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【糸魚川】食中毒に要注意!「腸管出血性大腸菌」

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0045252 更新日:2022年4月7日更新

腸管出血性大腸菌とは?

  • 腸管出血性大腸菌にはO157やO26、O111などの血清型があり、毒性の強い「ベロ毒素」を産生します。
  • 牛・豚・鶏などの家畜の腸管内に存在し、新鮮な肉からも検出されます。
  • 少量の菌数で感染、発症することがあります。

感染するとどうなるの?

  • 潜伏期間はおおよそ3~8日です。他の食中毒菌より長いのが特徴です。
  • 主な症状は、頻繁な水様便です。激しい腹痛と著しい血便があらわれることもあります。
  • まれに、溶血性尿毒症症候群(Hus(※))などの合併症を起こすことがあります。
    (※)Husは腎臓や脳などを侵す病気で、赤血球の破壊による貧血や、血小板という出血を防ぐ細胞の減少、急性腎不全を引き起こします。脳に症状が現れて、けいれんや意識を失うこともあります。

原因は?

生肉のイラスト

  1. 生または加熱不十分な食肉類
     腸管出血性大腸菌は、牛・豚・鶏などの家畜の腸管内に存在し、その肉を汚染します。生の肉、十分に火が通っていない肉を食べることで発症します。
  2. 非加熱の野菜加工品
     堆肥などを介して栽培中の野菜が汚染された場合、野菜を十分に洗浄、消毒せずに調理された非加熱の加工食品が原因になることがあります。
  3. 動物の糞便に汚染された水
     消毒されていない井戸水や湧き水を飲むときは注意が必要です。
  4. 二次汚染
     食肉に付着した菌が、まな板などの調理器具を介して他の食品を汚染(二次汚染)し、その食品から体内に入り、食中毒を起こすこともあります。
     また、感染者の便が手やトイレに付着し、何らかの原因で体内に入り、感染することもあります。

予防のポイントは?

  1. 肉の生食を避ける
     新鮮な肉だからといって、菌で汚染されていないとは限りません。特に幼児や高齢者など、抵抗力が低い方は注意が必要です。
  2. 十分に加熱する
     腸管出血性大腸菌は熱に弱いです。中心部を75℃で1分以上加熱し、殺菌しましょう。
  3. 二次汚染を防ぐ
     包丁やまな板は生肉専用を用意し、生肉や生肉からしみ出た液とサラダや調理済みの食品が触れないようにしましょう。
     使用後はしっかり洗浄・消毒・乾燥をしましょう。
     焼肉をするときは、「肉を焼く箸」と「食べる箸」を別にしましょう。
  4. 手洗いの徹底
     生肉を取り扱った後は、特に丁寧に手洗いをしましょう。
  5. 飲み水の管理
     井戸水や湧き水を飲む際は、動物の糞便に汚染されていないか注意しましょう。
     飲む前に必ず煮沸消毒をしましょう。

加熱調理のイラスト

こちらもご覧ください。

「食肉はしっかりと加熱してから食べましょう!」のページへ

国内での発生状況は?

全国腸管出血性大腸菌食中毒年次別発生状況

  • 平成28年8月に、老人ホームで提供されたきゅうりのゆかり和えを原因とする食中毒が発生しました。84名が発症し、うち10名が亡くなりました。

県内での発生状況は?

令和3年の発生状況

  発生していません。

平成29年~令和3年の発生状況

県内腸管出血性大腸菌食中毒年次別発生状況

  • 主に初夏~初秋にかけて多発します。
  • 重症化すると死に至ることもあります。二次汚染が起こりやすい食中毒なので、十分な注意が必要です。

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