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【上越】12月11日、13日放送分「地下水の節水」

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0122001 更新日:2019年6月29日更新

今日は、企画振興部の柄澤が聞き役で、健康福祉環境部の関さんから、「地下水の節水」についてお話をお聞きしました。

 上越地域では、消雪のために地下水を沢山くみ上げることが主な原因で地盤沈下が進んでいます。最も沈下した地点では、50年間で40センチメートル以上沈下しています。

40センチメートルも沈下しているんですか。でもなぜ地下水をくみ上げると地盤沈下が起こるのでしょうか。

 はい、地下水は一度にたくさん使いすぎなければ、雨水などが地面にしみ込み、やがて元通り回復します。しかし、一度にくみ上げすぎると、地層から水分が絞り出され、地層が縮み、地盤が下がるのです。
 しかも、地盤は一度沈下すると元に戻りにくいのです。

なるほど。地盤が沈下してしまうと元には戻らないのですね。ところで、地盤沈下が進行すると、どのような被害が起こるのでしょうか。

 はい、地盤沈下が進行すると、建物が傾いたり、ガス管や水道管に亀裂が生じたりして、大きな被害をもたらすおそれがあります。
 「地下水はタダだから」といって無駄遣いせず、一人一人が節水を心がけるようお願いします。

では、実際に地下水を節水するためにはどんな方法があるのでしょうか。

 はい、節水には3つのポイントがあります。
 1つ目は、「必要な場所だけに散水する」ことです。機械や人の手で除雪できる場所は地下水に頼らないようにしましょう。
 2つ目は、「雪が降っていない時はポンプを止める」ことです。外の様子を見てこまめに運転の切り替えを行ってください。降雪感知器の利用もおすすめです。
 3つ目は、「散水は適正な勢いにする」ことです。雪が少ししか降っていないのに、勢いよく水が出ているところをよく見かけますが、少量の水でも十分効果がありますので、水の勢いを調節するようにしてください。

「必要な場所だけに散水する」、「雪が降っていない時はポンプを止める」、「散水は適正な勢いにする」、この3つに気をつけることで節水ができるのですね。

 そうです。それぞれ、散水する「面積」、「時間」、「強さ」を減らすということですね。雪が降っていない時は水を止めるよう、特に気を付けてください。

わかりました。

 地盤沈下が進行している上越地域では、井戸の工事をする際に必要な手続きがあります。詳しくは、健康福祉環境部環境センター環境課、または上越市役所、妙高市役所にご相談ください。

それでは最後に、本日の放送に関する問い合わせ先を教えてください。

 「地下水の節水」や「地盤沈下」に関するお問い合わせは健康福祉環境部環境センター環境課、電話番号は025-524-4237までお願いします。
 地下水は貴重な資源です。大切に使いましょう。

お問い合わせは、健康福祉環境部環境センター環境課、電話番号025-524-4237ですね。今日は「地下水の節水」についてお伝えしました。来週もぜひお聞きください。

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