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登録有形文化財 日影沢 石積床固工(とこがためこう)群について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046888 更新日:2019年3月29日更新

日影沢石積床固工群・斜路工

 万内川の支流・日影沢の石積床固工群の特徴は、わずか1.2kmの急峻な渓流に47基もの床固工群が設置されていることです。
 また日影沢の支流・クズレ沢には非常にめずらしい石張りの斜路工が残っていることです。
 現地の石を切りだし、精巧に組み上げた手作りの施設には先人の知恵と苦労がうかがえます。この斜路工は偶然にも最近発見されたものです。

 日影沢石積床固工群 登録有形文化財登録:2003年7月1日

万内川・日影沢 登録有形文化財マップの画像
万内川・日影沢登録有形文化財マップ

文化財登録された日影沢の砂防設備

文化財登録された日影沢の砂防設備の画像1

名称 日影沢一号床固工
登録番号 15-0157
年代 大正後期
特徴・評価

日影沢と万内川が合流する地点から約300m上流に築かれた砂防設備。両側法勾配3分、水通し幅3.4mで、地形に合わせて左岸側の袖を長くとるのが特徴的。日影沢床固工群の中で、最下流に位置する最大規模の構造物で、基幹的役割を果たしている。

文化財登録された日影沢の砂防設備の画像2

名称 日影沢上流域床固工
登録番号 15-0159
年代 大正後期/昭和12年頃増築
特徴・評価 万内川右支川日影沢の上流域に位置する砂防設備。堤長6mから21m、堤高1.5から3mの石造谷積の構造物を、約40%勾配の斜面に5基配し、支川が右岸側から合流する。切石により精緻に築かれた構造物で、急勾配斜面の地盤安定に効果を発揮している。

文化財登録された日影沢の砂防設備の画像3

名称 日影沢中流域床固工
登録番号 15-0158
年代 大正後期/昭和12年頃築造
特徴・評価 日影沢中流域に位置する砂防設備。堤長7mから24m、堤高1.5mから4.5mの小規模構造物を、約30%勾配の急斜面に32基配置する。石造構造物が、地形におさまりつつ、湾曲しながら連続し、自然と一体化した景観を創り出している。

文化財登録された日影沢の砂防設備の画像4

文化財登録された日影沢の砂防設備の画像5

名称 クズレ沢斜路工
登録番号 15-0160
年代 大正後期
特徴・評価 日影沢の中流域に右岸側から合流する砂防設備。山の斜面を石張した勾配25%、側面1割法とした直線状水路と、両側法勾配3分の床固工を一体的に築き、川道安定を図る。周囲の回復された緑と一体となり、渓谷の自然環境と良く馴染んでいる。

石積床固工の修繕を進めています

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