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新潟県ホーム の中の自然・環境の中の雪下ろし作業用具(安全帯、命綱、アンカー等)の入手、使い方について
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雪下ろし作業用具(安全帯、命綱、アンカー等)の入手、使い方について

2016年11月25日
 雪下ろし等除雪作業中の死亡・重傷事故多くは、屋根やハシゴからの転落事故です。
 こうした転落事故を防止するため、雪下ろしを行う時は、ヘルメットや命綱等を使用しましょう。
 その際は、次の点に注意してください。
 ○ ヘルメットや命綱等は、正しく使用(装着)していないと逆に危険です。
 ○ 命綱は、滑りにくく結び目がほどけにくい材質のもの(ザイルなど)を使用しましょう。
 ○ 命綱を腰に巻き付けるだけでは危険なので、高所作業用などの安全帯を使用しましょう。
 ○ 命綱を家屋に固定する金具(アンカー)を設置しましょう。

以下、雪下ろし作業用具の入手場所や使い方を説明します。



1.雪下ろし用具について

雪下ろしの用具について

2.安全帯について

 命綱を直接、体に巻き付けることは、万が一の転落の際に、荷重が一点に集中し、体への負担が大きくなるため、大変危険です。必ず、安全帯を用意し、正しく装着しましょう。
 なお、安全帯は、高所作業用のものが全国のアウトドアショップ・ホームセンター等で販売されていますが、雪下ろし用の安全帯として、除雪作業の安全教育や実践講習を行っている「越後雪かき道場®」の監修による腰と太ももを固定するタイプの安全帯が、中越地方のコメリホームセンター及びコメリホームセンター通販サイトで販売されています。
 雪下ろし用安全帯は、ハーネス型安全帯と同様に荷重が胴部に集中せず、しかも、ハーネス型安全帯より装着しやすく、安価となっています。

3.アンカーについて

 転落防止のため、命綱を家屋に固定する(結びつける)アンカーを設置しましょう。
 アンカーの標準的な仕様はありませんが、魚沼市建築組合が「越後雪かき道場®」の協力を得ながら、様々な屋根の材質や構造に対応したアンカーを研究、設置しており、主に「屋根馬型」と「腕金型」の2種類があり、さらに「屋根馬型」には、部材や設置方法の違う3つタイプがあります。
 屋根の材質や構造に応じた適切なアンカーについては、地域の工務店などにご相談ください。

 なお、県内では、魚沼市や十日町市等がアンカー設置費用に対する助成を行っています。
 お住まいの市町村における助成制度の有無や補助要件等については、市町村の担当課にお問い合わせください。

◎ 屋根馬アングル型 【屋根の頂部(棟)を跨ぐようにL型金具(アングル)を組み上げた形のアンカー】

 特徴:部材(アングル)が市販されているため、材料費を安く抑えることができる。
     アンカーの強度を高めるため、アングルが複数箇所で屋根に固定されている。
     アングルが屋根の上で一直線に設置されており、命綱の付け替え作業が行いやすい。
    (設置事例の場合)スマートな高さに組まれているため、積雪が無い時にも屋根の見た目を損なわない。

 工事費:(設置事例の場合)約10万円
屋根馬アングル型の設置事例

◎ 屋根馬単管型 【屋根の頂部(棟)を跨ぐように単管パイプを組み上げた形のアンカー】

 特徴:部材(単管パイプ)が市販されているため、材料費を安く抑えることができる。
     アンカーの強度を高めるため、単管パイプは複数箇所で屋根に固定されている。
     単管パイプが屋根の上で一直線に設置されており、命綱の付け替え作業が行いやすい。
    (設置事例の場合)アンカー自体に高さがあるので、雪の中からアンカーを掘り出さなくても命綱を取り付けることが可能。

 工事費:(設置事例の場合)約12万円

屋根馬単管型の設置事例

◎ 屋根馬ワイヤー型 【屋根の頂部(棟)を跨ぐ脚部の先端にワイヤーを張ったアンカー】

 特徴:アンカーをつなぐワイヤーに命綱を結びつけるので、屋根の上で命綱の固定場所を変えることなく作業できる。
     脚部の角度を調整し、様々な屋根勾配に設置できるアンカーもある(下)

 工事費:(設置事例の場合)約14万円(上、下とも)
屋根馬ワイヤー型の設置事例

◎ 腕金ワイヤー型 【屋根の両妻側に設置された棒状の先端にワイヤーを張ったアンカー】

 特徴:施工が難しい瓦屋根にも対応が可能。
     アンカーの強度を高めるため、屋根の妻側や既存はしごなどに工夫して固定している。
     アンカーをつなぐワイヤーに命綱を結びつけるので、屋根の上で命綱の固定場所を変えることなく作業できる。

 工事費:(設置事例の場合)約14万円(左)、約7万円(右)
腕金ワイヤー型の設置事例