保健環境科学研究所では、死亡原因からみた新潟県の地域特性について解析を行っています。今回、第10回死因分類変更(1995年)前の1994年までのデータを用いた解析結果について報告します。
新潟県の疾病特性
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新潟県が全国に比べて、
顕著に多い死因は、食道癌、胃癌、高血圧性疾患、脳梗塞及び自殺であり、ついで、直腸癌、老衰及び不慮の事故である。
顕著に少ない死因は、結核、肝癌、肝硬変及び腎疾患であり、ついで、虚血性心疾患及び子宮癌である。
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胃癌及び食道癌では、癌好発の全年齢層で死亡率比(新潟県/日本)が高いが、特に男では、胃癌では30~60歳の比較的若い年齢層に高く、食道癌では60~90歳の高齢層に高い。
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脳血管疾患の死亡が多いのは脳梗塞の死亡が多いことによる。
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自殺の死亡率比(新潟県/日本)が高く、特に高齢層(60~90歳)で顕著に高い。
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肺癌の死亡が急増しており、特に60~70歳代に多い。
疾病別地域特性(二次保健医療圏別)
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胃癌は、男女ほぼ類似の地域特性を示し、村上圏、新発田圏、新津圏、巻・三条圏、長岡圏及び上越圏に多く、六日町圏、新潟圏及び小出圏に少ない。
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肺癌は、男では、新発田圏、新津圏、新潟圏、巻・三条圏、糸魚川圏に多く、長岡圏、小出圏、六日町圏、十日町圏、佐渡圏に少なく、女では、新潟圏、巻・三条圏に多い。
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食道癌は、男では、糸魚川圏と極端に少ない佐渡圏を除いて、他のすべての二次医療圏に多く、特に上越圏に多い。
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直腸癌は、村上圏に少なく、上越圏、糸魚川圏及び新発田圏に多く、女では、さらに六日町圏、十日町圏及び柏崎圏も多い。
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肝癌は、全二次医療圏で全国に比べ少ないが、県内では新潟圏、佐渡圏及び上越圏に男女共に多い。
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膵癌は、男女ほぼ類似の地域特性を示し、新津圏、新潟圏、巻・三条圏及び上越圏に多く、長岡圏、小出圏及び十日町圏に少ない。
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乳癌は、新潟圏に多く、六日町圏に少ない。
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脳梗塞は、男女ほぼ類似の地域特性を示し、村上圏、新発田圏、巻・三条圏、長岡圏、柏崎圏、上越圏及び糸魚川圏に多く、新潟圏、小出圏及び佐渡圏に少ない。
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心疾患は、全国に比べ少ないが、県内では虚血性心疾患は糸魚川圏に多く、心不全は小出圏に多い。
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結核は、新潟県は全国に比べて極めて少ないが、佐渡圏の女には多い。
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高血圧性疾患は、男女類似の地域特性を示し、十日町圏、柏崎圏、上越圏、糸魚川圏及び佐渡圏に顕著に多く、新潟圏、巻・三条圏、小出圏及び六日町圏に少ない。
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不慮の事故は、六日町圏、十日町圏及び糸魚川圏の男女と村上圏、新発田圏及び小出圏の男に多く、新潟圏は男女共に少ない。
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自殺は、新潟圏以外のすべての二次医療圏に多く、特に小出圏、六日町圏、十日町圏、柏崎圏、上越圏及び糸魚川圏に多い。