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新潟県ホーム の中の健康・医療・衛生の中のほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:麻谷美奈先生
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ほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:麻谷美奈先生

2013年11月07日
新潟県女性医師ネット代表の佐々木綾子先生が、新潟で輝く医師にインタビュー!
今日のあなたに「明日に向かうヒント」を贈ります。

仕事を続けたい~夫、子どもと一緒に海外の学会へ~
 新潟大学大学院医歯学総合研究科 放射線医学分野 助教 麻谷 美奈 先生
(平成25年11月7日インタビュー)
大学の教員として、2人の子どもの母として、忙しい日々を送る麻谷美奈先生。麻谷先生が、子どもの事、夫の事、そっとあなたに語ります。
どういった状況でも続けていきたい

(佐々木) RSNA(北米放射線学会※世界最大の国際放射線学会)2012 Exhibit Award "CERTIFICATE of MERIT"を受賞されたのですね。
(麻谷)  画像診断が専門なので、女性骨盤、産婦人科領域MRI画像診断についての発表で賞をいただきました。
(佐々木) 放射線科を選ばれたきっかけはなんですか?
(麻谷)  全身を広く診ることができるということと、結婚して子育てをしている先輩の女性医師がかなりいて、どういった状況でも仕事を続けていけるのではないかと思って決めました。結婚や出産の予定は全然なかったのですが(笑)。
(佐々木) 先輩の先生方とお話しする機会はありましたか?
(麻谷)  卒業前に定期的に放射線科の女性医師の方々が開催している女子会に参加して、お話を聞く機会がありました。放射線科希望の人がいると必ず声をかけてくれます。今も希望のレジデントがいる場合は開催するようにしています。
(佐々木) そういう出会いがあるといいですよね。
(麻谷)  ロールモデルがいるといないとでは、違いますね。

麻谷美奈先生

「今日はだあれ?」

(佐々木) お子さんは、おいくつですか?
(麻谷)  6歳の男の子と4歳の女の子です。上の子は来年小学校なので、少し落ち着いてきたところです。上の子が産まれて仕事に復帰する時に環境が劇的に変わって、なかなか慣れなかったですけれど。
(佐々木) 育児休暇はどれくらい取りましたか?
(麻谷)  1人目の時は1年間近く、2人目の時は5カ月間位で仕事に戻りました。大学の助教になってから1人目を出産して、大学で助教として復帰して、半年位で2人目を出産しました。1人目の時はよくわからなかったのですが、2人目の時は子どもがしっかりしてくる頃とか、自分の体の事がわかっていたので、早く仕事に復帰しました。不安はありましたが、子どもが大きくなるのを待っていても、熱を出したりするのはしょうがないかな、と思って(笑)。
(佐々木) 育児休暇中はいかがでしたか?
(麻谷)  1人目の時は夫が転勤で長野県にいたので、育児休暇中は夫のところに行っていました。夫は医師ではないので、自分の仕事や医療関係の情報が入ってこなくて、かなり焦りがありました。地域の集いで保育士さんや子育て中のお母さんと交流はあったのですが…仕事に戻れるかな、周りが復帰を受け入れてくれるかな、という不安がありました。2人目の時は、早い段階で復帰する時期を職場に伝えていたので、復帰するために自分がどう動けばいいか、具体的な指示をもらえました。

左側:麻谷美奈先生 右側:佐々木綾子先生

(佐々木) 今はどのように子育てをされていますか?
(麻谷)  今は夫が千葉県にいて、平日は忙しいのですが、土日は休みなので帰ってきます。平日は、朝、自分で幼稚園のお弁当と夕食を作っておきます。ベビーシッターさんが全面的にサポートしてくれて、幼稚園の送迎もしてくれて、私が帰るまで子どもを見てくれてとても助かっています。朝私が作った夕食を温めて食べさせてもらって、帰りが遅い時はお風呂もお願いしています。ベビーシッターさんは複数人数で対応してもらっています。子どもが具合の悪い時も看てもらえるのでありがたいです。
(佐々木) ベビーシッターさんを家に入れる事に、抵抗はありませんでしたか?
(麻谷)  1人目の時には知らない人を家に入れることに、家族の反対がありました。夫の実家は岡山県で、私の実家は上越市です。子どもの具合の悪い時は私の両親にお願いした時もあったのですが、両親の年齢も年齢なので、体調を崩したこともありました。でも、自分が早く帰ると仕事ができなくなりますし、金銭的な負担はありますが、今はとても助かっています。ベビーシッターさんはとても良くしてくださるので、子どもも懐いていて、「今日はだあれ?」って感じです(笑)。

家族と一緒に海外の学会に

(佐々木) ご主人は育児と仕事の両立についてはどうおっしゃっていますか?
(麻谷)  夫は会社員で開発系の研究職なので、私が学会発表で必死になっていると、「中途半端なことはしないように!」と辛口なコメントがきます。学会の準備が忙しくなってくると、黙って、掃除、洗濯、食事、子どもの世話もやってくれます。今年もRSNA(北米放射線学会)で発表するために12月にアメリカのシカゴに行くのですが、夫が有給休暇を取ってくれて、子どもを連れて一緒に行ってくれます。最初の年だけは1人で行ったのですが、他の大学の女性の先生も子どもを連れてきていて、一昨年も去年も家族で一緒に行きました。国内の学会でも託児所があり、子どもを連れてきていますね。
(佐々木) 後輩へのアドバイスはありますか?
(麻谷)  私を見て「大変そう」と思う人もいるけれど、決してそうではないです。仕事を続けていれば仲間も広がるし、出会いもあります。辞めるという選択だけではなく、今はベビーシッター等いろいろな選択肢があります。配偶者の啓蒙もした方がいいですね(笑)。

学会中の1コマ

(所属等はインタビュー時現在です。)
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