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柏崎刈羽原子力発電所7号機の起動試験の実施状況について技術委員会委員から評価をいただきました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0042672 更新日:2009年11月5日更新

東京電力から、プラント全体の機能試験を実施中の柏崎刈羽原子力発電所7号機において、出力75%段階の点検、評価が終了したとの連絡がありました。出力を100%に上昇するにあたり、点検状況について技術委員会の委員から確認していただきましたのでお知らせします。

  • 代谷誠治座長(京都大学原子炉実験所教授:原子炉物理学)
    「出力を75%に設定した段階での試験状況は特別な不具合も無く、運転状態も安定しているということであり、特に問題となるものはないと考える。
     今後、出力を通常運転時と同じ100%まで上昇して試験データが得られた時点で、技術委員会としても改めて審議することとなるが、東京電力には、引き続き慎重に確認しながら試験を進めていただきたい。」
  • 北村正晴委員兼設備・耐震小委員会委員長(東北大学名誉教授:原子炉工学)
    「75%段階の点検では特に問題は見受けられないということで、起動試験を進めることに異論はないが、これからも慎重に、確実に点検・確認を行って欲しい。」
  • 岡田憲夫委員(京都大学防災研究所所長:災害リスクマネジメント)
    「参考意見ですが、50%を経て、出力75%状態での評価を終え、今後、さらに100%へと本格的稼動レベルでの評価へとつないでいく上で、PDCAサイクルに従ってどのように適応的に検討し、学習しながら、進めていくのかについて、もう少し明確な方針や情報が今後提示されていくことが有効ではないかと考えます。それは小さなトラブルがあってもそれを前向きに学習につなげていくということも含めて、リスクマネジメントの観点から見ても重要と考えます。」
  • 香山晃委員(室蘭工業大学教育研究等支援機構教授:エネルギー材料工学)
    「報告いただいた件、技術委員会で確認した再開に向けての対応要件を十分に満たし、かつ結果としても十分に安全を確認できるものと判断します。
     このペースで遅滞なく、かつ油断することなく粛々と早期のフル稼働へ向けて進めていただくことを期待しております。」
  • 斉藤徹哉委員(三菱重工業(株)神戸造船所原子力工作部次長:品質管理)
    「75%出力時のプラント確認試験(状態監視、主要パラメータ採取)や配管振動確認において異常は無く、順調に起動試験が実施されているものと考えられる。」
  • 鈴木賢治委員(新潟大学人文社会・教育科学系教授:機械材料、材料力学)
    「起動試験75%の報告書を確認しましたが、通常通りの検査結果で、良好と判断します。」
  • 鈴木元衛委員(独立行政法人日本原子力研究開発機構安全研究センター燃料安全評価研究グループ研究主幹:金属材料学、核燃料工学)
    「5月28日の設備・耐震小委員会では、確かに出力50%状態のデータ(暫定値)を確認し、特に異論は出ませんでした。また東電発表の75%状態のデータも拝見し、特に異常は認められませんでした。」
  • 立石雅昭委員(新潟大学自然科学系教授:地質学、堆積学)
    「7号機の75%出力時の点検・評価結果を一通り確認し、正常に機能しているものと考えます。」
  • 西川孝夫委員(東京都立大学名誉教授:地震工学、耐震工学)
    「75%出力時の点検・評価結果については、資料を見る限り問題ないと考えます。」
  • 橋爪秀利委員(東北大学工学研究科教授:原子炉工学、核融合学)
    「試験のデータに問題はなく、順調に進んでいると考える。」

県では、起動試験の状況について、次の区分によりお知らせしています。

  1. 定時情報
    前日の実績について11時にお知らせします。
  2. 節目節目の情報
    県が実施した節目節目における状況確認等についてお知らせします。
  3. 不適合に関する情報
    起動試験中に発生した不適合などについてお知らせします。
  4. 緊急情報
    法令で定める緊急な案件の発生などについて直ちにお知らせします。
<外部リンク> 県公式SNS一覧へ