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大飯原発運転差止訴訟の判決についての知事コメント
本日、福井地方裁判所で大飯原発3、4号機運転差止訴訟の判決の言渡しがあり、裁判所は原告の請求を認容しました。
従前から申し上げているとおり、原子力発電所の安全確保のためには、福島第一原子力発電所事故の検証・総括が不可欠です。それがなければ、同じことを繰り返す恐れもあり、原子力発電所の安全が確保できないものと考えています。
また、原子力発電所内の性能基準のみでは安全確保はできません。原子力規制委員会には、基準策定の段階で、2007年の中越沖地震の経緯等も踏まえて意見を出させていただきましたが、黙殺という状況でした。地域の安全を如何に確保するかという組織の本来の目的を果たして、実効性のある対策をすみやかに構築していただきたいと思います。また、田中委員長は面会拒否を改め、立地自治体の声を十分に聞いていただくとともに、政府及び関係機関へも必要な勧告権を行使していただきたいと考えております。
なお、関西電力大飯発電所に関する訴訟については、責任を持って情報を収集し分析する立場にはありませんので、新潟県知事としてのコメントは控えさせていただきます。
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