本格的な冬山登山のシーズンを迎え、各地では遭難事故が発生しております。
冬山登山は、急激な気象の変化、大雪、雪崩など厳しい自然条件の下で、どんなに優れた経験や技術、知識を有していても、天候の急変等により遭難事故に結びつく危険性があります。
これから冬山にお出かけになる皆さん!登山は、計画段階から無事に帰宅するまで、自己責任において行わなければなりません。
自分自身はもちろん、家族をはじめ多くの関係者のためにも、十分な計画と準備のもと、決して油断せず、無理することなく、安全登山を心がけましょう。
冬山登山の注意事項
1 適切な登山計画と無謀登山の自粛を!
冬山の厳しい自然条件を踏まえ、技術、体力、経験等を考慮して無理のない計画により登山を行いましょう!
(1) 登山計画は、責任の持てるリーダーを中心に、参加者全員で検討を行い計画の周知を図るほか、予備日、停滞日を考慮した余裕のある日程としましょう。
(2) 装備品の点検と整備を確実に行い、取扱いに習熟しておきましょう。
(3) 単独登山は遭難につながりやすいため、必ず経験豊富な判断力のあるリーダーのいるグループで登山しましょう。
2 気象状況の把握と引き返す勇気を!
冬山は一度天候が荒れると回復まで相当の日数がかかることが多いため、登山の際は気象状況を十分に把握し、どの状況で引き返すか事前によく検討しておきましょう。
3 通信手段の確保をしましょう!
冬山はほとんどの小屋が閉鎖されているので、「無線機」等の通信手段を確保しましょう。
なお、携帯電話はつながらない地域が多いこと、寒冷により電池寿命が短くなることから、予備バッテリーの携行や「無線機」等の併用を心がけてください。
4 「登山計画書(登山届)」の作成・提出を徹底しましょう!
「登山計画書」は、登山者の生命を守るロープです。万一の場合に捜索の大きな手がかりとなります。登山の前には必ず「登山計画書」を作成し、家族、職場、所属の山岳会などに知らせておくほか、登山先の警察署又は警察本部に提出しましょう。
なお、警察署等に提出できなかったとき、登山口に「登山届ポスト」が設置されている場合には、ポストへ投函してください。