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【上越】2月5日、7日放送分「雪崩にご注意」

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0122011 更新日:2019年6月29日更新

今日は、企画振興部の柄澤が聞き役で、妙高砂防事務所の齊藤さんから、「雪崩にご注意」についてお話をお聞きしました。

 上越市・妙高市の山間部では冬期間の積雪量が多いことから、雪崩の起こりやすい地域となっています。
 近年は少雪であり、人家が大きく被災するほどの雪崩は起きていませんが、今後の降雪量や気象によっては大きな被害が発生することもあり得ます。今日は、雪崩に遭わないためのポイントなどをお話ししたいと思います。

では、早速伺っていきますが、まず、雪崩が起こりやすいところはどんな所ですか。

 はい。傾斜角度が30度以上で、低い木やススキなどの草しか生えていないような急な斜面です。

では、どんなときに雪崩が起こりやすいのですか。

 まず、雪崩には「表層雪崩」と「全層雪崩」があります。
「表層雪崩」は、降り積もった新雪が煙のように滑り落ちてくる雪崩であり、気温が低く、ふかふかの新雪が多く積もったときに起こりやすくなります。
 次に「全層雪崩」は、積もった雪が地面の上を滑り落ちてくる雪崩であり、気温が上がったり雨が降ったりしたときに起こりやすくなります。

気温が低く、ふかふかの新雪が多く降ったときは表層雪崩。気温が高く、あるいは、雨が降ったときは全層雪崩が起きやすいのですね。ところで、雪崩の危険な状態は、斜面を見ればわかりますか。

 表層雪崩は難しいのですが、全層雪崩は兆候が見られるときもあります。
 斜面に発生した「雪面の裂け目」や「雪にしわが寄る、いわゆる雪しわ」が、全層雪崩の兆候です。
 斜面が、そのような状態になっていたら、近づかないでください。

他に注意すべき事はありますか。

 最近は、スキー場の立ち入り禁止区域への侵入や、雪崩の危険が高い山地でのスノーボードなどによる、人的被害が増えています。スキー場のコース外には絶対に立ち入らないでください。
 また、気象情報やそのときの天候などもよく考え、雪崩に巻き込まれないよう注意してください。

わかりました。例年であれば、これからが降雪のピークですので、十分注意が必要ですね。それでは最後に、本日の放送に関する問い合わせ先を教えてください。

 はい。お問い合わせは、妙高砂防事務所、電話番号0255-72-4142までお願いします。

お問い合わせ先は、妙高砂防事務所、電話番号0255-72-4142ですね。今日は「雪崩にご注意」についてお伝えしました。来週もぜひお聞きください。

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