十日町市中屋敷地内におけるクロロエチレンの環境基準超過について

第2報

平成30年8月31日
県民生活・環境部　環境対策課

　県の地下水調査の結果、十日町市中屋敷地内で有害物質であるクロロエチレンが環境基準を超過したため（8月17日公表）、県では超過した井戸の周辺、半径1,000m以内の7地点で地下水調査を実施しました。
　その結果、クロロエチレン及び1,2-ジクロロエチレンが1地点で検出されましたが、環境基準値以下でした。また、その他の調査項目はいずれも検出されませんでした。

1　調査結果の概要

1. 調査地点：十日町市上新井、中屋敷、水口沢、山野田地内の7地点
2. 試料採取日：平成30年8月23日、27日
3. 調査結果

2　県の対応

今後、当該地区の地下水について継続監視調査を実施します。

3　その他

クロロエチレンの環境基準値を超過した井戸周辺に水道水源があり、県が十日町市に自主検査を要請した件（8月17日公表）について、同市が自主検査を実施したところ、クロロエチレンは検出されませんでした。

本件についてのお問い合わせ先
全般について
環境対策課環境保全係〔担当〕横尾
（直通）025-280-5154（内線）2712
【水道、飲用井戸関係について】
生活衛生課〔担当〕吉岡
（直通）025-280-5208（内線）2677

【報道資料】十日町市中屋敷地内におけるクロロエチレンの環境基準超過について（第2報）[PDFファイル／65KB]

第1報

平成30年8月17日
県民生活・環境部　環境対策課

　「平成30年度地下水の水質測定計画」に基づき県が実施した概況調査の結果、十日町市中屋敷の井戸で環境基準値未満であるものの、1,2-ジクロロエチレンが検出（0.008mg/L）されたことから、この井戸の半径1,000m以内の4地点で地下水調査を実施しました。
　その結果、中屋敷地内の1地点においてクロロエチレンが環境基準値を超過しました。
　調査結果の概要及び県の対応は次のとおりです。

1　調査結果の概要

1. 調査地点：十日町市中屋敷、伊勢平治地内の4地点
2. 試料採取日：平成30年8月8日、13日
3. 調査結果単位：mg/L

2　県の対応

• 周辺に井戸がある場合には、その所有者に対して、飲用指導の実施を十日町市へ要請しました。
• 周辺に水道水源があるため、自主検査の実施を十日町市へ要請しました。
• 農業用井戸等、周辺の水源を農業用に利用している方への周知を十日町市、JA及び土地改良区に要請しました。
• さらに調査範囲を広げて追加調査を実施し、汚染の状況を確認します。

（参考）

• クロロエチレン
  ​テトラクロロエチレン等が土壌・地下水中で微生物等により分解されて生成するものの1つ。他に1,2-ジクロロエチレンなども生成する。
  • 健康への影響：発がん性のある物質といわれている。
  • 用途：塩化ビニル樹脂や塩化ビニル系共重合樹脂の原料
• 概況調査
  県内の全体的な地下水質の概況を把握するため、地域の代表地点で行う調査

本件についてのお問い合わせ先
【全般について】
環境対策課環境保全係〔担当〕横尾
（直通）025-280-5154（内線）2712
【水道、飲用井戸関係について】
生活衛生課営業・水道係〔担当〕渋木
（直通）025-280-5208（内線）2677
【農業用井戸関係について】
農産園芸課生産環境係〔担当〕岸田
（直通）025-280-5296（内線）2927
【農業用水取水関係について】
農地計画課営農経済係〔担当〕多田
（直通）025-280-5354（内線）3158

【報道資料】十日町市中屋敷地内におけるクロロエチレンの環境基準超過について（第1報）[PDFファイル／82KB]