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新潟県ホーム の中の自然・環境の中の落ちているヒナを見つけたら
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落ちているヒナを見つけたら

2009年08月13日

ヒナが地面に落ちていましたが・・・

愛鳥センターに持ち込まれる野生鳥獣の中で多いものの一つが、巣立ちしたばかりの野鳥のヒナです。

ツバメの巣立ちヒナ。このくらいの大きさだと少しは飛べます。

野鳥のヒナは巣から出たあと、しばらくは巣の近くで親鳥からエサをもらって飛ぶ練習をします。
しかし、まだ十分に飛べないので、地面に落ちるものもいます。
このような場合、ヒナが一羽でいるように見えても、近くには親鳥がいて見守っています。
(親鳥がいないとすればエサを探しに行っているところかもしれません。しばらくすると戻ってくるはずです。)
親鳥がエサを運んだり世話をしているうちに、ヒナは少しずつ飛べるようになってきます。

ツバメの巣立ちヒナ。このくらいの大きさだと少しは飛べます。

ヒナを見つけたときは?

「ヒナを見つけても拾わずに、そ~っとしておいてください。」

親鳥はヒナの近くに人間がいると、警戒して近寄ってきません。

巣立ちしたばかりのヒナはあまり動かないので、迷子になっている、あるいは保護が必要と誤解され、拾ってきてしまうことが多いようです(人間なら「赤ちゃん誘拐事件!」ですね)。

親鳥はヒナがいなくなっても、しばらくはヒナを探します。しかし、長い時間(だいたい一日以上)が経つと、ヒナを返しても世話をしなくなってしまいます。

巣立ちヒナを間違って保護して人間が育てることは、とても難しいものです。まず、一人でエサを食べられるようになるまで、小型種(スズメ、ツバメなど)は1時間に1回以上、中型種(ムクドリ、ヒヨドリなど)は2時間に1回以上、大型種(ハト、カラスなど)は3~5時間に1回以上、朝から晩までエサを与えなければなりません。

フクロウの巣立ちヒナ。丈夫な足とくちばしで木に登ることができます。

フクロウの巣立ちヒナ。丈夫な足とくちばしで木に登ることができます。

そして無事に成長したとしても、自力でエサを探し、外敵から身を守り、仲間たちと一緒に飛びまわることのできる「野生の鳥」に戻すことは非常に困難です。

また、野生鳥獣を許可なく捕獲したり飼育したりすることは、法律で禁止されています。

救助が必要なときは・・・

もしヒナが困っていて、親鳥の能力ではヒナを救助できない場合だけ、人間が救助してあげましょう。

・ネコなどが心配なとき
     →ヒナを高いところや木の枝先などに置き、ネコは徹底的に追い払ってください。
・溝に落ちてそこから飛び出せない、自動車にひかれそうなどの場合
     →木の上や近くの茂みの中などの安全な場所にヒナを移してください。
・まだ羽がほとんど生えていない巣立ち前のヒナが落ちていた場合
     →近くに巣があるときは、戻してあげましょう。

ご不明の点は、愛鳥センターまでお問い合わせください。