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「忘れるな拉致 県民集会」を開催しました(平成30年11月17日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0122997 更新日:2018年11月19日更新

忘れるな拉致 県民集会の画像1

 

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら拉致被害者の早期帰国を願い、平成30年11月17日(土曜日)に、新潟市、新潟日報社とともに「忘れるな拉致 県民集会」を新潟県民会館で開催しました。
 当日は千人を超える多くの方々から御来場いただき、拉致問題の全面解決へ向けた強い思いを共有することができました。誠にありがとうございました。

主催者挨拶(花角英世知事)

 本当に長い年月が過ぎてしまい、もはや一刻の猶予も許されません。国には、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を目指して、全力で取り組んでもらいたい。政府の背中を押すためにも、我々県民世論の声が大変重要です。粘り強く、全ての拉致被害者を取り戻す!という強い思いで我々も声を上げ続けていきたい。私自身も全国の知事の会と力を合わせて訴え続けていきたい。

来賓挨拶(菅義偉官房長官兼拉致問題担当大臣)

 私自身、北朝鮮問題については今日までいろんな面で関与してきましたが、今回新たに、拉致問題担当大臣として全力で頑張りますので、皆様方の御協力を心からお願いいたします。
 北朝鮮から帰国をいまだ果たせない被害者の方々と、その帰国を切なる思いで待ち続ける御家族の方々の、長い年月にわたる苦しみと悲しみを思うと申し上げる言葉がありません。政府として大変に申し訳なく思っております。安倍総理も私も、そのような被害者及び御家族の方々の思いを胸に、問題解決に向けてあらゆるチャンスを逃さない決意で臨んでおります。
 本年6月に行われた歴史的な米朝首脳会談は新たな流れを生みましたが、拉致問題の解決に一番大事なのは日本政府が自主的に取り組んでいくことです。総理も、次は自分自身が金正恩委員長と向き合う決意であると再三強調しております。
 まさに正念場を迎えています。この集会を通じて皆さんの声が一層大きくなることは拉致問題解決に向けた力強い後押しになります。認定のみならず全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて私自身も全力で取り組んでまいります。

講演「北朝鮮情勢と拉致問題」(東京国際大学教授・伊豆見元氏)

 今年に入り、朝鮮半島情勢は大きく変化しております。これほど大きな動きが短期間で相次いだのは初めてです。戦争が遠のいたと実感できる点で、歓迎できる動きです。ただ米朝間が順調に進んでも、中距離弾道ミサイルと拉致の二つは、日本固有の問題であり、最終的には日本が直接解決を図っていくしかありません。今こそ日朝間の国交正常化交渉を始める時期に来ているのではないかと考えています。

ご家族の訴え

横田早紀江さん

 拉致から41年も流れた。どうしてこんな大事なことが解決されないのでしょうか。いつまでこんなむごい人生を送らなければならないのでしょうか。政府にはこの問題だけはあとの世代に残さず、やり遂げてくださることを私は願っております。

横田哲也さん

 拉致被害者家族は何十年と苦しい思いにさらされ、闘ってきたが、父は86歳、母は82歳となった。だが、足を止めれば救出はできない。私も第一線に立ち活動していきます。拉致問題は現在進行形で、今日も続いています。ぜひ関心を持ち続け、集会の内容を家庭や職場で伝えてほしい。私たちの正義はいつか必ず勝つと信じています。

曽我ひとみさん

 母も高齢になり、あの寒い国でどうしているのだろうかといつも考えています。拉致問題の解決にはまだ時間がかかるかもしれませんが、絶対に諦めません。私ができることをこれまで以上に頑張っていきたい。被害者全員が、一日でも早く家族と温かい生活ができる日が来ることを心から願っています。会場の方々も関心を持ち続け、一人でも多くの人に伝えてほしい。

大澤昭一さん

 被害者や家族の高齢化は進む一方です。「一刻も早い救出を」と日本政府にはお願いしています。6月に米朝首脳会談で拉致問題が提起され、外交の場でも解決に向けた追い風が吹いている。政府は認定、未認定に関わらず、すべての日本人拉致被害者の救出に向けて、強い気持ちで交渉に臨んでいただきたい。

中村クニさん(ビデオメッセージ)

 三奈子がいなくなって、三奈子のことを思わない日はありません。ただここにいてくれるだけでいいい。全ての被害者を家族の元へ帰してほしい。

ミニコンサート

 忘れるな拉致 県民集会の画像2

 県民集会では、新潟市ジュニア合唱団によるミニコンサートもあり、中高生約40人が、美しく優しい歌声を響かせました。まず、めぐみさんが中学一年生の合唱コンクールで同級生と歌った「翼をください」、続いて、「Tomorrow」を披露してくださいました。
 最後に会場の全員で早期解決の祈りを込め、「ふるさと」を合唱しました。

 

 

 

 

 

 

 

 当日は会場において、写真パネルの展示や「救う会新潟」による署名活動も行われ、来場されたたくさんの方々のご協力をいただきました。
 拉致被害者を必ず取り戻すという皆様の熱い思いが北朝鮮に届き、一刻も早く拉致被害者の皆さんが帰国する日を迎えることができるよう関係者一同願っています。

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