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環境影響評価方法書に対する意見について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0474201 更新日:2022年4月1日更新

経済産業大臣 宮沢 洋一 様

新潟県知事 泉田裕彦

環境影響評価方法書に対する意見について(通知)


 平成26年12月1日付けで黒部川電力株式会社から送付のあった「新姫川第六発電所建設計画環境影響評価方法書」について、環境影響評価法第10条第1項及び電気事業法第46条の7第1項の規定に基づき、環境保全の見地からの意見を別紙のとおり提出します。

以下、別紙内容

新姫川第六発電所建設計画環境影響評価方法書に関する意見書

  1. 事業計画について
    工事計画や施設設計などの事業計画の詳細が明らかになっていないことから、これらを可能な限り確定させたうえで、適切に環境影響評価を行うこと。
  2. 騒音
    発電所建設予定地の直近に民家が存在することから、発電所の供用により騒音・振動の影響が及ぶおそれがある場合には、供用時の騒音・振動について環境影響評価項目に選定し、調査、予測・評価を実施すること。
  3. 水質
    1. トンネル掘削に伴う湧水の排水について、河川への排出地点、排出時の水質等を明らかにした上で河川環境への影響を予測・評価すること。
    2. トンネル掘削に伴う湧水の排水及び土捨て場からの排水について、自然由来の重金属が含まれるおそれがある場合には、河川、地下水等への影響を予測・評価し、適切な環境保全措置を検討して、周辺環境への影響を回避又は低減すること。
  4. 動物
    1. 文献調査において、アユやサクラマスなど海と川を行き来する遡河性魚類の生息が確認されていることから、これらの生息の有無や産卵場の位置等を確認できるよう、調査時期及び調査日数を適切に設定すること。
    2. 魚類及び底生生物の現地調査について、生息状況を適切に把握するため、減水区間内に調査地点を追加するとともに、渇水期調査を追加して実施すること。
    3. 供用後における予測時期は「発電所運転開始後、定常状態に達した時期」とされているが、減水区間の河川流量が最も少なくなる時期及び最も少なくなった場合での魚類、底生生物及び河川生態系への影響(産卵場所への影響、水質や河床構成材料の変化を含む)について予測・評価を行うこと。
  5. 植物
    ヒメギフチョウやクモマツマキチョウ等の重要な動物の生息と密接に関連する食草等の植物についても重要な種として取扱い、予測・評価を行うこと。
  6. 人と自然との触れ合いの活動の場
    供用時における人と自然との触れ合いの活動の場への影響として、土捨て場の直近に「塩の道トレイル」が存在していることから、人と自然との触れ合いの活動の場に影響を及ぼすおそれがある場合には、供用時の人と自然との触れ合いの活動の場についても環境影響評価項目として選定すること。
  7. その他
    準備書の作成にあたっては、用語の補足、図表の使用、資料・データ類の分冊化等、編集方法の工夫により閲覧者に対しできる限り理解しやすいものとなるよう配慮すること。

新姫川第六発電所建設計画に係る環境影響評価手続き経緯

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