水質測定結果の概要
公共用水域の水質の状況
県内21水系60河川85水域129地点、2湖沼2水域6地点、8海域14水域49地点の合計184地点で、国土交通省北陸地方整備局、新潟市と協力して、人の健康の保護に関する項目(健康項目)26項目、生活環境の保全に関する項目(生活環境項目)9項目及びその他の項目(要監視項目等)26項目について水質測定を実施しました。
各項目の測定結果については、以下のとおりです。
(1) 健康項目
河川93地点、湖沼6地点、海域24地点の計123地点で測定を行った結果、全ての地点で環境基準を達成しました。
(2) 生活環境項目
河川129地点、湖沼6地点、海域49地点の計184地点で測定を行いました。水質汚濁の程度を表す代表的な指標であるBOD(河川)及びCOD(湖沼及び海域)の環境基準達成状況は、次のとおりです。
河川では環境基準類型指定がなされている83水域中83水域で、湖沼では2水域中2水域で、海域では14水域中10水域で、それぞれ環境基準を達成しました。昨年度との比較でみると、河川及び湖沼で同数、海域で1水域増加したことで、全体の達成率が96.0%となり、平成14年度の94.9%を上回り過去最高となりました。なお、平成15年度は、生活環境の保全に関する環境基準を12河川14水域について見直しを行いました。
河川及び湖沼の水域でBOD及びCODの環境基準を100%達成したのは、平成14年度に引き続き2年連続となりました。
主な水系の状況
◆河川
信濃川水系
本川については、中流、下流の両水域とも環境基準を達成しました。支川については、すべての水域で環境基準を達成しました。
阿賀野川水系
本川については、本年度も環境基準を達成し、類型指定を行ってから継続して環境基準を達成しています。支川については、すべての水域で環境基準を達成しました。
関川水系
本川については、上流、中流、下流とも環境基準を達成しました。支川については、すべての水域で環境基準を達成しました。
その他の水系
その他類型指定されている18水系については、すべての水域で環境基準を達成しました。
◆湖沼
鳥屋野潟及び奥只見貯水池の2水域で類型指定を行っており、奥只見貯水池は環境基準を達成しました。また、鳥屋野潟のCOD75%値は5.0mg/L(環境基準5.0mg/L以下)で14年度に引き続き環境基準を達成しました。
◆海域
類型指定されている14水域のうち、新潟海域(甲)、(乙)、(新潟東港)の3水域、県北海域の1水域で環境基準を達成できませんでした。
(3) その他の項目
要監視項目については、平成6年度から測定を行っており、河川46地点、湖沼1地点で測定を行いました。その結果、指針値を超過するものはありませんでした。また、トリハロメタン生成能(注1)について、河川9地点で調査を実施しました。総トリハロメタン生成能は水道水質基準(総トリハロメタン)を満たす検査結果となっています。
(注1) 水道水中のトリハロメタンは、水道原水中に含まれる物質が、浄水過程で塩素処理されることにより生ずるとされています。
この原水中の物質が塩素処理により、どれだけトリハロメタンになるかを検査した数値(トリハロメタンの潜在的な生成量) がトリハロメタン生成能です。
<参考>
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BOD値(平均値)からみた県内の「きれいな河川ベスト5及びワースト5」を以下に示します。
なお、平均値が同じものは75%値で順位付けを行いました。 |
きれいな川ベスト5 (単位:mg/l)
| 順位 |
あてはめ水域名(流域市町村) |
類型 |
平均値(75%値) |
最小 |
最大 |
14年度順位 |
| 1 |
姫川(糸魚川市、青海町) |
AA |
<0.5(<0.5) |
<0.5 |
<0.5 |
- |
| 2 |
中津川上流(津南町) |
A |
0.5(<0.5) |
<0.5 |
0.6 |
1 |
| 3 |
中津川下流(津南町、中里村) |
A |
0.5(0.5) |
<0.5 |
0.7 |
2 |
| 3 |
荒川中流(関川村等) |
AA |
0.5(0.5) |
<0.5 |
0.7 |
- |
| 5 |
荒川下流(荒川町、中条町等) |
AA |
0.6(<0.5) |
<0.5 |
0.9 |
- |
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きれいな川ワースト5 (単位:mg/l)
| 順位 |
あてはめ水域名(流域市町村) |
類型 |
平均値(75%値) |
最小 |
最大 |
14年度順位 |
| 1 |
通船川(新潟市) |
D |
6.6(7.8) |
3.4 |
10 |
1 |
| 2 |
栗ノ木川(新潟市) |
E |
3.8(4.2) |
1.5 |
11 |
2 |
| 3 |
大通川(燕市、吉田町等) |
C |
3.0(2.5) |
1.0 |
7.8 |
5 |
| 4 |
新井郷川中流(新潟市) |
B |
2.5(2.8) |
1.5 |
4.2 |
- |
| 5 |
飯田川下流(上越市、三和村等) |
C |
2.3(2.7) |
1.5 |
3.0 |
- |
|
*BOD(生物化学的酸素要求量)
水の汚れ具合を表す指標で、数字の小さいほどきれいで大きいほど汚れていることになります。水中に含まれている有機物質は微生物により分解されますが、このときに水中の酸素を消費します。有機物の汚れが多いほど、微生物が有機物を分解するために消費する酸素量が多くなるため、BODの値は大きくなります。
水産用水としては、
ヤマメ、イワナなどはBOD 2mg/l以下
アユ、サケなどはBOD 3mg/l以下
コイ、フナなどはBOD 5mg/l以下
が適当とされています。