ダムの概要
鵜川ダム
鵜川は源を柏崎市南部の尾神岳に発し、田屋川、上条芋川などの河川と合流しながら、柏崎平野を流下する流域面積108.7km、流路延長24.6kmの2級河川です。
鵜川流域では、豪雨により度々洪水が発生してきましたが、その中でも最大となった昭和53年6月の水害では、浸水家屋2,954戸・浸水農地 1,569ha・被害総額73億円もの甚大な被害になりました。災害の都度河川改修が行われてきましたが、鵜川流域では、近年においても工場進出や市街化が進み資産が集中していることから、治水の重要性がますます増大し抜本的な治水対策が強く望まれていました。
また鵜川は、水辺に棲む多様な動植物を育み流域の耕地の重要な水源になっていますが、幾度となく渇水が発生し、中でも平成6年には深刻な水不足に見舞われ稲作が減収するなど大きな影響がでました。このような渇水時にも、利水や環境のために必要な最低限の流量を流せるよう、河川の正常な機能の維持と増進が求められてきました。
このため新潟県では、基準点「八広橋」で基本高水ピーク流量毎秒700m3を毎秒600m3に低減し、渇水時に既得農業用水や河川環境のための流量を確保する目的で総貯水容量4,700,000m3の鵜川ダムを建設するものです。
鵜川ダム 完成予想図
| 位置 |
新潟県柏崎市大字清水谷 |
集水面積
|
30.3km2 |
| 形式 |
中央コア式ロックフィルダム |
湛水面積 |
0.44km2 |
| 堤高 |
55.0m |
総貯水容量 |
4,700,000m3 |
| 堤頂長 |
268.0m |
有効貯水容量 |
3,180,000m3 |
| 堤体積 |
944,200m3 |
常時満水位 |
標高161.5m |
| 非越流部 |
標高175.0m |
サーチャージ水位 |
標高169.2m |
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設計洪水位 |
標高172.0m |
ダム標準断面
ダム下流断面図
貯水池容量配分図
常時満水位 :通常貯まっている水の高さです。
濃い青い範囲:洪水時に河川水を貯める分です。
薄い青い範囲:渇水時に河川水を補給する分です。
| 昭和45年度 |
予備調査開始 |
| 昭和50年度 |
実施計画調査着手
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| 昭和56~57年度 |
鵜川治水ダム建設事業説明会開催 |
| 昭和57年8月30日 |
鵜川ダム対策協議会発足 |
| 昭和58年11月15日 |
鵜川ダム地権者協議会発足 |
| 平成2年12月16日 |
鵜川治水ダム地権者会発足 |
| 平成4年1月18日 |
鵜川治水ダム補償基準協定調印 |
| 平成4年4月27日 |
周辺整備検討委員会発足 |
| 平成6年度 |
鵜川ダム付け替え道路着手 |
| 平成16年3月 |
鵜川ダム本体工事着手 |
| 平成30年度頃 |
鵜川ダム完成予定 |
鯖石川ダム
1.概要
鯖石川ダムは、昭和49年より管理がされて以来約30年が経過しましたが、この間にダムの主目的である洪水調節機能を発揮し、洪水被害の軽減及び渇水時にはかんがい用水を補給するなど大きな役割を担ってきました。
しかし、ダム湖には予想を上回るスピードで土砂が堆積しており、このままではダムの大切な機能が損なわれる恐れがあります。
このため、県では鯖石川ダムの機能を持続的に確保するため、堆積土砂対策として施設改良事業に取り組んでいます。
鯖石川ダム
| 位置 |
新潟県柏崎市高柳町田代 |
集水面積
|
46.0km2 |
| 形式 |
重力式コンクリートダム |
湛水面積 |
0.56km2 |
| 堤高 |
37.0m |
総貯水容量 |
6,000,000m3 |
| 堤頂長 |
170.0m |
有効貯水容量 |
5,100,000m3 |
| 堤体積 |
87,500m3 |
常時満水位 |
標高135.0m |
| 非越流部 |
標高147.0m |
サーチャージ水位 |
標高145.5m |
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設計洪水位 |
標高145.5m |
越流部標準断面図
ダム上流断面図
2.鯖石川ダムの堆砂対策
1)ダム堆砂の現状
鯖石川ダムの堆砂(たいさ)の現状は次の図に示すとおりです。
茶色の部分が堆積土砂を示しており、計画堆砂容量をほぼ満杯状態にして有効貯水容量内に達する状況となっています。このため不特定容量が減少しかんがい用水の補給に不安が生じており、このまま更にダム堆砂が進行すると洪水調節容量にも影響が心配されます。
貯水池容量配分図