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 新潟・新発田地域における地盤沈下

2011年03月30日

新潟・新発田地域における地盤沈下の状況

 昭和30年代には、年間最大沈下量が54cmにも及ぶ著しい地盤沈下が起こりましたが、水溶性天然ガスの採取規制の実施などによって、昭和50年代以降は一部の地域を除いて全体的に沈静化してきています。
 22年度は、沈下面積が605.5k㎡(調査面積606.0k㎡)であり、21年度の593.6k㎡に比べ増加しました。年間最大沈下量は、1.8cm(新潟市北区松浜町)で、21年度の2.6cm(新潟市東区松浜町)を下回りました。調査地域の大部分の地域で沈下傾向を示したものの沈下量は1cm未満がほとんどでした。阿賀野川河口部付近では1cmを超える沈下が継続しています。最近5年間の状況は、内陸部では沈静化の傾向が見られるものの、東港から西港にかけての海岸部においては沈下の傾向が続いています。
 当地域については、6年度から8年度まで県が「新潟地域地盤沈下機構解明調査」を実施していますが、新潟都市圏として大河川と内陸部の広大な農地を有し、しかも広範囲のゼロメートル地帯を有する地域であることから、この地域の地盤沈下については、今後とも引き続き注意深く監視していく必要があります。
 今後とも関係機関が連携しながら、地盤沈下の監視及び「地下水総合規制対策」による地下水揚水規制を実施していくこととしています。

観測結果報告書:新潟平野の地盤沈下(平成23年3月)

本文( PDF形式   224 キロバイト)
水準測量成果表( PDF形式   429 キロバイト)
観測井一覧表及び位置図( PDF形式   1876 キロバイト)
地下水位・収縮量一覧表( PDF形式   701 キロバイト)
水準測量路線図( PDF形式   5073 キロバイト)
地盤変動図(1年間:H21.9.1~22.9.1)( PDF形式   2810 キロバイト)
地盤変動図(5年間:H17.9.1~22.9.1)( PDF形式   2801 キロバイト)
地盤変動図(53年間:S32.9.1~22.9.1)( PDF形式   2928 キロバイト)
主要観測井観測記録(グラフ)( PDF形式   333 キロバイト)

新潟地域の地盤沈下量の経年変化

測量期間 沈下面積(km2 最大沈下(cm)
総沈下面積 2cm以上の沈下面積 最大沈下量 最大沈下地点 全国順位
17.9~18.9 461 0 1.9 新潟市松浜町 
18.9~19.9 509 0 1.8 新潟市北区松浜町 
19.9~20.9 488 0 1.5 新潟市北区松浜町 

20.9~21.9

594 2 2.6 新潟市東区松浜町 2位

21.9~22.9

606 0 1.8 新潟市北区松浜町 集計中
新潟地域の主な水準点における地盤沈下の推移( PDF形式   66 キロバイト)

新潟地域のゼロメートル地帯

 新潟地域の海岸線の背後には、いわゆるゼロメートル地帯が広がっています。その大部分が新潟市で、新発田市と阿賀野市のごく一部(福島潟周辺)が含まれます。県では、最新の地盤標高をもとに18年度にゼロメートル地帯分布図を作成しました。その結果によると、ゼロメートル地帯の面積は182.58k㎡であり、そのうち新潟市が180.8k㎡、新発田市が1.28k㎡、阿賀野市が0.58k㎡でした。
 昭和30年代には、著しい地盤沈下の進行によりゼロメートル地帯が拡大し、新潟市の沿岸部で高潮による浸水被害が発生しました。地下水の過剰揚水等に起因する地盤沈下は、近年、沈静化しているものの、一度沈下した地盤は回復せず、高潮や豪雨などの災害に対する潜在的な危険性は依然として高い状態にあります。
 このため、国、県、市などが協力して、護岸・堤防の改修や排水機場の整備など、浸水被害を防止するための対策を進めています。
 ゼロメートル地帯とは、朔望平均満潮位以下の地域をいい、新潟平野では新潟西港の朔望平均満潮位である標高0.564m(7年~16年までの平均値)以下の地域がゼロメートル地帯となります。
新潟地域のゼロメートル地帯分布図( PDF形式   1494 キロバイト)

◆全国のゼロメートル地帯
地 域 面積(km2
関東平野 134
九十九里平野 8
豊橋平野 27
岡崎平野 57
濃尾平野 374
大阪平野 71
高知平野 10
筑後・佐賀平野 253
熊本平野 10
その他 17
【出典】環境省「平成15年度全国の地盤沈下地域の概況」


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