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長安寺緑地環境保全地域
本地域は、十日町市上野の元町集落にある長安寺の裏山で、信濃川の河岸段丘にあたります。
この海抜200~250mの斜面には、ユキツバキ、エゾユズリハ、ヒメアオキ等を含む典型的な日本海型ブナ林が成立しています。
ブナ林は、樹高16~20m、胸高直径は25~85cmでほぼ純林状に生育し、高木層ではホオノキ、アカメイタヤ、ミズナラ等を僅かに交えます。
現在、里山周辺の低海抜地に残存するブナ林は少なく、自然環境が良好に保たれてきた長安寺のブナ林は、ブナクラス域下部の自然林として、また、魚沼地方の低地の原植生を示すものとして、その価値は高いといえます。
- 区域
十日町市上野甲2931番及び甲2938番1の各一部 - 面積
民有地 5.28ha
※全域普通地区 - 保全対象
樹林(ブナ林) - 指定年月日
昭和62年3月27日