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平成29年度 新潟県野生生物保護実績発表大会を開催しました

2017年08月12日

平成29年度新潟県野生生物保護実績発表大会を開催しました。

  主催:新潟県
  後援:新潟県教育委員会
     新潟県野鳥愛護会
     日本野鳥の会新潟県
  日時:平成29年8月10日(木)
      午後1時30分~4時
  場所:新潟県自治会館 本館201会議室

金賞受賞:第二上田小学校

 今年の大会では、県内38の愛鳥モデル校のうち、実績報告の提出があった33校の中から選ばれた南魚沼市立第二上田小学校、十日町市立水沢中学校、上越市立明治小学校、上越市立春日小学校、佐渡市立行谷小学校の5校が実績発表を行いました。
 各学校で行われている探鳥会などの愛鳥活動や、地域の方々と共同で行っている自然保護活動などの発表がありました。
 どの学校も熱心に活動している様子がよく伝わる大変良い発表会でした。
 厳正な審査の結果、各賞が決まりました。 結果と審査コメントは下記のとおりです。
 金賞を受賞した南魚沼市立第二上田小学校は全国大会に推薦されます。

銀賞受賞:行谷小学校

○金賞:南魚沼市立第二上田小学校
 他の学校と交流をし、自分たちの学校と他の学校のデータを比較して、自分たちの地域の特徴を見つけている点が素晴らしい。野鳥だけでなく、水生生物など他の生物についても広く調べ、多様な生き物が野鳥の生活を支えているという生物多様性の視点を持っているところが良い。

○銀賞:佐渡市立行谷小学校
 トキのことを色々調べ、それを観光客など他の人々に広く知らせる活動をしているところが素晴らしい。放鳥されたトキが増えてきているが、他の鳥はどうなのだろう、という調べも行っているのが良い。 

 

銅賞受賞:水沢中学校

○銅賞:十日町市立水沢中学校
 約30年間蓄積した探鳥会の貴重なデータがあり、平成16年頃から変化しているという点を見つけている点が良い。また、近くに学校林があり全学年で整備を分担して維持している、という伝統があるのが素晴らしい。

○銅賞:上越市立明治小学校
 外来種の問題を取りあげ、注目しているところが良い。また、ホタルの飼育に取り組み、さらに周囲の環境調査を実施している。

○銅賞:上越市立春日小学校
 4年生を中心に探鳥会に向けて野鳥の勉強を充分に行い活用している。また、地域の人と共に春日山の整備に長年取り組んでいる。

銅賞:明治小学校

《全体の講評》
 各学校とも長年の蓄積されたデータをまとめ、発表できるようになってきた。大事なのはその中から課題を見つけることである。また、野鳥ばかりでなく、広く生物多様性という観点から調査が行われるようになってきた。更に、環境が変化したのは何故かという考察を深めていってほしい。

春日小学校


 今年度も審査時間を利用して、研修会を行いました。
 「地域とともに歩む中野俣の環境保護活動」と題し、前年度金賞校の長岡市立中野俣小学校の上條正太郎教諭に講演をしていただいきました。
 主な内容は以下のとおりです。

 1.中野俣小学校の紹介
   全校児童が9名。愛鳥活動の他に「神楽」などにも取り組んでいる。
 2.愛鳥活動
  ・探鳥会は地域の方々と一緒に行っており、54年間続いている。
  ・探鳥会の記録から、環境が変化してきていることに気づく。
   (休耕田が増えていることから最近はオオヨシキリを見ることが多くなった。)

研修会の様子

3.学校裏の天然ビオトープ「カワセミの池」保全・保護活動
 ・児童が「カワセミが来てくれるにはどうしたらいいか」と考えた。そこで、地域の方と高校生に協力してもらい、池をきれいにした。結果として、清掃後はほぼ毎日カワセミの姿が見ることができた。
 ・「カワセミの池」で水生生物調査を毎年行っている。ヌカエビ、モツゴのほかに、準絶滅危惧種(新潟県)のコオイムシ等も生息している。調べてみると、モツゴが増えるとカワセミの飛来数も比例して増えることがわかった。
4.中野俣の活動を支えているもの
 ・子供たち 脈々と受け継がれてきた教育活動。先輩から後輩への教え伝え(鳥の鳴き声や見分け方)
 ・地域の方がの御支援 探鳥会、池清掃、水生生物調査の協力
 ・指導員の方の御協力 鳥や水生生物など、専門分野のついての御指導
 
 今年度で閉校することが決まっていて、来年度以降は同じような活動を続けることは難しいとのことでしたが、地域の方々や専門分野における指導員と協調した取組はとても素晴らしく、大変参考になるお話を聞かせていただきました。