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定正院緑地環境保全地域
本地域は、長岡市鷺巣町の定正院の境内にある樹林地です。
ここは、海抜48~65mの信濃川右岸の河岸段丘にあたり、コナラ、ホオノキを主とする自然林の一部にブナが点在している地域です。
ブナは全部で数本と少ないものの、樹高26m、胸高直径1mに達するものもみられ、県内の低海抜地に残存するブナの巨木として極めて貴重なものといえます。
かつては、魚沼丘陵に広く分布していたブナ林は、伐採などによって、特に市街地周辺にはほとんどみられなくなった現在、県内のブナクラス域下部の植生及び中越地方の低地の原植生を示す残存林として、学術的にも重要です。
- 区域
長岡市鷺巣町字金塚429-1の一部 - 面積
民有地 0.7875ha
※全域普通地区 - 保全対象
樹林(ブナ林) - 指定年月日
昭和63年3月1日