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【柏崎】栃ヶ原地すべり集水井を登録有形文化財に 審議会が答申!

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0181180 更新日:2019年8月3日更新

 令和元年7月19日(金曜日)に、国の文化審議会が開催され、柏崎市高柳町栃ヶ原地内にある地すべり対策施設「栃ヶ原地すべり第1号集水井」「栃ヶ原地すべり第2号集水井」「栃ヶ原地すべり第3号集水井」を登録有形文化財(建造物)に登録するよう、文部科学大臣に答申しました。
 登録は、答申後に行われる官報告示をもって正式決定となります。
 登録有形文化財(建造物)とは、近年の国土開発や都市計画の進展,生活様式の変化等により,社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られた制度で、建築物、土木構造物などのうち、原則として建設後50年を経過し、かつ、次の各号の一に該当するものが対象となります。
(1)国土の歴史的景観に寄与しているもの
(2)造形の規範となっているもの
(3)再現することが容易でないもの
 今回、答申のあった施設は、地すべり防止施設で、地すべりの原因となる地下水を井戸に集水し排除する「集水井(しゅうすいせい)」という施設です。新潟県が設置し、維持管理を行っています。
以下に施設の概要を紹介します。

栃ヶ原地すべり第1号集水井

井戸の外観写真

建設年代:昭和30年【わが国で初めて建設された集水井】
外径4.0m、深さ18mの鉄筋コンクリート造の円筒型井戸で、壁面から放射状に配した横ボーリングにより、地すべりの原因となる地下水を井戸に集水し排除する。
建設当時は、井戸に溜まった地下水をポンプで揚水し、生活用水として利用していた。現在は、排水ボーリングによる自然排水となっている。

 

井戸の中の様子井戸内部の写真

建設当時の写真建設当時の写真

写真提供:坂井俊介

 

 

栃ヶ原地すべり第2号集水井

井戸外観写真

建設年代:昭和40年
外径4.0m、深さ15mの鉄筋コンクリート造の円筒型井戸。
集水した地下水をポンプで揚水し、周囲の水田で利用している。

 

栃ヶ原地すべり第3号集水井

井戸の外観写真

建設年代:昭和40年
外径4.0m、深さ15mの鉄筋コンクリート造の円筒型井戸。
第2号集水井の直後に建設された。
建設当時は、集水した地下水をポンプで揚水し利用していたが、現在は第1号集水井に排水ボーリングで自然排水している。

 

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