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新潟県女性のチャレンジサイト~事例紹介~「山田まり子さん」


山田まり子さん

経営で悩んでいる人の力になります

山田コンサルティング事務所 中小企業診断士

 山田まり子さん

県内唯一の女性の独立中小企業診断士に

 新潟市内で事務所を構え、県内唯一の女性の独立中小企業診断士である山田まり子さん。経営コンサルタントやセミナー講師として活躍している。
 東京都出身の山田さんは、短大卒業後、実家の会社に入社し、ファーストフード加盟店の店舗運営を行っていた。その後、友人と3人で会社を設立した。そこでは自分の得意分野である、セミナーの企画開催といったことを担当していたが、結婚を機に会社を辞めて新潟へ転居した。
 転居後は、派遣業務やパソコンを教えることで、収入を得ていたが、山田さん自身、独立志向が強いこともあり、新潟に地盤や縁故もない中、独立開業することを目指していた。
 事業や経営が好きだったこともあり、今までの経験を活かして経営コンサルタントとして独立開業しようと考えた。そのために、中小企業の経営課題に対応するための診断、助言を行う専門家である中小企業診断士は山田さんにとって欲しい資格だった。
 経営コンサルタントは中小企業診断士の資格が無くても開業出来るが、勉強と裏づけのために資格が必要と考えていた。独立開業している人は有資格者のうち少数であり、山田さんが資格取得後、独立開業すると、県内で唯一の女性の独立中小企業診断士となった。

経営と起業の支援

 開業した当初、まずは自分の存在を知ってもらうため、NICO(財団法人にいがた産業創造機構)や商工会議所などの機関に専門家として登録することから始めた。
 実家の家業の影響や経験もあり、専門分野は飲食・サービス・小売業とした。多くの中小企業診断士は、商店街や流通業といった単位で業務を扱っていたため、競合相手が少なく、開業後のすべり出しは、「わりと順調だった」という。
 開業後、しばらくしてからは、女性の消費者が多いお店などの経営者から、女性の視点でのアドバイスを求めて、山田さんへの依頼が多くなっていった。同時に診断士仲間や商工会議所などから、山田さんを推薦する声や紹介が多くなっていったという。依頼は県内各地から幅広くあり、広い新潟県内を回るのは大変であるが、やりがいを感じていると山田さんは語る。
 セミナー講師としても活動する山田さんが、講師となるきっかけになったのは、新潟県女性財団のセミナーに参加後、女性財団の女性向けセミナーの企画立案に関わったためという。
 その企画が、女性自身がやりたいこと、興味があることにチャレンジするセミナーであった。評判も良かったことから、自分がやってきたこと、やりたいことを実らせ、社会的に意義があることを始めるセミナー、そして、起業セミナーへと内容を発展させていった。
 セミナー受講者の感想は、「専門用語が少なく分かりやすい」との声が多く、「分かるから楽しく学べる」、「元気が出る」、「自分もやってみたい」につながっている。また、「経営の考えが甘かったので、もう一度計画を練り直す」と感想を持つ方もいるという。
 山田さんは、週一回ブログで業務関連の情報を中心に情報発信を行っている。始めたきっかけは、自分の考えや得意分野、どんなことをやっているかを知ってもらうためだったが、日頃行っていることをまとめることにもなっているという。足りない部分は加筆などして、将来は一冊の本にまとめたいと語る。

「知的資産経営」を広めたい

 山田さんは今後、経営者だけでなく、従業員も一緒に会社の経営や戦略を考えていく手助けをしたいと考えている。
 そのように思ったきっかけは、飲食・サービス・小売業のコンサルティングの他に、もう一つ業務の大きな柱がほしいと考えていた頃、会社の強みを伸ばし活用することで、業績の向上に結びつける「知的資産経営」という、今までの自分の考えに近い理論に出会ったからであるという。会社には、人材力、技術力、組織力、チームワーク、ノウハウ、お客様との良好な関係といった目に見えにくい資産がある。これらの企業の強みであるものを目に見えるようにし、業績を上げることにつなげるプロセスの支援と中核人材を育てる術として「知的資産経営」がとても役に立つと語る。
 山田さんは「知的資産経営」について、現在も毎月、支援手法の研究会に参加しており、今後、この「知的資産経営」を新潟県で広めていきたいと語る。
 「中小企業診断士は天職」と語る山田さん。「知的資産経営」という新しい考え方も取り入れた山田さんの活動の場は、これからも広がっていく。

チャレンジするあなたへのメッセージ

 方針さえ決まれば、方法はいくらでもある!

(平成25年2月取材)