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 【柏崎】微笑みの木喰仏に出会う

2010年04月08日
 今の仏像ブームの中、注目を浴びている木喰仏(もくじきぶつ)。
 柏崎地域には、約100体の木喰仏があると言われています
 今回は、十王堂、西光寺、柏崎博物館で見ることができる木喰仏を紹介します。
 この他にも柏崎地域には、まだまだたくさんの木喰仏がありますので、ぜひ探してみてください。         
 木喰上人は、江戸時代後期に、五穀、火を通した食物を断つ修行「木喰戒」を受けた後、全国各地を行脚して千体以上の仏像を彫ったと言われています。
 木喰上人の彫った仏像は、独創的な作風で口元に笑みを浮かべた「微笑仏(みしょうぶつ)」が特徴的であり、その慈愛に満ちた微笑みの表情と庶民的な親近感が魅力です。

西光寺(柏崎市西山町長嶺)

 冬に白鳥が飛来することで有名な長嶺大池のほとりに建つ西光寺に木喰上人が彫った十二神将像を見ることが出来ます。

長嶺大池のほとりに建つ西光寺

 木喰上人の作品の特徴として、1本の木から彫り出す「一木造り」とその彫るスピードが挙げられます。
 この十二体も一週間足らずで彫り上げたそうです。

十二神将像の全景

十二神将像のうち手前真中は自刻像とも言われています。


十二神将像

 険しいながらも愛らしい個性豊かな表情が魅力的です。

十二神将像

 まゆの黒、くちびるの朱色の着色を見ることが出来ます。


背中の銘文

背中の銘文に「木喰」の文字を見ることが出来ます。

背中の銘文

十王堂(柏崎市関町)柏崎駅南口から約700m

 十王堂にある木喰仏は、円熟期の代表格として有名であり、東京国立博物館にも展示されたそうです。
 ここでは、閻魔大王1体と十王尊6体、おびんずるさん1体を見る事が出来ます。(他の4体は、柏崎市立博物館へ寄託)
※「おびんずるさん」は手前の左側

十王堂 木喰仏

 長年、住民に撫でられてつるつるになり光っています。
 希望の方は触らせてもらうこともできます。
※「おびんずるさん」とは、俗に「なでぼとけ」とも言われ、昔から自分の身体のわるいところと、おびんずるさまの同じところを交互に撫でると、よくなるといわれてます。

おびんずるさん

 おびんずるさんと対照的に、閻魔大王や十王尊が迫力あふれる存在感を放っています。(一部、柏崎市立博物館へ寄託)

閻魔大王と十王尊

柏崎市立博物館(柏崎市緑町)柏崎駅南口から約2.5km

十王堂から寄託された十王尊3体としょうずか婆1体を見ることが出来ます。

十王堂から寄託された4体を見ることができます。

ガラス張なので、裏の銘文も見ることが出来ます。


しょうずか婆の緻密な彫りや個性的な表現が興味深い
※三途の川で死人から衣服を剥ぎ取るのが「しょうずか婆」

しょうずか婆

 そのほかに、竜松庵(柏崎市新道)から寄託された2体、潮風園(柏崎市西港町)から寄託された3体も見ることができます。
 

竜松庵から寄託されている2体

潮風園から寄託されている3体


※館内は撮影禁止です。(本レポートは館より広報用撮影許可を得て制作しております。)

 ●地域レポーターから

  柏崎地域には、木喰の円熟期にあたる晩年の作品が多く残っています。

 今回紹介させていただいた他にも多くの木喰仏がありますので、是非探してみてください。

 これから、花見の季節になります、花見のついでにお近くの施設を見学するのもよいかもしれません。是非一度お立ち寄りください。

(連絡先)

    西光寺:柏崎市西山町長嶺713 (注:事前連絡が必要)

           0257-48-3193

                        090-5301-8476(携帯)

    十王堂:柏崎市関町4-34(関町会館内) (注:事前連絡が必要)

         世話役 瀬下(0257-23-4760)

              中村(0257-23-2743)

    柏崎市立博物館:柏崎市緑町8-35

               0257-22-0567

               営業時間9時~17時

               月曜休館(祝日の場合は翌日)  

 柏崎地域振興局企画振興部 T.T