花粉飛散数
新潟県保健環境科学研究所では、着花指数及び気象要因、地域状況を参考に新潟県内の2010年スギ花粉飛散数を予測しました。地域によって異なりますが、平均値の30%から80%程度になると考えています。あくまで予測値ですので、花粉症の方は早めに予防対策を行って下さい。
| 定 点 |
2010年予測飛散数 |
2009年飛散数 |
平均飛散数* |
| 新 潟 |
700-1500 |
2667.3 |
2273.6 |
| 新発田 |
700-1500 |
3656.5 |
1778.5 |
| 長 岡 |
700-1500 |
3807.4 |
1940.6 |
| 上 越 |
700-1500 |
5513.6 |
2803.0 |
| 佐 渡 |
150-400 |
779.1 |
767.6 |
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*飛散数単位(1平方センチメートルあたりの花粉数:個/㎠)
*平均飛散数はそれぞれ観測開始年から昨年までの平均です。
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<解説>
◎春に飛散するスギ花粉は、スギの雄花芽のなかに前年の夏に作られます。この夏の天候が花粉生産量に影響し、暑い夏には花粉が多く作られて翌年春の飛散数が多くなり、逆に冷夏には不作となり飛散数は少なくなります。
◎2009年夏の気象は、雄花芽に影響があると言われる7月は、気温が低く、降水量も多く、日照時間も非常に少ない結果でした。特に上越では日照時間は観測開始以来一番少なかったです。8月も同様な気象でした。花芽の生長は6月から始まっているので、短期間の気象だけでなく6~8月と長い期間で考える必要があります。2009年の夏の気候では、雄花芽の着花状況にマイナスに作用したと考えられ、雄花芽着花状況は、平均・昨年より少なく、過去3番目に少ない結果でした。平年の20%、昨年の40%でした。
◎2009年の飛散数は、飛散期間の良好な気象条件により予想以上に多く飛散しました。2010年においても飛散期間の気象条件を加味する必要があります。
◎2010年の冬はある程度降雪も予想され、雄花芽着花状況が少ないことを考えると、2010年のスギ花粉飛散数は、昨年・平年より少なくなると予想されます。
飛散開始時期
| 定点 |
予 測 |
2009年飛散開始日 |
飛散開始日(例年値) |
| 新 潟 |
例年並みかやや早い
新潟・新発田では
昨年より遅い |
2月13日 |
3月2日 |
| 新発田 |
2月12日 |
3月4日 |
| 長 岡 |
2月25日 |
3月5日 |
| 上 越 |
2月23日 |
3月2日 |
| 佐 渡 |
2月23日 |
3月7日 |
<解説>
◎飛散開始は、雄花芽の休眠時期と関係が深いと言われています。11月の気温がやや高めでしたが12月にはいり気温の低い日もあったことから、今年の雄花芽の休眠は、ほぼ順調に進んでいると考えられます。また、この冬の長期予報では気温が平年並みかやや高めと予報されていることから、飛散開始は、例年並みかやや早いと予想されます。
◎また、新潟での飛散開始はその日の天候に大きく左右され、暖かくなり南から風が強くなると突発的に飛散が開始する傾向があるため、直前の天候に注意が必要です。
◎さらに、飛散開始は1月1日からの最高気温の積算値と関連があるとも言われており、過去のデータより新潟では積算値が330℃から440℃の間に飛散開始となっていますので、300℃を超える頃に注意が必要です。(昨年は、新潟では308℃で飛散開始となりました。)
各観測点の年次別スギ花粉飛散数