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新潟県ホーム の中の教育・学習の中の平成23年度 埋蔵文化財講座の実施状況について

 平成23年度 埋蔵文化財講座の実施状況について

2011年07月01日
埋蔵文化財講座は、県民の皆様から埋蔵文化財に対する理解を深めてもらい、地域の歴史や文化に関心を持ち、埋蔵文化財保護の意識を育んでもらうために毎年開催しているものです。

第1回埋蔵文化財講座

今年度から新たに発掘調査成果をもとに新潟県の歴史を分かりやすく解説する講座を開催しています。その第1回は5月29日(日)に新潟大学駅南キャンパスで実施しました。受講者は44名でした。

「発掘調査が語る新潟の米作り」と題して、(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団の鈴木俊成課長代理が講師を務めました。県内の遺跡発掘調査で見つかった水田や農具を紹介し、弥生時代~古代・中世にかけての米作りについて解説しました。
はじめに、中国大陸から日本列島に伝わった稲作の渡来経路と日本列島における稲作の開始、弥生時代~古墳時代の水田作り、奈良・平安時代の稲作に関する施策などについて説明しました。そして、水田が見つかった県内16遺跡の中から胎内市西部遺跡と三条市上道下西遺跡を詳しく紹介しました。

講座の様子

第2回埋蔵文化財講座

第2回は県内の史跡や博物館等を見学する講座で、6月17日(金)に村上市の国指定史跡 平林城跡、縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館、村上市郷土資料館、国重要文化財 若林家住宅を見学しました。村上市教育委員会の専門職員から詳しく解説をしていただきました。受講者は41名でした。

平林城跡は、阿賀北地方の有力な領主であった色部氏が室町時代に築いた城跡で、要害山にある山城とふもとの居館があります。城跡は壊されずにほぼ原形をとどめ、中世豪族の城の様子を伝える貴重な文化財であることから、昭和53年に国指定史跡に指定されました。
今回は居館を見学しました。居館は空堀(からぼり)と土塁でそれぞれ守られた3つの曲輪(くるわ)からできています。

平林城跡の空堀と土塁を見学

縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館は、県営奥三面ダム建設に伴い発掘調査が行われた奥三面遺跡群と総称される19か所の遺跡出土品と、国重要有形民俗文化財に指定された奥三面の民俗資料を展示しています。
奥三面遺跡群の中で最も古い樽口遺跡では、旧石器時代の石器が時期を追って良好な状態で出土したことから、平成15年に石器3,000点が県指定有形文化財に指定されました。また、縄文時代後期から晩期の集落遺跡である元屋敷遺跡の出土品も、当時の生活や精神文化を伝える貴重なものとして、平成18年に2,283点が県指定有形文化財に指定されました。

縄文の里・朝日で縄文土器を見学

村上市郷土資料館は、村上大祭で曳き回される「おしゃぎり」と呼ばれる山車と、江戸時代の村上藩主に関する歴史資料などを展示しています。隣接する若林家住宅は、江戸時代の中級武家屋敷の特色を伝える貴重な建造物であることから、昭和52年に国重要文化財に指定されました。

若林家住宅を見学