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平成27年版「新潟県の環境」(環境白書)を作成しました

2015年09月29日

「新潟県環境基本条例」に基づき、毎年、新潟県の環境の現状と環境保全施策の概要を取りまとめ、公開しています。

平成27年版「新潟県の環境」

報道発表資料

 新潟県環境基本条例第8条に基づき、平成26年度における新潟県の環境の現状と環境保全の施策を公表します。

1 平成26年度の環境の状況
   大気や水質等の環境質については、光化学オキシダント(光化学スモッグ)など、一部、環境基準未達成の項目や地域もあるものの、概ね良好な状況である。
   温室効果ガス排出量は、平成25年度は、前年度に比べて2.1%減少、基準年(平成 2年度)に比べ4.9%増加した。
   トキの野生復帰については、平成27年6月までに計12回196羽の放鳥行われ、平成27年は、4年連続してヒナの誕生、巣立ちに成功した。
   平成26年度の環境の状況は以下のとおりである。

(1)自然環境 ~豊かで多様な自然環境は概ね維持~
  ○自然保護
   ・自然公園は20か所316,891ha、北海道に次ぐ広さで、県土面積の約25%
   ・27年3月に県内5番目となる「妙高戸隠連山国立公園」が誕生
  ○野生鳥獣の保護と管理
   ・鳥獣保護区は、県指定87か所152,909ha、国指定5か22,923ha、計92か所
   ・ツキノワグマによる人身被害防止のため、ホームページで目撃情報(910件)や被害防止対策の情報を提供。ツキノワグマ等の人身被害は8件
  ○トキの保護増殖
   ・トキの飼育羽数は、209羽(27年6月現在)
   ・20年9月から27年6月に計12回196羽を放鳥し、161羽が自然界で生存
   ・24年4月には36年ぶりに自然界でヒナが誕生し、以降4年連続してヒナが誕生

(2)生活環境 ~大気、水質等の環境基準は一部の項目を除き、概ね達成~
  ○大気環境
   ・二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質は、全測定局で環境基準を達成
   ・光化学オキシダントは、全測定局で環境基準を達成していないものの、注意報の発令基準には至らなかった。
   ・微小粒子状物質(PM2.5)は、10測定局のうち9測定局で環境基準を達成
   ・有害大気汚染物質のベンゼン等4物質は、全調査地点で環境基準を達成
   ・一般環境中のアスベスト濃度は、世界保健機関(WHO)が「危険度は判別できないほど小さい」としている濃度の範囲内(10本/L以内)
  ○水環境
   ・カドミウム等の健康項目は、河川、海域、湖沼の全調査地点で環境基準を達成
   ・BOD(河川)、COD(湖沼及び海域)は、全調査水域のうち、92.9%の水域で環境基準を達成
   ・鳥屋野潟の水質(COD)は、14年度から13年連続で環境基準を達成
  ○地盤環境
   ・新潟、長岡、柏崎、南魚沼及び上越の5地域で調査した結果、沈下量が最も大きかったのは新潟地域(1.6㎝/年)
   ・地下水は、県内の全体的な地下水質の状況を把握するための概況調査の結果、鉛、砒素など計7地点で環境基準値を超過
  ○有害化学物質
   ・ダイオキシン類は、大気、土壌、水質(河川、湖沼及び地下水)及び底質(河川及び湖沼)について調査した結果、河川5地点の水質で環境基準未達成
  ○公害苦情
   ・市町村等が処理に当たった公害苦情件数は1,332件で、うち93%は解決済

(3)廃棄物 ~一般廃棄物の排出量は減少、産業廃棄物の最終処分量は増加~
  ○一般廃棄物(災害廃棄物を除く)
   ・25年度の排出量は89万4千トンで、前年度に比べ1万トン減少
   ・25年度のリサイクル率は23.2%で、前年度に比べ0.2ポイント増加
  ○産業廃棄物
   ・25年度の県内での最終処分量は14万9千トンで、前年度に比べ5千トン増加
   ・26年度の不法投棄件数は8件で、前年度に比べ2件増加

(4)地球環境 ~温室効果ガス排出量は前年度に比べ減少~
  ○温室効果ガス排出量
   ・25年度の温室効果ガス排出量は2,638万トンで、前年度に比べ2.1%減少、基準年(2年度)に比べ4.9%増加
  ○酸性雨
   ・26年度の降水の年間平均pHは4.5~4.7で、これまでの調査結果の範囲内

2 平成26年度の取組の状況
   新潟県環境基本計画(平成19年3月)に基づいて、「県民の参加・協働で環境保全に取り組む社会づくり」、「自然と共生した潤いのある社会づくり」、「環境に負荷の少ない安全で快適な社会づくり」、「資源循環型の社会づくり」、「地球環境問題に積極的に取り組む社会づくり」、「環境保全の共通基盤の整備」の6つの柱に沿って施策を体系的、かつ重点的に展開している。

(1)県民の参加・協働で環境保全に取り組む社会づくり
  ○環境教育・環境学習による人づくり
   ・小中学校で、地域実態に合わせた多様な環境学習を実施
   ・環境と人間のふれあい館、エコ・ミュージアム、愛鳥センターの環境学習施設等を活用した自然観察・体験学習の実施(来館者数:58,414人)
  ○県民協働による環境保全の推進
   ・環境美化運動等の地域における環境保全活動を促進(参加者数:364,948人)
   ・ホームページ等による環境情報の提供(アクセス数:10,822件)
  ○環境への取組が評価される社会づくり
   ・地域で優れた環境保全活動に取り組んでいる事業者を表彰するなど、環境に配慮した事業活動を促進
   ・グリーン購入の推進、環境関連新技術への助成等による環境ビジネスを育成

(2)自然と共生した潤いのある社会づくり
  ○豊かな自然環境の保全と活用
   ・自然公園の管理(自然公園等利用施設の修繕工事)や、魚沼から行く尾瀬ルートの利用促進
   ・希少な植物と鳥類の「第2次レッドリスト」を公表
   ・生態系や農林水産業に被害を及ぼす鳥獣の捕獲強化と狩猟者確保のため、鳥獣 保護法が改正され、県においても条例が制定
   ・法改正及び条例制定の趣旨を踏まえ、ツキノワグマ、ニホンザル、イノシシを 第二種特定鳥獣に定め、管理を強化
   ・本庁に「鳥獣被害対策本部」、地域振興局ごとに「鳥獣被害対策チーム」を設置し、県、市町村、警察署、関係団体等が連携して、総合的に鳥獣被害対策を推進
   ・狩猟の担い手の確保に向け、有害鳥獣捕獲や模擬猟の体験研修会等を実施
  ○緑あふれる快適な環境づくり
   ・安らぎのある快適な生活環境を創造するため、公園や森林、水辺等の整備・保全を実施
  ○トキの舞うふるさとづくり
   ・トキの野生復帰に向け、飼育繁殖及び野生順化訓練を実施。また、ビオトープ等トキが生息できる環境を再生・創造
  ○豊かな水環境の創造
   ・県内の優れた湧水及び清流を「新潟県の名水」として選定し、保全と活用を図るとともに、県内外に情報発信

(3)環境に負荷の少ない安全で快適な社会づくり
  ○快適な大気環境の確保
   ・PM2.5、光化学オキシダント濃度等についてホームページにリアルタイムで情報を提供
   ・環境大気中のアスベスト濃度のモニタリング調査(3地点)、解体現場への立入検査、指導を実施
   ・アスベスト除去等工事において、安全対策チェックリストの周知を図るなど、事故防止を推進
  ○良好な水質の確保
   ・異常水質事案に対して情報提供及び原因究明等を迅速に実施(発生件数:276件)
   ・油流出事故が多発する冬期を中心に、関係機関と連携した未然防止の啓発を実施
   ・下水道等の生活排水処理施設の整備に加え、合併処理浄化槽の普及促進等による家庭での生活排水対策を促進
  ○良好な地盤環境の確保
   ・水準測量及び観測井により、県内5地域において地盤沈下の監視を実施
   ・有害物質による地下水の汚染状況を調査(181地点)
  ○騒音・振動のない快適な環境の確保
   ・高速自動車道沿道地域、新幹線鉄道、航空機の騒音状況を調査
  ○化学物質による環境汚染の防止
   ・ダイオキシン類の環境モニタリング調査、事業場指導を実施し、排出抑制を促進
  ○災害時の環境保全対策の推進
   ・災害廃棄物処理の応援協定を、市町村及び関係団体と16年度から締結

(4)資源循環型の社会づくり
  ○3Rの推進
   ・各種リサイクル法に基づく再資源化の推進、「レジ袋削減県民運動」の実施に加え、優れた3Rの取組を行った事業所を新潟県優良リサイクル事業所として表彰
  ○適正処理の推進と処理基盤の整備
   ・一般廃棄物処理施設や産業廃棄物の排出事業者・処理業者に対する立入検査を行い、適正処理等を確認、指導
   ・海岸漂着物処理推進法に基づき、地域グリーンニューディール基金を活用し海岸漂着物の処理を実施
  ○不法投棄対策の推進
   ・廃棄物特別監視員や産業廃棄物巡視員及び夜間等も監視可能な移動式監視カメラによる監視活動
   ・上越市名立区で大量に放置されていた廃油入りのドラム缶等を行政代執行により撤去

(5)地球環境問題に積極的に取り組む社会づくり
  ○脱地球温暖化社会の構築
   ・温室効果ガス排出量の伸びが大きい民生・運輸部門における削減対策を推進するため、13のリーディングプロジェクトを推進
   ・「新潟県カーボン・オフセット制度」を運用し、5つ目のプロジェクトとなる「阿賀悠久の森 ペレットボイラーによる温室効果ガス排出削減プロジェクト」を登録
   ・メーカー、販売団体、消費者団体、行政等からなる「新潟県家庭の省エネ推進協議会」の取組により、県民へ普及啓発
   ・CO2削減に積極的に取り組む企業を認定・表彰する「エコ事業所制度」の取組を推進
   ・太陽光発電などの再生可能エネルギーや電気自動車の普及、二酸化炭素吸収源対策としての森林の整備・保全などの各分野における温暖化対策を推進
   ・「環境にやさしい新潟県の率先行動計画」に基づき、県自らの事務事業に伴う環境負荷の低減を推進
  ○オゾン層保護対策の推進
   ・フロン類回収業者等に対する立入検査を行い、適正なフロン類の回収等を確認、指導
  ○酸性雨対策の推進
   ・県内4か所で酸性雨の調査を継続して実施
  ○国際的取組の推進
   ・東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)のネットワークセンターに対する支援及び同センターと連携した調査研究を推進

(6)環境保全の共通基盤の整備
  ○環境影響評価の推進
   ・環境影響評価条例等に基づき開発行為に対して2事業の審査を実施
  ○環境監視・調査研究の充実及び技術開発の推進
   ・有害化学物質、酸性雨等について環境監視及び調査研究を実施
  ○多様な環境保全手法の活用
   ・警察等による、法令に基づく規制的措置の厳正運用
   ・各種資金貸付制度の活用等により公害防止施設等の改善などを誘導

3 福島第一原子力発電所事故に伴う新潟県内の放射線等の監視結果
   東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、県内の環境モニタリングを引き続き実施し、結果をとりまとめた。


報道発表資料(PDF形式  230 キロバイト)

一括ファイル

平成27年版「新潟県の環境」一括ファイル(PDF形式  21063 キロバイト)

分割ファイル

表紙(PDF形式  5432 キロバイト)
発刊のあいさつ・目次・第1部(PDF形式  1370 キロバイト)
第2部 第1章 県民の参加・協働で環境保全に取り組む社会づくり(PDF形式  2339 キロバイト)
    第2章 自然と共生した潤いある社会づくり(PDF形式  2120 キロバイト)
    第3章 環境に負荷の少ない安全で快適な社会づくり(PDF形式  1879 キロバイト)
    第4章 資源循環型の社会づくり(PDF形式  1405 キロバイト)
    第5章 地球環境問題に積極的に取り組む社会づくり(PDF形式  1610 キロバイト)
    第6章 環境保全の共通基盤の整備(PDF形式  1397 キロバイト)
    第7章 公害苦情と健康被害対策(PDF形式  1585 キロバイト)
    第8章 福島第一原子力発電所事故に伴う新潟県内の放射線等の監視結果(PDF形式  1601 キロバイト)
第3部  資料編(PDF形式  8180 キロバイト)

平成11年版~平成26年版「新潟県の環境」

平成11年版「新潟県の環境」(PDF形式  2134 キロバイト)
平成12年版「新潟県の環境」(PDF形式  6085 キロバイト)
平成13年版「新潟県の環境」(PDF形式  2584 キロバイト)
平成14年版「新潟県の環境」(PDF形式  1914 キロバイト)
平成15年版「新潟県の環境」(PDF形式  6115 キロバイト)
平成16年版「新潟県の環境」(PDF形式  9629 キロバイト)
平成17年版「新潟県の環境」(PDF形式  3128 キロバイト)
平成18年版「新潟県の環境」(PDF形式  6317 キロバイト)
平成19年版「新潟県の環境」(PDF形式  8286 キロバイト)
平成20年版「新潟県の環境」(PDF形式  8751 キロバイト)
平成21年版「新潟県の環境」(PDF形式  7845 キロバイト)
平成22年版「新潟県の環境」(PDF形式  8397 キロバイト)
平成23年版「新潟県の環境」(PDF形式  8573 キロバイト)
平成24年版「新潟県の環境」(PDF形式  8737 キロバイト)
平成25年版「新潟県の環境」(PDF形式  21440 キロバイト)
平成26年版「新潟県の環境」(PDF形式  12392 キロバイト)

新潟県のかんきょう

新潟県のかんきょう(PDF形式  3832 キロバイト)
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