新潟県ホーム の中の農林水産業の中の漁港で働く漁師さん(第3回)

 漁港で働く漁師さん(第3回)

2010年02月08日
 県内のおもな漁港で働く漁師さんを紹介するこのコーナー。
 第3回目は佐渡島の最北部に位置する鷲崎漁港で働く「森川敏幸(もりかわとしゆき)」さんです。
 鷲崎漁港といえば沖合に大型定置網が設置されており、寒ブリ漁がとても盛んな地として知られています。毎年12月には「佐渡海府寒ブリ大漁祭り」が開催されていることもあり、訪れたことがある方もいらっしゃるかと思います。森川さんはこの港を基地に刺網(さしあみ)、小型定置網漁業を営んでいます。
 今はマダラ漁の最盛期。真冬の海、朝4時半、真っ暗ななか森川さんの船「第一あさひ丸」が漁場に向かいます。漁場に着き、あらかじめ仕掛けていた刺網を引き揚げると、網にからまったマダラがつぎからつぎへと顔を出します。仕掛けた網を全部引き上げるのは、4~5時間もかかる重労働ですが、普段300尾程度の漁獲のところが800尾もかかった大漁の時には嬉しくて疲れも一気に吹っ飛ぶのだと言います。お勧めのマダラ料理は鍋、刺身、昆布締めで、今はお手頃の価格なので、おおいに食べてもらいたいとのことです。 
マダラ大漁の写真

冬はマダラが「旬」!

 森川さんは高校卒業後、いったん別の職業に就きましたが、親父さんが漁をする姿を見て、21歳の時に漁師になる決意をしました。親父さんに教えてもらいながら技術を磨き、26才の時に、親父さんに代わって船頭を務めるようになりました。今も親父さんと二人で操業しています。
 
魚の森づくり写真

魚の森づくり活動(植樹)

 森川さんは平成15年に県知事から漁業士に認定され、子供たちを対象にした魚の料理教室や、海に恵みをもたらす山に木を植える「魚の森づくり」活動などでも活躍しています。漁業士になって良かったことは他の地区の漁業士と知り合いになり、情報交換ができるようになったとのことですが、会議などで新潟へ渡る機会が増えて良かったとの本音もちらり。宴会での活躍ぶりは他の地区の漁業士から「佐渡にこんな元気な漁師がいたのか」と言わせるほどの森川さんです。
 鷲崎漁港周辺にはトビシマカンゾウの花が咲く大野亀、二ッ亀海水浴場、「はじき野フィルドパーク」など多くの観光名所があります。これらの観光に行かれた際はぜひ、鷲崎漁港の森川さんを訪ねて、漁やおいしい魚の話を聞いてみませんか。

次回は名立漁港で後継者の育成に取り組む常磐豊作さんです。