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新潟県ホーム の中の健康・医療・衛生の中の冬場、高齢者の入浴中の事故に御注意ください ~ヒートショック防止のために~
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冬場、高齢者の入浴中の事故に御注意ください ~ヒートショック防止のために~

2018年12月03日
 入浴は、体を清潔に保つだけでなく、体を温め、水圧によって血液循環をよくするなどの効果も期待できる生活習慣の一つです。
 しかし、冬場の温度環境や体調によっては、疾病の発症や、命に関わる重大な事故につながる場合があります。それらを防ぎ、安全で心地よい入浴時間を過ごせるよう、以下のことに注意しましょう。

入浴中の事故につながるヒートショック

ヒートショックとは

 暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こる健康被害のことです。失神や不整脈を起こしたり、急死に至る危険な状態で、気温の下がる冬場に多く見られます。

入浴時は特に注意

 ヒートショックは体全体が露出する入浴時に多く発生します。暖かい部屋から温度の低い脱衣所や浴室内に入ることで血圧が上がり、その後、暖かい湯に入ることで血圧が低下します。この急激な血圧の上がり下がりが失神を起こす原因の一つと考えられます。
 また、高温及び長時間入浴により体温が高くなりすぎたときや、入浴中から急に立ち上がったときなどに、脳への血流量減少により一過性の意識障害を起こす可能性があります。浴槽内でヒートショックが起きると、失神して溺れて亡くなる等二次的な事故につながるケースもあるため注意する必要があります。

ヒートショックの危険性が高い人

 高齢者は日頃元気な方でも血圧変化をきたしやすく、体温を維持する機能も低下しているため、特に注意が必要です。また、高血圧の方は、血圧の急激な上下変動による意識喪失の危険があります。糖尿病や脂質異常症の方は、動脈硬化の進行により健常の方に比べて血圧を適正に保つことが難しい場合があるため、血圧の変化に注意が必要です。

入浴中の事故を防止するためにできること

【 入浴時 】  
1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう
 浴室や脱衣所に暖房がある場合は、暖房器具を使用して室温を上げておきましょう。また、浴槽に湯を入れるときに、高い位置に設置したシャワーから給湯すると、蒸気で浴室全体を暖めることができます。
   
2. 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう
 安全に入浴するためには、41度以下、10分以内の入浴が推奨されています。

3. 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう
 入浴後、浴槽から出るときは、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。

4. 入浴前に同居者に一声掛けましょう
 同居者がいる場合は入浴前に一声掛け、同居者は高齢者が入浴した時にはこまめに様子を見に行きましょう。一人暮らしの場合は、浴室の扉のそばに携帯電話を置いておくなど、万一の時すぐに連絡できるようにしましょう。

【 こんなことにも注意しましょう】
5. 食後すぐの入浴、アルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう
 食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することがあるため、食後すぐの入浴は避けましょう。また、飲酒後の入浴は事故につながる可能性があると考えられているため、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。

6. 服用後すぐの入浴は控えましょう
 精神安定剤、睡眠薬等の服用後の入浴は避けましょう。

浴槽でぐったりしている人を発見した場合の対処法

1. 浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び、人を集める。
     ↓
2. 浴槽から出せるようであれば、浴槽内から出す(出せなければ、ふたに上半身を乗せるなど沈まないようにする)。直ちに救急車を要請する。
     ↓
3. 肩をたたきながら大声で呼びかけ、反応があるか確認する。
     ↓
4. 反応がなければ呼吸を確認する。
     ↓
5. 呼吸がない場合は胸骨圧迫を開始する。
     ↓
6. 人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。できなければ胸骨圧迫のみ続ける。

参考

厚生科学指定型研究入浴関連事故研究班「気を付けて!冬のお風呂の死亡事故」(PDF形式  1545 キロバイト)
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