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新潟県ホーム の中の健康・医療・衛生の中のほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:白石あかり先生
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ほっと一息ティータイム~新潟県女性医師ネット・スペシャルインタビュー~:白石あかり先生

2013年09月09日
新潟県女性医師ネット代表の佐々木綾子先生が、新潟で輝く医師にインタビュー!
今日のあなたに「明日に向かうヒント」を贈ります。
“がんばってみよう”って~もう一度、医師として働く~
 厚生連新潟医療センター 産科・婦人科 医長 白石 あかり(しらいし あかり)先生
(平成25年9月9日インタビュー)
産休・育休中のブランク。乗り越えるにはどうしたらいいのか…悩む人も多いだろう。8年間のブランクを経て産科・婦人科医師として働く白石あかり先生が、専業主婦から復職までの軌跡と、現在の生活を語ります。

がんばってみよう…復職へ

(佐々木) 復職されるまでのブランクはどれくらいですか?
(白石)  8年間です。
(佐々木) ご主人のご職業は?
(白石)  心臓血管外科医です。
(佐々木) 8年間ブランクがあって、たまたま女性医師ネットに復職の相談をされて…
(白石)  そうです。がんばってみようと思って。子どもも、いずれは巣立ちです。その時に自分に何か残すことも大事と思っています。本当は、夫婦喧嘩がきっかけですけどね(笑)。
(佐々木) 何年前ですか?
(白石)  3年前です。県外出身で、8年前に新潟に初めて来ました。もともと愛媛で勤務して、別居婚だったのですが、出産を機に当時夫の勤務地だった大阪に行き、産休に入りました。一年後、夫と同時に愛媛に戻ることになっており、復職する病院も決まっていたのですが、夫が医局を新潟大学に移すことになり、新潟に越してきました。

左側:白石あかり先生 右側:佐々木綾子先生

(佐々木) 新潟に来られたときには、もう、ちょっと仕事をするのは難しいという状況だったのかしら?
(白石)  そうですね。最初に来たときはまだ子供が小さく、翌年に第2子を妊娠したこともあり、復職は考えていませんでした。第2子を出産した病院で、働かない?と声をかけていただいたのですが、出産翌月に夫の大阪異動がきまっており、チャンスを逃しました。大阪に2年いた後、また、新潟に戻って来ました。
(佐々木) その間、まったく仕事はやっていなかったのですか?
(白石)  そうです。夫の大阪の勤務先で勉強させてもらいに行こうかとも思ったのですが、2人目が生まれてすぐだったことと、夫が忙しく、なかなか帰ってこないということもあって。今から考えると、すごい環境があったのにもったいなかったと思います。
(佐々木) 育児中はずっと戻りたいという気持ちはありましたか?復職をあきらめようとは思ったことはありましたか?
(白石)  産休に入ってすぐは解放感に浸っていました(笑)。でも、元々なりたくて選んだ道だから働きたい気持ちはありました。年が経つにつれて、あきらめていたのですけど、偶然女性医師ネットの存在を知り、一念発起して相談して…最初は新潟大学医歯学総合病院にパート医師として入れていただき週3回通っていました。まずは、外来、病棟のお手伝いからで。戻らせてくださいと言ったもののちゃんとついていけるか不安で…。
(佐々木) そうですよね。
(白石)  迎え入れる方も不安があったと思うけれど、快く受け入れてもらいました。新潟大学医歯学総合病院の方から開業医の先生を紹介してくださって、併せてそこにも週1回行くようになりました。去年1年間は、厚生連長岡中央綜合病院に、朝8時半から17時までのパート医師として週3回通って、骨盤臓器脱(子宮脱や膀胱瘤)に対するTVM手術をできるようにさせていただき、他にも開腹・腹腔鏡手術を沢山経験させていただきました。
(佐々木) 家は新潟市でしょう!?長岡市まで通勤が大変だったのではないかしら?
(白石)  大変ではなかったです。車で通って、雪でどうしようもないときは、新幹線で通いました。
(佐々木) 3年間がんばって…4月から厚生連新潟医療センターで勤務されているのですね。
(白石)  4月からここの病院で勤務しています。5年ぶりに再開した産科もやっています。
振り返って感じること

(佐々木) 8年間は長いと感じましたか?
(白石)  戻るのが大変。やっぱり少ない時間でも続けた方がいいです。育休は1年くらいはあってもいいかもしれないけれど、その後は、つながっていた方がいい!自分は、異動や子育てであきらめていた部分もあるのだけれど、やっぱりパートでもつながっていた方がいいと思います。
(佐々木) 医学生さんは、いつ、子どもを産んだらいいかしら、と聞くのだけど。
(白石)  あまり考えすぎない方がいいと思います。チャンスを逃してしまわないように。
(佐々木) 医師同士の結婚はどう思いますか?
(白石)  大変だけど、お互い理解してもらえますね。
(佐々木) 復帰するときご主人はどういう反応でしたか?
(白石)  夫としては「何で働かないのだろう」と思っていたみたい。自分の異動で復職できず、申し訳ないという気持ちがあったようです。復職には協力的だったけれど、「自分でできると思う範囲でね」という制約がついていましたので、「なんですと~(怒)」という感じです(笑)。
(佐々木) 子育てしながら診療して、どう感じていますか?
(白石)  子育てにどっぷり漬かっていた時間が、無駄にはなっていない、自分にとって不利益ばかりではないと感じています。

お母さん、元気そうだね

(佐々木) お子さんは今どうしているのですか?
(白石)  今は、小学校2年生と6年生。男の子2人で、学校終わると下の子は学童保育、上の子は塾行ったり、プール行ったり、ゲームしたり(笑)。どうしても遅くなる時は、専業主婦だった時の友達が見てくれています。
(佐々木) 復職して、お子さんの反応はどうですか?
(白石)  寂しい気持ちはあると思うけれど、子どもがしっかりしてきたんじゃないかと思います、自分でやらなきゃという感じに。親の目が行き届いているか不安な面もありますが、連絡帳など学校との連携をよくするようにしています。参観日に来てくれなくて“がっかり”ということもあったけれど、今は、同じ職場の女性医師も同じような環境なので、お互いうまくやりくりをして出られるように工夫しています。
(佐々木) お子さんからはどういうお母さんと見られているのかしら?
(白石)  お母さんが元気になったと思っているみたいです。「大変そうだけど、元気そうだね。」って(笑)。生活はやはり大変ですし、子どもには我慢してもらっていますが、自分でも、復職した今のほうが精神的に安定している気がします!

左側:同僚の市川香也先生

(所属等はインタビュー時現在です。)
白石あかり先生の中の渡邊直純先生
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