先日は県と新潟市の調整会議が開かれ、二重行政の解消に向けた取組も継続的に行われています。政令市10年の成果と課題、県と市の関係における現状認識、今後の役割分担についてのお考えを伺います。

A 知事
 政令市となりましてG8労働大臣会合やG7農業大臣会合などの国際会議が開催されましたし、また(国家戦略)特区にも選ばれましたし、もちろん実態が伴っているからこそだとは思いますが、実態と同時に政令市という名前から頂いている効果も事実としてあるのだと思います。そういう意味では実態も大きくなり、また名前から頂いているものもあり、非常に効果があったものだと思っています。県と市の関係についてもよい協力関係にあるのではないかと思いますし、今後とも協力して市政・県政をともに進めていくことに取り組んでいきたいと思います。


(今村復興大臣の発言について)

Q NHK
 今村復興大臣の昨日の記者会見での発言なのですが、自主避難は自己責任と言いますか、自己の判断でというような発言がありました。県内では自主避難されている方々もたくさんいらっしゃいますけども、どのように受け止めていらっしゃるか伺います。

A 知事
 あの言い方自体も多々問題がありましたから、非常にセンセーショナルに取り上げられているのだと思いますが、とは言え、今村大臣自身の言わんとしていることは何なのかは少しご本人も興奮されていたのでよく分からないということで、そういう意味では特にコメントがあるわけではないのですが、自己責任というのは違うでしょうと。明らかに原因としてはいろいろな原因があり、ご本人たちが意図していないところで起こった様々な原因があるわけです。そういった(原因に関係した)方々にももちろん当然責任はあるわけですから、それが全部本人の責任だということではないと思います。そういう意味であの発言は間違っておられるのだと思います。どこで線引きをして、福島県がどうするのかということに関しては、様々なオプションがある中でのことなので、そういった意味できちんと言葉を使い分けるなら、自己責任という言葉は正しくないと思うのですが、自主避難者に対する支援の方法というものについて時の経過とともに、いろいろな方策を練っていかなければならないという意味であるならば、それはそういう部分はあると思います。今村大臣の発言自体は非常に問題があると言いますか、事実に即さない発言だとは思いますが、ただ真意のほどはよく分かりませんし、新潟県としては自主避難者を含めた全ての避難者の方々にきちんと寄り添っていくということに尽きるのだと思います。


(原発事故に関する3つの検証について)

Q NHK
 原発の3つの検証委員会ですが、進捗状況を教えてください。

A 知事
 予算が付きましたし、非常に荒いので恐縮ですがロードマップはできていて、その中の最優先課題としては、6月ないしは多少遅れ込むにしてもせいぜい9月ぐらいには委員会は立ち上げようということですので、今、だいぶ具体的な人選を進めているところです。ただ、これはなかなか、参加したいというお気持ちのある方でも受ける受けないに多少なりとも決心がいるところですので、そういう意味ではきちんと決まるまでは少々伏せさせていただいて、きちんと決まったところで公表させていただきたいと思います。


(水俣病特措法異議申立て等について)

Q 新潟日報
 水俣病に関して伺います。先ほど阿賀野患者会の方々が会見されて、水俣病被害者救済特別措置法の判定に関する県に対する異議申立てが92件あったうち、79件は棄却という結果を県が出したということについては非常に残念だと。判断に誤りがあるのではないかというようなことで批判もあったわけなのですが、それについての受け止めをお願いします。

A 知事
 すごく白かすごく黒かということならば、そもそも異議申立てにならないのです。事実としては1つなのかもしれないのですが、少なくとも因果関係の推定という意味では、どちらにも理屈は付くと。どちらの方の理屈もあり得るという状況であるからこそ、異議申立てになっているのだと思います。正直これは誤りか誤りでないかというよりは、物事は常に白と黒の両極端の間にグレーな部分があって、それをどう取り扱うかということなのだと思います。非常にお気持ちもよく分かるのですが、少なくとも今まで判定してきた判定との整合性をもって、かつ、そこには医学的、科学的な批判に耐えうる根拠がなければいけないという中で、判定に私が直接口を出すわけではなく、委員の有識者の方々がその判定をしていくのですが、その判定そのものに極めて大きな誤りと言えるようなものがあったとは思いません。では正しいのかと、そういうことではないと言いますか、どちらにも推論ができる、結局もはや当時を振り返るわけにはいかないので、どちらの推論もできる中でやむを得ない線引きとして、私は今までとの様々な整合性の中では、非常におかしいものであったとは思いません。ただ、もちろんそれに関しても、いろいろなお気持ちやご意見もあると思うので、それはまだ別の手続も残っていますので、そちらで判定していただくことになるかと思います。

Q 新潟日報
 判定そのものについて、申請されてから4年以上と言いますか、非常に長期間結果が出ないまま、言わばたなざらしのような状態だった方がいらっしゃるということで、この点についても非常に批判があったわけですが、それについてどう考えていらっしゃるのか、なぜそんなに時間が掛かったのかという辺りを聞かせてください。

A 知事
 もちろん早ければ早いほどいいので、それは本当にお待たせしてしまって申し訳ないというのが大前提なのですが、なぜそうなったかと言うと、どちらにもあり得るという方々がたくさん処理として積み上がっているわけです。また、委員の方々もこれだけのお仕事をしているわけではないので、できる判定検討会の回数は限られていると。そうすると、どうしてもそれを全部終わったあとにやると。その順番待ちで4年掛かったということで、それは体制の不備ではあるので、大変恐縮ではあるのですが、特段何か意図をもってやったというよりは、単純に時間的に掛かってしまったものと把握しています。


(鳥獣被害対策について)

Q 新潟日報
 鳥獣被害対策について伺います。昨年度末にニホンジカの管理計画を県として初めて策定されたかと思います。長野県や福島県など近隣県での被害が拡大している中で、新潟県の被害の拡大も懸念されるかと思いますが、今後県として他県との連携を含めてどのように対策を進めていくお考えでしょうか。

A 知事
 (ニホンジカは)結構移動しているらしいのです。特に新潟県は冬に雪が降るので、冬場は向こうに行って、夏場はこっちに来るというようなこともあるらしいのです。そうすると両方で対策を進めるのが効率的ということになると思いますので、生息数等について特に隣接県とよく情報共有させていただいて、効果的な駆除法と言いますか、コントロール方法を考えさせていただきたいと思います。また、防護方法みたいなものもあるのだと思います。必ずしも全てを駆除するというのもあまり現実的ではなく、基本的には入ってこないようにするというところもありますから、その辺もよく情報を共有して、効果的な防護方法というのも確立していきたいと思います。


(新年度の抱負について)

Q BSN
 新年度を迎えてあらためて知事が力を入れたい部分ですとか、お気持ちを聞かせてください。

A 知事
 予算を全会一致で成立させていただいたことは本当にありがたいことですが、それを使ってこそですから、ぜひこれをきちんと執行させていただきたいと思います。県の予算は予算案を通すと安心してしまうのですが、同じ100万円でもどう使うかで全然違うというところはありますので、ぜひ県民の皆さんに喜んでいただける使い方をしたいと思います。意気込みとしてはそんな感じです。どれもきちんとやらなければいけないことなので、どれがということではなく、予算を使うに当たって喜んでいただける使い方に努めたいと思います。

Q BSN
 知事の立場で新年度を迎えられるというのは当然初めてだと思いますが、個人的にはいかがでしょうか。

A 知事
 個人的にはまさにこれからが鼎の軽重を問われると言うのか、その能力を問われると言うのか、昨年度に関してはかなりの部分は前知事のお仕事の引き継ぎなわけです。当然ながら、もう既にできあがった予算の中で執行していくわけですから。予算案に関してはもちろん主体的に取り組ませていただいたのですが、予算はすごく大きいようで基本的には計画ですから、まだ実行していないわけです。こうしたいというつもりだけですから、ある種いかようにもできてしまうわけです。自分がこうしたいと思っていることを予算にしているだけなので、本当にできるかどうかという手腕は問われていないと言いますか、そこはまだ検証されないのです。新年度からが本当にそれを実行できるのかという、いわゆる本当の手腕が問われることになりますので、もちろん多々失敗もあるのかもしれませんが、なるべく失敗しないように、かつ皆さんの期待に応えられるように全力を尽くしたいと思います。


(平成29年度定期人事異動について)

Q 新潟日報
 新年度がスタートして、庁内の部局長や課長も代わられたところもあるわけですが、人事権は知事にとっても予算編成権と並ぶ大きな権限の1つだと思うのですが、今回人事に当たってはどういったことを意識されて新体制を組まれたのでしょうか。

A 知事
 今回に関しては順当みたいな形です。もちろん最終的な人事権は私にありますが、なるべく細かく把握しようと努力する前提で、もちろんすごく細かくは分からないわけです。人事はかなりの部分はピアレビューと言いますか、同僚評価であり、極近い上司の方の評価なわけです。それが大筋を決めているわけです。少なくとも私はよく細かいところまで把握しているわけではありませんから、基本的にはピアレビューに沿ってそのまま順当に人事を決めさせていただきました。今後はそのピアの中に私も入るといいますか、私自身も同僚としてきちんとチェックさせていただきますと。それは私も同じことだと思いますが、お互いきちんとピアレビューをして恥じない仕事をしていく中で人事を決めていきたいと思っています。


(E4系新幹線車両の廃止について)

Q 新潟日報
 上越新幹線から現在のE4系を含む旧型車両がなくなって、新しく最新型のE7系が導入されるということで、JR東日本から正式に発表があったわけですが、新型車両の導入は県も以前から求めてきたところだとは思いますが、この決定に対して知事はどのように思われていますでしょうか。

A 知事
 多少なりとも、どんなものでもなくなると言われると郷愁があるので、2階建ての新幹線がなくなるということに関しては、少し寂しいという思いはあることはあります。とは言え、古かったなというのは皆さんご承知のところで、微妙にちょっとガタガタとしていたり、微妙に自動ドアが開きづらかったり、多々皆さんも感じたところかと思いますので、これで新しくなってもらうのは大変ありがたいと。2020年のインバウンド等もありますから、より快適なより新しい車両になって、それに応えられるように、その車両を満杯にできるように我々も観光やビジネスの振興に取り組んでいきたいと思います。

Q 新潟日報
 知事も東京と行ったり来たりで利用されたと思うのですが、個人的に何か思い出深いようなことはありますでしょうか。

A 知事
 私は割に思い切りが悪くて、どこかに行くときにはものすごく荷物を持って行ってしまうのです。どうせできもしないのに、この2時間で片付けようと思って、山ほど書類を持って行ってしまうタイプなのです。そうすると2階建ては、2階に行こうが1階に行こうがいずれにせよ階段を乗り越えなければならないと。最初は下りでも必ず帰りは上りになるわけですから。そういう意味では正直つらいなと思うときもあったので、そういう意味では新型になっていいのかなと。それは私に限らず、特にご高齢の方でそう思った方はそれなりにいらっしゃると思うので、あの2階建ての眺めがよかったという郷愁は郷愁として、しかし全体によくなったと思います。


(ツイッターでの発言について)

Q NST
 米山知事のツイッターに関して伺います。以前も記者会見で話していただいた部分ではあるのですが、これまで橋下元大阪市長だったり、最近では銃剣道の学習指導要領採用を巡って千葉市長との議論を展開されるなど、中には非難の応酬みたいな部分もあるように思われます。これに対してはもっと県政に集中してほしいという意見も見受けられるのですが、それをどう受け止めていらっしゃるかお願いいたします。

A 知事
 非難の応酬のように報道される方もおられるのですが、残念ながら私自身は全く非難を応酬しているつもりはないと。それは感想を述べているだけだし、私自身としては冷静に議論しているつもりです。もちろん県政集中ということはあるのだと思うのですが、大変恐縮ながら、娯楽と言ったら何ですが、私は議論が好きなのです。もちろんそれでいろいろな方と仲が悪くなって、県政に支障が出るなどということはやってはいけないことですから、私もだいぶ反省しているところで、今後はだいぶツイートの数が減るのではないかと予想されるところではあります。ただ、きちんと自分の立場をわきまえるという前提で、自由に議論することはいいことではないですかというのも、ちょっとした提言としてはあるのです。何か人と議論をすると、すぐにそれはいけないことだと、議論イコール喧嘩だととって報道される方がおられるわけなのですが、議論と喧嘩は全く違うわけです。議論したものをすぐ喧嘩だ、何をやっているのだなどと言ったら、民主主義社会は成立しないわけなので、あらゆることに関してきちんと冷静に話している分にはそれはいいじゃないかと。相互に意見を言い合って、よりよい解を見つけましょうと。またよりよい解が見つからなくてもお互いがこう思っているのだと。自分が思っているだけではなくて、相手がこう思っているのだと分かることはいいことですから、それはそれほど否定されることではないのかなと思っています。また、県政に集中というお話に関しては、もちろん集中してやらせていただきますし、集中しているつもりなのですが、私自身少しだけ申し上げたいのは、多分私が会合以外で外で飲んでいるところを見ている人はあまりいないと思います。実際その時間がまるでないからです。多分私がどこかで飲んでいたとして、県政に集中するために飲みに来るなという人はほとんどいないと思います。よほど夕方5時から夜の12時まで飲み続けるとか続かない限り、多少私がどこかのバーで1時間、2時間つぶしたところで、誰一人それに対して県政に集中しろとは多分言わないと思います。ところがツイッターで少し議論すると、それは多分30分ぐらいなものだと思いますが、それをするといきなり県政に集中していないからいけないというのは、本当はそれは県政に集中ということを言いたいのではなくて、ただ単に議論というものはよくないと言っているように少し感じると。ちゃんと分をわきまえて、立場をわきまえた議論をさせていただこうとは思いますが、ただし議論自体が悪いというのは違いますというのは繰り返し思います。

Q NST
 だいぶ反省しているというのは、具体的にどういうことでしょうか。

A 知事
ツイッターというのは極めて短い言葉です。短いのはよさなのですが、ただ、短い中ですから、必ずしも全部は説明しきれないわけです。そうすると、真意が伝わらないこともありますし、また、ツイッターの「悪いところ取り」をされると。きちんといいところもあるのに、悪いところだけを取って引証されたり、報道されたりするわけです。しかし、それを嘆いても、そうした方を批判しても仕方ないわけです。基本的にはそのようなことが起こるのだと。立場がある者として、自分の言っていることが必ずしも十全に相手に伝わるわけではないわけですので、よく伝わる状況や伝わるやり方を考えるべきだということは反省しています。

Q NST
 あらためて、知事就任後にツイッターを含めて投稿するときに注意している部分があれば教えてくさい。また、今後政治家としてSNSで発信することのメリットなり効果なりをどのように考えていらっしゃいますか。

A 知事
 だいぶ気を付けています。以前はもう少しいろいろ言っていたかと思います。私のツイートを見ていただきたいのですが、私自身は極めて穏当な話し方で、実のところ一番変わったのは、反応してくる方の方が変わったのです。以前は私がどんな過激なことを言ってもスルーされていたのですが、今はどんな穏当なことを言ってもスルーされなくなったというところで、変わったように見えるのだと私は思っています。そういう意味では、私自身は十分穏当にしているつもりなのですが、より穏当に、きちんと真意が伝わるようにしようとは思います。一方で、行政とは何か、政治とは何かということだと思います。県庁の行政トップとしてきちんと事務を所管するというのは、第一のプライオリティーのある仕事ですから、これはきちんと行っていくわけです。では県の行政トップは行政をひたすら所管する仕事なのですかということです。そうであるならば、各省庁で言えば分かりやすいのですが、各省庁には事務次官がいれば十分であって、大臣はいらないということになるのだと思います。県においても、事務を管掌する副知事がいればよくて、知事など何もしなくてもよいという話になるのだと思います。知事は、もちろん行政トップとして行政をきちんと所管するのですが、同時にどうありたいか、どのような行政の方向性をやりたいか、それを発信してしかるべきだと思います。それこそ、全く関係のないことに関してツイートしているように見えるかもしれませんが、ぜひ読んでいただけると、私は言論の自由というのは大事ですと。それは県政においても国政においても大事ですと。国政において言論の自由が制限されるような事態が起これば、県政だって自由にはできなくなります。ですから、言論の自由は大事だという発信をさせていただいているつもりです。また、銃剣道等に関しても、少々誤解をされていますが、私はそう言いたいのではなくて、やはりお子さんにとって何が一番いいのですかということを考えて教科というものは選ばれるべきですと。(学校の授業は)青春の一ページであるわけです。体育の科目に何を選んでもいいと思うかもしれませんが、皆さんどうですか、体育で習ったことはいろいろな思い出がありませんかと。あのときにサッカー、バレー、マラソンができてよかったなと。(体育の授業で習ったから)泳ぐことができて、溺れなくて済んでよかったなと。フォークダンスをしてドキドキしてよかったなと。(このような思い出が)あるわけでしょうと。大事ないろいろなことに使う時間の中で、(銃剣道を体育の授業で習うことは)果たして適切な選択なのですかと。しかもそれは従前から決まっていたものではなくて、パブリックコメントのあとで突如入ったものですと。事前の適切な説明もありませんと。そういった行政の進め方はこれからもずっと続くのですかということに関して、私は疑念を提示させていただきましたし、逆に言うなら、それは県政ではそうしませんということです。県政においては、きちんとお子さんたちの役に立つ科目を選ばせていただきますし、またそれまでと違った方向を出すならば、きちんと事前に説明させていただきますと。それを提示させていただいていますので、私はそれは正しいことだと思っています。


(全国知事会について)

Q 時事通信
 先日、全国知事会の会長に、無投票で京都府知事が選出されました。知事は常々、拉致(問題)ですとか、防災関連で知事会の枠組みを使っていろいろ国に働きかけていきたいと仰っていましたが、どのような知事会になっていってほしいと思っていますか。

A 知事
 もちろん国政は国政、地方自治は地方自治でそれぞれの分掌がありますが、同時にお互いが重なり合うわけです。国政によって県政は絶対に影響を受けるわけで、拉致問題を解決するためには、県だけで解決することは、ほぼ絶対に不可能なわけです。それは、国政にきちんとお伝えしなければいけない。農政に関してもそうでしょうし、経済に関してもそうです。国会と行政など、いろいろな両輪がありますが、国政と地方自治も両輪だと思いますから、きちんと協力し合う中で、地方自治体としての立場を伝えられる知事会になっていただきたいと思いますし、非常にリーダーシップのある京都府知事ですから、そこをきっちり作っていただけるものと思っています。

Q 時事通信
昨年、全国知事会議に初めて出られたかと思いますが、前知事は防災に力を入れられていた中で、ご自身は知事会の中でどのような役割を果たしてきたいと考えていますか。

A 知事
 当県は、防災に伝統的に強いですし、雪があり、雪害があり、土砂があり、災害も多い県ですから、知見もたまっていると。防災に関しては、従前の立場を維持させていただいて、きちんと防災ができる枠組みを国に求めていくという部分のリーダーシップをとれるように頑張っていきたいと思っています。もちろん話題の原発に関する問題も、各県の首長ごとに様々な立場があるのですが、少なくとも安全を確保しようということに関しては、共通であることですから、その点に関しても共通項をきちんと見いだして、共通項を実現するために国に対して一致して要望できるように、音頭をとって頑張っていきたいと思っています。それと、農政も(同じ)ですかね。

Q 時事通信
先ほどツイッターの話もありましたが、個々の首長と遠隔でやりとりしていることはあるようですが、今後他県の知事と個人的な関係を築くなど、今年度強化したいことがあれば教えてください。

A 知事
 もちろんあらゆる知事(と関係を築きたいとの思い)ですが、隣接県の方がつながりが多いですから、隣接県の首長とは特に個人的な関係を作っていきたいと思っています。多少距離が離れていたとしても、新幹線でつながっているとか、静岡県みたいにフォッサマグナでつながっているとか、いろいろなつながり方があるので、まずはいろいろなつながりのある県の首長から個人的な関係を作りたいと考えています。

Q 新潟日報
 先ほどの質問に対して、農政についてもリーダーシップをとっていきたいと仰っていたのですが、具体的にどのように考えていらっしゃるか教えてください。

A 知事
 まずは、(米の)生産調整があります。いろいろなご意見もあるのですが、少なくとも生産調整に関する制度が一変することは間違いないですから、そこにおいての現実的な策というものはぜひ提言させていただきたいと思います。ただ、どうなるか正直誰も分からないので、少なくとも当面の1、2年に関してはそれぞれの県がそれぞれに対策を打って、その結果を見ることになると思います。ただ、数年すれば、この結果がどうなるのか分かってくるわけで、その新しい方式が果たしてきちんと動くのか動かないのか、また動くなり動かないなり、どのような対策が必要なのかということが出てくると思いますから、そこに関しては、特に稲作の生産が多い県で情報を共有して協力して、こういう対策をしてくださいとか、何の問題もなく全てうまくいくならそのままでいいのですが、いろいろな問題が生じたら、それに対する解決策をきちんと打っていきたいと思います。

Q 新潟日報
 今すぐに提言をするということではなくて、実際に生産調整がなくなってから・・・。

A 知事
 現状ではその方が現実的でしょうね。今すぐに提言したところで、動きが変わるということは少し想定しづらいですから、言いたいことは多々ありますが、今言って何か変わるわけではないと思います。むしろ今は各県がそれぞれの対策をやっていますから、情報共有しながらそれぞれの対策に全力を尽くした上で、修正策となったら、力を合わせてやらせていただきたいと思います。


(新採用職員に対する訓示について)

Q 産経新聞
 先日の新採用職員に対する辞令交付式のときの知事のあいさつで、信頼の積み重ねは非常に大切だと。信頼という言葉を何度か強調されたことが印象に残っているのですが、今までの学生生活との違いで、社会生活を送る上でのお話しだったと思います。期待と不安を胸に抱いて入庁してきたばかりの方々に対して、信頼を得るためにはこういうことをしたらいいよと、アドバイスと言うか、具体的な知事ご自身の体験をもとに何か披露していただけますか。どうすればいいのだろうと思っている方は少なくないと思います。

A 知事
 よく言われていることは極めてシンプルで、約束を守ることです。細かい約束を守ることの積み重ねでしょうと。最も簡単に守れる約束は、時間を守ることです。時間を守らなければならない機会は1日のうちで何度も出てくるではないですか。それは心がけだけでだいぶできることです。必ずしも時間を守ることが得意でない人もいますが、自分が守りやすい約束をきちんと守ると。やはり相手にとっていいことをする。約束というのはある種あなたを信頼しますよということではないですか。約束をしている時点で既に信頼しますよということを言っているわけではないですか。相手からの信頼に常に応え続けることがいいのだと思います。あまり過大なことをしようと思うとパンクしてしまうので、日々の小さなことの積み重ねが大事です。結構、人間の記憶は数なのです。ヒット4本とホームラン1本は同じと思いきや、ヒット4本の方が効果は高いのです。私などはついついホームランを狙うタイプで、ホームランを打てば4回凡打したことは忘れてもらえるだろうと思うのですが、人は忘れてくれませんと。人は4回失敗して1回成功と思いますと。逆に言うなら、4回小さな成功をして1回大きな失敗をした場合、かなりの場合は4勝1敗とカウントされますので、細かな小さな成功を積み重ねることが信頼を得ることですと。私自身も肝に銘じさせていただきたいと思います。

Q 産経新聞
 そうすると、今後はあまりホームラン狙いではなく、細かくヒットを積み重ねると。

A 知事
 心には念じるのですが、人間は向き不向きがあるので、なかなかそうできるかどうかは分からないということだと思います。


※文中の(  )内については、広報広聴課で加筆したものです。