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【上越】お酒の影響について考えてみよう!

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046414 更新日:2022年12月16日更新

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 お酒類は、適量であれば「百薬の長」と言われますが、多量飲酒や習慣的な飲酒は「有害」になる可能性があります。
 今回は、ちょっと耳の痛いお話になるかもしれませんが、お酒の影響や害について考えてみます。

その1 イッキ飲みは死を招く

 「イッキ飲み」のように多量のアルコールを短時間に飲むと、一気に「泥酔」→「昏睡」と進み、急性アルコール中毒になります。急性アルコール中毒は、低血圧、呼吸困難など危険な状態を引き起こし、ひどい場合には死に至る危険性もあります。
 お酒はゆっくりと、お料理や会話を楽しみながら飲みましょう。

その2 習慣飲酒は生活習慣病の原因に

 体の中に入ったアルコールのほとんどは肝臓で分解されます。私たちが酔っていい気分になっている時でも、肝臓は黙って働き続けています。しかし、肝臓も絶えずお酒の処理に追われていると、働きが悪くなります。
 長年の習慣飲酒は、肝臓障害だけでなく高血圧・糖尿病・肥満・高脂血症をはじめとする生活習慣病、痛風などを招きます。また、脳や歯、内臓、骨など全身に影響がおよびます。
 一度に多量の飲酒を避けるとともに、定期的に休肝日を設けましょう。そして、年1回は健康診断を受けましょう。

その3 アルコールには発がん性がある

 お酒を多量に飲む人ほど、がんのリスクが高まります。飲酒が原因となるがんには、口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸のがんと女性の乳がんがあります。
 また、口腔・咽頭・食道がんについては、飲酒に加え「喫煙」と「野菜・果物の摂取不足」も、発がんのリスクを高めることがわかっています。

出典:厚生労働省e-ヘルスネット 横山顕

その4 アルコールには依存性がある

 習慣的に多量飲酒していると、自分の意志や性格と関わりなく誰でもアルコール依存症になる可能性があります。飲み過ぎにより病気になったり、お酒を飲んでのトラブルが繰り返されていたりしたら、アルコール依存症の疑いがあります。
 さらに、アルコール依存症とうつ病には関連があり、自殺の2割以上、中年男性のうつ病の3割以上に飲酒問題が存在しています。

 また、女性は男性より酔いやすい体質を持っています。(1)男性より体内の水分量が少ない、(2)アルコールの代謝能力が男性の3/4程度しかない、(3)飲酒量や体重が同じ場合でも血中アルコール濃度が男性より高くなること、などの理由から、女性は急性アルコール中毒などの過度の酩酊リスクが高く、男性以上に飲み過ぎには注意が必要です。

出典:厚生労働省e-ヘルスネット 真栄里仁

その5 妊婦が飲むと胎児へもの画像

 妊娠中に飲酒すると、アルコールやその代謝産物が胎盤を通して赤ちゃんに送られてしまうおそれがあります。そして、低体重や、顔面を中心とする形態異常、脳障害などを引き起こす可能性があり、胎児性アルコール・スペクトラム障害といわれます。
 妊娠中の飲酒は「ゼロ」にしましょう。

 

 

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