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第33回素形材産業技術賞 経済産業大臣賞を受賞しました

2017年11月15日
 工業技術総合研究所とタンレイ工業株式会社(新発田市)が平成25年度から27年度にかけて経済産業省の委託事業「戦略的基盤技術高度化支援事業」で取り組んだ開発技術「リング鍛造とフローフォーミング複合成形技術の開発」が平成29年度 第33回素形材産業技術賞において、経済産業大臣賞を受賞しました。

1.開発した技術の特徴

 開発した技術は、真空装置やロボット用の円筒状の機械部品に適用することが可能で、複雑断面形状の部品やステンレス鋼など加工の難しい金属部品も加工することができます。
従来は、別々に作った部品を溶接するか、または大きな塊から削り出す必要があり、削りかすとなる材料ロスが多く、加工時間が長いといった課題がありました。
 この課題に対して、径方向に拡大するリング鍛造と軸方向に伸長するフローフォーミングを組み合わせた複合成形技術を開発しました。開発した技術は、材料ロスをほとんど出さずに複雑な形状を一体成形できることが特徴です。この新技術はタンレイ工業株式会社の熱間加工技術の蓄積と工業技術総合研究所のシミュレーション技術を組み合わせることで実現できました。

2.開発技術による効果

 開発した技術により、材料ロスが6割減、加工時間1/2以下となり、大幅なコストダウンを実現しました。また、様々な形状を加工できることから多種小ロット部品への対応も可能です。現在、タンレイ工業株式会社において、産業用ロボット部品や医療部品製造への適用が始まっており、今後は、より多くの製品への適用拡大が期待されています。

素形材産業技術賞

 (一財)素形材センターが昭和60年に創設した表彰制度で、今年で33回となります。優秀な素形材産業技術(鋳造、鍛造、金属プレス加工など)の開発により、我が国の素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰するものです。特に優れた開発技術には、素形材関連の学・業界として唯一、経済産業大臣賞が授与されてきました。
[本件についての問合せ]
新潟県工業技術総合研究所 研究開発センター
相田 収平
TEL:025-247-1320  FAX:025-241-5018

報道資料(PDF形式  165 キロバイト)