このページの先頭です メニューをとばして、このページの本文へ
新潟県ホーム の中の健康・医療・衛生の中のほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:影向晃先生
本文はここから

ほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:影向晃先生

2013年12月13日
新潟県女性医師ネット代表の佐々木綾子先生が、新潟で輝く医師にインタビュー!
今日のあなたに「明日に向かうヒント」を贈ります。

専門医資格取得“今度は彼女の番”~お互い支え合って、自分も変われる~
 新潟県立坂町病院 内科 影向 晃 先生
(平成25年12月13日インタビュー)
新潟県立坂町病院で地域医療・訪問診療に取り組み、地域の住民に頼りにされている影向晃先生。仕事、子育てのお話とともに、あなたへのメッセージも贈ります。
在宅でのお看取り…「大変だったけれど、よかった」

(佐々木) 坂町病院に勤務されて何年目ですか?
(影向)  2年目です。
(佐々木) 地域の皆さんの印象はいかがですか?
(影向)  新潟県はどこに行っても、素朴でやさしい方が多いですね。この辺りの皆さんはお祭りが大好きで、大きなお祭りの他にも、集落毎の祭りもあるようです。訪問診療に行くとあちこちでお祭りに誘われますが、残念ながらめったに行けませんね(笑)。
(佐々木) 今お話が出ましたが、訪問診療ではどのような取り組みをされているのですか?
(影向)  毎週月曜日に訪問診療に行っています。関川村の奥から、胎内市内、北は村上駅の向こうまで行きます。中には在宅で看取られる方もいらっしゃいます。在宅でのお看取りは、あくまで選択肢の一つとして、こちらから提案することがあります。よくコミュニケーションを取りつつ、若い方でご意向が聞けそうな時にはご本人に、ご高齢の方であればご家族にお話しします。在宅の看取りは、大変だったけれど、非常によかったな、と言ってもらえることが多いです。でも、最初から在宅でのお看取りを希望される事はまだ少ないですね。
(佐々木) 在宅で看護していてもちゃんとドクターも行きますし、最後も付き添いますよ、というお話をすれば、理解いただけますか?
(影向)  そうですね。強引に勧めることは全くありませんが、昔からご本人が「最後は家がいい」と言っていることを知っているようなご家族は理解していただけますね。結果的に入院となることもあるのですが、満足される方が多いですね。病院でやっているところは珍しいかもしれません。病院による在宅医療では、入院と在宅ケアがシームレスにできて、最後の最後まで一貫して診ることができる点が魅力です。

影向晃先生

(佐々木) 地域に訪問診療に出ていくという事に、最初から関心があったのですか?
(影向)  自治医科大学を選んだので、最初からそういう使命を持って義務年限を過ごしていました。きっかけがあったわけではなく、派遣先の病院で訪問診療に従事して、自然とですね(笑)。

お互い支え合って、自分も変われる

(佐々木) お子さんは何人ですか?
(影向)  7歳の女の子、4歳の男の子、2歳の女の子の3人です。かわいいけれど、3人ともキャラクターが違って、にぎやかです(笑)。
(佐々木) 3人のお子さんの子育てはいかがですか?
(影向)  新潟県立病院に妻が勤務していた時でしたので、育児休暇制度がしっかりしていて、3人とも半年以上休めました。1人目の時が大変でしたが、だんだん慣れもありますね(笑)。妻は学生時代からの同期なのですが、今年の春から、新潟大学医歯学総合病院で専門医資格を取るためにフルタイムで勤めています。私が専門医を取得したので、今度は彼女の番だという事で(笑)。家が新潟市にあるのですが、阿賀野市の妻の実家からおばあちゃんがほぼ毎日通って来てくれています。実家と離れた所に住んでいた頃は、子どもの具合が悪くなると病児保育を利用していたのですが、今は実家が近いので子どもの面倒をお願いできてとても助かっています。
(佐々木) 坂町病院までは通っているのですか?
(影向)  宿舎もあるのですが、家に帰る日の方が多いです。高速を使えば40分ですから。訪問診療の患者さんの容態に変化がありそうな時には、お酒を断ってすぐ駆けつけられるようにしています。

左側:影向晃先生 右側:佐々木綾子先生

(佐々木) 子育てで何か利用している制度などはありますか?
(影向)  妻が新潟大学医歯学総合病院にいるので、土日は新潟大学企画戦略本部男女共同参画推進室の准教授、林はるみ先生がやっている新大シッターを利用することもあります。医局に3人の子どもを連れて行って仕事をすることもあるのですが、新大シッターを利用すれば研修を受けた新潟大学の学生が子どもを見てくれます。子どもと楽しく遊んでもらえるので、ありがたいです。また、私も坂町病院に来てから始めて、育児休暇を利用してみました。まだ半日を2回だけですが(笑)。
(佐々木) 女性医師は男性医師と結婚する人が多いのですが、女性医師と結婚を考えている後輩にメッセージはありますか?
(影向)  夫婦とも医師と言う事で大変なこともあるかもしれませんが、お互い支え合って、自分もいい影響を受け、変われると思います。そしてまた、診療や子育てに還元できるのではないでしょうか。

手遅れと言う事はない
(佐々木) 医師を志す高校生の中には、自治医科大学や一定期間勤務すると返還を免除される奨学金をもらうことに、将来の不安を感じる生徒もいるようですが、いかがですか?
(影向)  高校生の皆さんと話していると、向学心にあふれていて最先端の研究に興味を持っていますね。それはすごくいいことだと思います。でも、ずっと最先端でなくても、時間をおいてからでも、手遅れと言う事はありません。その間にしか得られない貴重な体験があると思います。これから医学部の地域枠推薦入試で入学した方が卒業してくるので、見本となるような方が出てくるといいと思います。

(所属等はインタビュー時現在です。)
髙井和江先生の中の影向晃先生の中の蛭間有紀子先生
ほっと一息ティータイムに戻る

「新潟県の医学生・医師への募集情報」の中の「新潟県女性医師ネット」の中の「ほっと一息ティータイム~女性医師ネット・ネット・リレーエッセイ&スペシャルインタビュー~」